イギリス・サウサンプトンはどんなとこ? 4年留学してたので紹介してみます

こんにちは、わたぽんです。

サウサンプトンに4年も住みつつも、この街について紹介するのをてっきり忘れてました。

まあまあな期間住んで時に客を招待していると、知識だけはついてきます。せっかくなので、サウサンプトンについて紹介してみましょう。

住むには悪くないとこですよ! 住むには。

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サウサンプトンってどこ?

サウサンプトンはイギリス(略称)のブリテン島南海岸にある港街です。人口は約25万人(2011年)、三重県津市よりちょっと少ないくらい。つまり中途半端な規模。

港街とはいえど、魚はあまり上がってきません。ビーチも何もありません。フィッシュアンドチップスには期待しちゃだめ。

その代わり、穏やかな入り組んだ深い海は、巨大船向けの港には最適です。車等を出荷・入荷する船でごっちゃごちゃしています。海岸沿い近くには出荷する車の駐車場が目一杯広がってます。

豪華客船も来ます。
これはサウサンプトン港が、映画にもなったあのタイタニック号が沈没する前に出航した港として知られている名残なのもあるようです。世界一周クルーズ船等が、この街に漂着してます。大学生として生活する分には、なんの恩恵も受けてません。

ロンドンからは電車で約1時間。
バスで1時間半~2時間。

とは言え、バス(National Express)はよく遅れるし、金曜夕方なんて最悪。電車がおすすめです。遅れがマシ。

 

そんな街ですが、一応観光資源も幾つかあります。

 

サウサンプトンの見所スポット

SeaCity Museum

Sea City Museumは、港街としての威厳を保つために建てられた…のかは知らないけど、サウサンプトンの海や船舶に関する歴史展示があります。タイタニック関連もここ。有料。なので行ったことありません。

Southampton City Art Gallery

地方都市の美術館にわざわざ足を運ぶ価値があるのかと思われる方もいるかもしれません。が、サウサンプトンの美術館は、結構良い(らしい)です。エドワード・バーン=ジョーンズという人の絵のコレクションが充実していて、なんと日本でも出張展示されるほど。らしいというのは、僕は絵の評価がイマイチ分からないので、絵に詳しい人に聞いた話をそのまま伝えているだけだからです。

僕が言えることは、美術館の雰囲気が落ち着いてて人も少なくて、いてて気持ちの良い場所だということぐらい。結構好きです。イギリスの美術館らしく、無料。

チューダーハウス

イギリスの特徴的な建物の造りとして、チューダー様式というのがあります。チューダーハウスでは、そんなチューダー様式の家をそのまま使った展示を行ってます。1492年築。中では中世の暮らしを垣間見ることができます。有料。例に漏れず、僕は行ったことありません。が、友達が行って楽しんでたようので、興味ある方は行って損はないと思います。

城壁跡

サウサンプトンには旧市街があり、そこには城壁跡がちらばってます。旧市街と言っても、ほぼそのままそこがサウサンプトン市街です。

中世の頃から海辺の要所として築かれた城塞ですが、その後第二次世界大戦でドイツ軍に空襲を受ける等もあり、今ではその一部だけが残っています。

街の中心部には当時城壁と繋がっていた、立派な門(Bargate)もあります。1290年に造られたそうで。僕はくぐった時に貧しいおじいちゃんに1ペンスをせがまれました。

城壁巡りは結構楽しいですよ。旧市街丸ごと、タイムスリップするような感覚になれます。タイタニックバー等もあり、雰囲気抜群。

ちなみに城壁は登れるところもあるので、是非利用してみてください。鬼ごっことかすると楽しいと思います。

 

英国作家の足跡

無知で申しわけないことを先に詫びるのですが、ジェーン・オースティンという英国文学を代表する作家のゆかりの地なのだそうです。僕は5年間イギリスにいつつも、イギリス人作家の書いた小説と言えば「1984年」しか読みませんでした。すいません。村上春樹の著作が好きです。

