二回生の内容が面白くて実践的で忙しくて楽しい

こんにちは、イギリスで大学生してるわたぽんです。

ついにイギリス生活も3年目となり、ファウンデーションコースを経て、今年は2回生。僕の周りのイギリスの大学生達は、「二回生が一番ハード」と言う人が多いです。

うん、ハードです。

週一で更新してたはずのブログを二か月近く放置してしまうほどハードです。ただでさえハードなのに、Formula Studentのおかげでスーパーエクストラハード。

でもでも、結構楽しんでます。簡単に言ったら好きなことができてるからなんですが、ある意味、充実してると言えます。てことで今日は、サウサンプトン大学のAeronautics and Astronauticsというコースの2回生でやってる事達の紹介。それとついでにFormula Studentのこともちょっと。

 

モジュールたち

モジュールとは科目のこと。文系コースでは選択があるらしいですが、僕ら工学系は、全科目必修。一つでも落としたらアウト。セメスター1では…って書き出そうとしたけど、ちょっとややこしいので、最初から各モジュール別に書いてきます。

Aerodynamics

このコースの中心的存在。アイドル、空気力学(ちゃん)。そして一番難しい。異性の気持ちを理解する方が簡単…とは言えないけど、難易度かなり高め。

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(写真は実験で使う風洞。7’×5’かつ地味にmoving belt搭載という設備の良さ。)

名前は「空気力学」なものの、その中身は空気力学20%、数学80%。常に複雑な公式とその導き方をやってる気がします。

 

もし数学を少しでも苦手だと感じるなら、ここに来たのは間違いかもね。キャリアプラン、考え直した方がいいよ

 

と初回の授業で迫るのは教授。
コース開始から一か月ちょい。ひしひしとその言葉の意味を感じています。

でも、この教授の授業が面白くて、なんというか、核心部分を大切に扱っている感じ。というか鬼畜。例えば教授が生徒達に質問投げかけると、とある生徒が答える。それに対し”Why?”を5回ぐらい続け、その生徒が言葉に詰まってから、ワッハッハッと笑って”That’s wrong.”と言い放つ。まるで僕たちを見下すかのように。

これが実は、特に空気力学では大切なこと。普段あまり目に見えないものを学問の対象にしているから、検討違いなことを理解してる生徒が多いんです。僕含め。例えば飛行機が飛ぶ原理なんて、半分以上が嘘のこと書いてるらしい。そういう勘違いを訂正するために、ナゼ?を繰り返すことは大切なのです。

去年は一週間で6000字、60ページの風洞実験レポートとかあったらしいですが、今年は緩和されたのでその点マシです。

 

Astronautics

Aerodynamics長く書きすぎた。次のAstronauticsは宇宙工学。

教授がペラペラのイギリス人で(イギリス人だからペラペラなのは当たり前なのだけど、それにしてもペラペラ)、進むのやたら速い。でも、その代わり説明うまい。英語を完璧に聞き取れてたら。

僕にとっては、ついていくだけで大変です。。

授業後にはいつも、「テーマパークのアトラクションを満喫した後の気分」になってます。お腹いっぱい。ぽんぽん。

おかげで夜、星空を見る時間が増えました。庭に出て、星空綺麗だなーと見て、さむっっと呟きながら紅茶を手に部屋へAstronauticsの勉強に戻るのが試験期間のプラン。その時晴れてるのでしょうか、イギリス。怪しい…。

 

Mathematics for Engineering and the Environment

まあ、数学。

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個人的に授業は分かりやすくていいのですが、人によって好き嫌い別れてるよう。

ラプラスとか、フーリエとかカチャカチャやってる。以上。

 

System Design and Computing

ただのプログラミングと電子基板の科目…と思いきゃ大違いだったのがこれ。

Arduinoという電子キットでの”遊び方”を少し習った後、4週目にいきなり、「グループでマシン作れ」とお達しが。二週間の期間と共に。これが結構面白くて、自分達でデザインして、Design Workshopで工作機械なんか使ったりして作成し、電気系はちゃんとはんだ付けして安全な処理をし、配線考えて、習った覚えのないC言語でプログラムするという。

もちろんF1のようにルールがあって、二週間後にはコンペティションがあり、それが直接成績に繋がるという仕組み。

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「いや、なんで二週間だけやねん。」

生徒達は言います。
グループとはいえ、やる事てんこ盛り。しかもC言語とかなんでできる前提なんや。直前3日間とかは、与えられた活動スペースが夜10時を過ぎても生徒で埋まってました。さも当たり前かのように。