飛行機・軍事関連

もし軍事関連に興味があれば、サウサンプトンはイギリス軍にとって重要な都市でもありました。南海岸に面しているというのもありますが、当時の飛行機の製造拠点だったというのもあります。特に有名なのが、スピットファイア。日本で言うゼロ戦みたいな立ち位置の飛行機で、ドイツ軍相手に活躍した機種です。おかげ様で、イギリスで航空工学を学んでいると、スピットファイアの話題はよく出てきました。

で、その名残として、サウサンプトンには飛行機博物館があります。ちょっと街外れなところにあるので行き辛いですが、飛行機好きなら悲鳴を上げるほど、特に戦前の名機が所狭しと並んでいます。

フットボール

ここまで書いてて完全に忘れてた。

そう、サウサンプトンで一番有名なのはタイタニックじゃない。フットボールクラブ、サウサンプトンFCです。日本代表DFとしても活躍する吉田麻也選手も、ここサウサンプトンFCに長く在籍しています。僕より長い。友達はバス乗ってたら外歩いてるの見たって言ってました。そんな偶然に頼らなくても、本拠地であるSt. Mary’s Stadiumに観戦に行って出待ちすれば、サインももらえるし写真も一緒に撮れます。

あろうことか、僕はフットボールも観に行ってないのですが…。(サウサンプトンで何してたんだと、この辺で詰め寄られる。)

F1、特に空力好きにとっては聖地とも言えるサウサンプトン

僕がサウサンプトン(大学)に来たのは、F1のためであり、空気力学(空力)を専攻するからでした。

サウサンプトン大学は、伝説的F1エンジニアのエイドリアン・ニューウェイ氏の卒業校。大学の風洞では、1980年代~2000年代初期を中心に、F1マシンのテストが行われてきました。(細かく言うと、今もやってるんですけど…)

観光するものじゃないですが、好きな人にとっての聖地巡礼の一つとして…。

 

その他情報

イギリス南部最大級のショッピングセンター

サウサンプトンにあるショッピングセンター”West Quey”は、イギリス南部で最大級の規模を誇ってます。有名店の他、フードコート、映画館、ボーリング場等もあって便利。ある意味、日本の街の感覚に近い場所なのかも。

2017-18年には増設もされ、レストラン街なんかはデート向けにも雰囲気の良い場所に仕上がってます。

街の中心部にIKEAがある

巨大なIKEAもあります。

なぜそんな巨大な物をボンボン街の中心部に建てられるかと言うと、これも第二次世界大戦時にドイツ軍に空襲を受けたからです。軍需産業を狙われ大戦後は街中心部は焼かれてしまっていたのですが、そこから再開発が進んでるのが現状です。

おすすめレストラン・飲み屋

・Dancing Man Brewery

他の場所から友達が来たら、ほぼ必ずここに連れていきます。イギリスで賞にも輝いたビールの醸造所で、おいしい独自のビールが飲めます。レストランメニューも工夫のあるおいしい料理が多く、おすすめ。昔のウール工場を使った建物も味があります。夏の晴れた日なんかは混むので注意。人が建物の前、そして横の緑地帯にまでビールを持って集まっています。

・Unikebab

大学近くなら、ここが大好き。僕がサウサンプトンでケバブを食べるとツイートした時、99%はUnikebabのケバブでした。

渡英当初に来た時は、寂れた大衆食堂的雰囲気を醸し出していたのですが、最近は改装してモダンなレストランに生まれ変わり、かつイギリスのケバブグランプリでも受賞してしまうほどになりました。味は変わらず。でも盛り付けが綺麗になり、心なしか量が減った気がする。インフレと受賞の影響もあってか、値上げが著しい。でもおいしいから来てしまう。店主は僕が行くと、いつも「ありがと」と挨拶してくれます。

おすすめメニューはLamb Doner MealとLamb kofte Meal。ごはん付きで。肉にはガーリックソースを。ちなみに写真に写ってるのはkofteとTurkish pide。Turkish pideはトルコのピザみたいなもんです。めっちゃでかい。

 

サウサンプトン大学周辺について

ところで、サウサンプトン大学のメインキャンパスであるHighfield Campusからは、市街地までバスで30分ほど離れています。僕が街の恩恵をほとんど受けてない原因の一つに、大学近くに住んで引きこもっていたからというのもあります。街の中を電車が走ってるわけでもないので、バス嫌いな僕は出る気しなかった。

大学の隣にはSouthampton Commonという公園、いやほぼ林があり、反対側等はただの住宅地。街を楽しみたい人は、大学から離れたところに住むのが良いかもですね。

 

サウサンプトンからの他都市・観光地へのアクセス

まず鉄道から見てみましょう。

サウサンプトンには大きく2つの駅があります。Southampton Central駅はイギリス南部のターミナル駅ともあって、イギリス各地に電車を送ってます。ロンドンだけじゃなく、ブライトン、ボーンマス、デボン州のどこか、オックスフォード、バーミンガム、マンチェスター、ニューカッスル辺りまでなら電車一本で行けます。地味に便利。

そしてもう一つの駅がSouthampton Airport駅。そう、空港があるんです!

空港駅からもロンドンやオックスフォード等へ行けるし、便利だし、大学のHighfield Campusとかからなら徒歩35分、バスで10分で行けます。

だから週末アイルランドやフランスにちょっと旅行行くかーってのもできるし、なんならKLM/Air France便でアムステルダム/パリ経由の日本行きもある。これがストレスフリーで良いんです。ロンドンの空港行かなくて良いってのが最高。

 

治安はマシ

サウサンプトンを含むイギリス南部は、イギリスでも治安がマシです。

マシと言っても、過去には大学生を狙った凶悪犯罪が起こったこともありますし、St Mary’s周辺や大学Highfield Campus北側のFlower Estate地区等は近づかない方が身のためと言われています。夜はもちろん女性の一人歩きは避けたいし、昼間でも人種差別的行為はある。そうそう、深夜にSouthampton Commonで二件レイプ事件が起きたって、話してたことがありました。一件は女性が男性に襲われ、もう一件は男性が男性に襲われたとか…。

欧州スタンダードでの最低限の注意はしましょうね。😊

 

わたぽんのまとめ的なにか

時々けなしてるところもありますが、サウサンプトンは総合的に見て悪くない街だと思います。

よく「サウサンプトンは住むには良いし、勉強に集中できる環境だね」とも言われます。

つまり、学生にとっては街の刺激が足りないかもよってことです。

まあ最悪ロンドンに逃避できる距離なので、住む場合はそう気負わずお過ごしください。細かくて書いてないけど、車があれば付近にはNational Parkもあり、コッツウォルズも射程範囲内なので、是非。あと、近くにあるワイト島も良いって言います。サウサンプトンから船が出てます。

ごはんに困ればパリまで飛行機で1時間だし、ビーチに行きたけりゃボーンマスまで電車で40分。良いんじゃない?笑

サウサンプトン内であれば、他にOcean Villageという場所があり、ハーバーもあります。フットボール選手が住む場所です。余裕があれば、Ocean Village周辺に住むことも十分可能。

日本からの観光で訪れるってことは中々ないと思いますし、特におすすめもしませんが、留学等で来る際は「割と恵まれてるんやな、この街」と思いつつ、ここでの生活を満喫していただければと思います。

サウサンプトンへの4年間のお礼も込めて執筆しました。

 

以上、わたぽんでした。ほなね!

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わたぽんの簡単な自己紹介

わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら

ブログ「わたぽんWorld」について

僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!

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Comment

    • なべぞう
    • August 9th, 2019

    こんにちは、初めてコメントさせていただきます。
    先日サウサンプトン大学の修士課程に入学しました(わたぽんさんの後輩になりますね)。

    現在のクラスは自分以外全員中国からの学生で、彼らのほぼ中国語での会話に悩まされています…

    ここに行けばローカルの人と話せるかも、というお店や大学の施設などありましたら教えてください!

    • なべぞうさん、
      返信遅くなり申し訳ございません。
      基本的に大学のコースは9月からスタートなので、9月後半になると色々な学生がやってきて、大学内外のアクティビティも盛んになると思います。
      あとはLanguage Exchangeというのがあるので、見てみると良いかもしれないです。
      https://www.facebook.com/groups/language.exchange.southampton/
      他には教会に行ってたという人もいました。

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プロフィール

わたぽん(@wataponf1_uk)

高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでの1年インターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。 詳しいプロフィールはこちら


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