そうやってグチグチ皆言いつつも、自分達でマシン作って走らせるのはとても楽しかったです。僕らのはグランドファイナルまであと少しだったから残念。

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…で、これで終わりじゃありません。セメスター2になると、今度はこれの数倍面白く、過酷なものが待っています。

簡単に説明すると、4~5個ぐらいのテーマから一つ選び、その開発をグループでするというもの。僕らのグループはUAV(無人飛行機)を選び、ただ今抽選待ち。先ほど出てきたArduinoを使って、飛行機の翼を自動操縦させ、どれだけ長く飛べるかを競うんです。くっそ楽しみ。

ちなみにチームメンバー5人中、4人がFormula Student関係者。Head of Aerodynamicsの二人と、Head of Electronicsの人、それとRear Wingリーダー。はい、この課題で学ぶ隔離操縦システムを、僕たちのレースカーで活用する気満々です。超楽しみ。

あと、同じモジュール内に同時進行で、「デザインとは何か?」「どうやってデザインするのか?」を学ぶ講義もあります。講師が入れ替わりなんですが、その内一人が元F1エンジニアです。やっほい!

 

Engineering Management and Law

なんでやねんを45回言っても足りません。まねーじめんと。ろー。

先ほどのUAVの課題は、ただデザインして飛行機飛ばせばいいだけじゃなくて、マネージメントの側面もレポートとしてまとめなきゃいけません。

ふむむ

なんでやねん。

と言いつつも嫌いじゃありませんし、むしろ好き。仲良くやっていきたいです。

 

Propulsion, Mechanics of Flight, Materials

この3つは、セメスター2でやること。ロケットや飛行機なんかの推進力について、飛行機について、それと材料工学ですね。うん、きつそう。

以上が今年のモジュールたちです。

 

放課後:Formula Student

小学校を思い出しますね。放課後、なんて。学業より部活に入り込んでいく丸坊主のあなたのクラスメイトのように、僕の生活サイクルの中心は、Formula Studentです。日本で言ったらサークルの一つです。

が、まあサークルの域は余裕で超えてますね。

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実際に走ってるのは夏ごろで、秋冬の今は、主にデザインワーク。

大学の講義やコースワークで既に頭パンクしそうなんですが、そこにレースカーの開発を継ぎ足す、というか組み込むので、毎週金曜にはポカーンとしています。ポカーンとしつつも、授業の合間に大学内のスタバのブラックコーヒーと紅茶で眠気覚ましながら、カリカリやってたりします。そうしたら土日をフルで、Formula Studentに使えるので。

「わたぽんが悩んでたら、それはいつもF1かFormula Studentについてやな。」

と友達にも言われます。わたぽんとは呼ばれませんが。そういや昔、グーグル翻訳で頑張って僕のブログ読んだイギリス人の友達が、”Watapon”ってなんや??って聞いてきて腹抱えて笑いました。poのとこ強調です。ワタポーン。なんかはじけてますね。ポップコーンみたい。

 

ワタポーンのまとめ的なにか

最近ブログほったらかしでしたが、こんな感じのことしてました。毎週生存に必死です。今まで昼飯食べそびれるとかしたことなかったんですけど、今年は多いです。でもこれぐらいの方が、やっぱり楽しい。実践的なのも、興味をより促します。
今書いてる時点で、クリスマス休暇まで半分を消化。残り半分。各モジュールと共に、Formula Studentの開発も佳境に入っていきます…。

 

p.s. そういえば、Twitterでも言ってたのですが、クリスマス休暇中にお暇な方、お声かけくださいませ。イギリス国内、又はサウサンプトン空港からひとっとびで行けるところなら、少し遊びに行く気がします。もしくはサウサンプトンへどうぞ。えっと、何を案内できるか説明は控えますが…。とりあえず、一人旅はあまり向いてないと気づいたのです。寂しいやん、うん。笑

 

以上、わたぽんでした。ほなね!



わたぽんの簡単な自己紹介

わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら

ブログ「わたぽんWorld」について

僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!

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Comment

    • YS
    • November 14th, 2016

    もし気が向いたらイングランド北東部に来てみてください、ニューカッスルとかダラム(正直ダラム行ったこと無いですけど)あたりに興味あればぜひ!

    • 北ですか!寒そう…だけどいつかは行きたかったところなので考えます。笑

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プロフィール

わたぽん(@wataponf1_uk)

高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでの1年インターンも獲得。現在は卒業し、日本でF1から離れ生活中。 詳しいプロフィールはこちら


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