【テレビ】「ぶっこみジャパニーズ」で放送されたイギリスのニセラーメン、店側は嘘だと主張?てか何がニセの定義なの?

こんにちは、イギリスで大学生してるわたぽんです。

イギリスで”ニセ”ラーメンを提供してる店があるとかないとか…。
冬休みで日本に一時帰国中、「ぶっこみジャパニーズ」という番組を観ました。その番組のテーマは、”世界中のニセ日本を年末大掃除”だそうで、その中で「イギリスにある”ニセ”ラーメンを正す」というコーナーがありました。有名な日本のラーメン店店主がイギリスのとあるラーメン屋に潜入取材した後、その方が本物の味を教えるという”ドッキリ成敗”を仕掛けるテレビ側。取り上げられていた店は”Maki & Ramen Sushi Bar”です。

しかし、この番組を見た後、気になってこの店のことを調べてみました。すると、テレビで放送されていた”ニセ”ラーメンや店の実態は、かなり嘘くさいということが分かりました。そこで、イギリスのラーメン事情を簡単に紹介したゆえ、Facebookで店側が主張していることや、英語での店のレビューをまとめてみました。

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2000円のラーメンは普通?イギリスでのラーメン事情

イギリスでのラーメン事情は、日本のそれとはかなり違います。まずはイギリスでのラーメン事情を理解することが必要でしょう。

ラーメンブームはあながち間違いではない

雑誌やテレビ等で、最近イギリスではラーメンブームだと言われるようになりました。これはあながち、嘘でもない表現です。

イギリスでは寿司や天ぷらと並び、ラーメンは日本食の中心的存在として認識されています。特にロンドンでは、2015年現在、新しいラーメン店が次々と作られています。(落ち着いてはきてるけど。)

本当に古くからイギリスに住んでいるイギリス人達がハマっているかどうかは分かりませんが、イギリスに住むアジア系の人は特に喜んで食べに行ってます。大学にいるシンガポール人留学生の友達は、主要なロンドンのラーメン屋すべてに行ってました…。

2000円のラーメンは高い?安い?

テレビ番組でも触れられていましたが、イギリスのラーメンは高いです。ロンドンのラーメン店でラーメンを食べようとすると、10ポンドほどは最低でも用意しておかなければいけません。日本円では約2000円。650円でおいしいラーメンが食べれる日本の感覚では高く感じますが、イギリスでの10ポンドは、日本人にとっての1000円ちょいという感覚です。ポンドが強いので、余計に高く見えるだけです。

僕はshoryuというロンドンのラーメン屋へ行きましたが、ラーメンが11ポンドでした。

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それでも十分高いですが、これがイギリスでの相場です。だから、12ポンド(約2000円ちょい)のラーメンはイギリスでは普通です。

ラーメン屋は綺麗で、洗練された場所

イギリスでラーメン屋というと、かなり綺麗で洗練された雰囲気が漂っています。日本に多い、屋台からやってきた熱血ラーメン屋でちょっと汗臭くいとこあるけど気にすんなよ!的ラーメン屋とは全く違います。日本でなら新規オープンの洗練された空間で売りのカフェと言えそうな内装が、ロンドンのラーメン屋には漂っています。

だから、イギリスでは「ラーメン屋=洗練された空間」というのが自然にあります。日本人にとっては不自然ですが、イギリスではそういうものです。どっちが正解と言えるものでもないでしょう。事実、カフェのような空間で食べるラーメンも、ある意味気持ちの良いものです。

ラーメンはあくまでメインの一角

いくらイギリスでラーメンを食べれる場所が増えてきたとは言え、ラーメン専門店と言える場所はまだまだです。先ほど取り上げたshoryuも、ラーメン屋とは言えますが、サイドメニューや丼ものがかなり充実していて、まるでラーメン屋じゃないみたいです。イギリスでは、イギリスのスタイル、味覚に合わせ、様々なサイドメニューが用意されています。稲荷寿司もあります。

日本とは違う部分も多々ありますが、これがイギリスで出来上がったラーメンのイメージです。誤解を恐れなければ、イギリスでラーメン屋はアレンジ・洗練されたとも言えます。

 

テレビで放送された問題のイギリス”ニセ”ラーメンは嘘…?

さて、本題へ移りましょう。今回僕がテレビで取り上げられていたのは、イギリス、エディンバラにある日本食レストラン・バー”Maki & Ramen Sushi Bar”のラーメン。ここのラーメンが、”ニセモノ”だと言う。

放送された”ニセ”ラーメン

番組で取り上げられていたのは、浅い煮込みのスープに、水分を潤沢に含んだ(含みすぎた)麺、そしてスコットランドの朝食をイメージした、というかブリティッシュ・ブレックファストをそのままラーメンの上に乗せて、ヨーグルトで味を整えたというラーメン。ラーメンの他にも、稲荷寿司を20分揚げたものや、宅配に40分かかりのびきってしまったラーメン等、日本では考えられないようなものが次々と出てきました。

たしかにこれが問題そうです。潜入取材の形をとっていた日本の有名ラーメン店「麺家みさえ」の店主、上田みさえさんも、がっかりした様子でした。番組で彼女は店に入ったときはラーメン屋店主であることを隠し、後に彼女のラーメンを食べて感動してもらった後で正体を明かしていました。番組ではこれを、”ドッキリ成敗”と呼んでいました。

放送後、”ニセ”ラーメンは嘘もあったと主張する店側

この番組後、僕は気になって”Maki & Ramen Sushi Bar”について調べてみました。すると、テレビで放送されていたようなものが、全く出てきませんでした。それどころか、店側の番組に対する意見(反論ともとれる)や、放送ではなかったネットでの評価の実態を見つけました。それをまとめてみます。

“ニセ”ラーメンはヤラセ!?店側の主張

“Maki & Ramen Sushi Bar”のFacebookページでは、番組放送後にこのような投稿がありました。

Hi everyone
Thanks for your likes, retweeting, and commences. Sorry for those who find it disappointed or upset. We are here to answer all the questions. Firstly you need to understand it is a Entertainment TV program, it should be funny, entertaining and surprising. We have agreed to do so, so in return we learn the “Burnt Soyu Ramen” . It’s already in our special menu and we sold hundreds of them. Are they good? You have to come and try…
Secondly, we DON’T sell instant noodle, it’s just for the program. We actually make our own Ramen. Yes “home-made”
Thirdly, we DON’T sell breakfast ramen with whisky. The program require some Scottish culture.
Finally. In UK, London, Scotland or Edinburgh. The market price of REAL Ramen is about £11 – £13 and we sell it in £8.30 just because we located in a students area.
Our products: Ramen, broth and the roast pork are made by our team.
Please try our ramen before you make any judgment.

Many thanks
Maki&Ramen Team.

誤解のないように重要な部分だけ訳しまとめると、

「エンタメ番組は面白く、エンタメ性を含み、驚きのあるものであるべきです。私たちはそれ(テレビ局側の希望であるエンタメ性)に従うかわりに、”Burnt Soyu Ramen”(上田みさえさんが教えたという日本固有のラーメン)の作り方を教わりました。」

「また、私たちはインスタント麺は提供していません。あれは番組のためにやっただけです。」

「私たちはブレックファスト・ラーメンをウィスキーと共に提供するなどということはしていません。番組側がいくらかのスコットランド要素を必要としたので、それに従っていました。」

インスタント麺とは、番組内で店の料理長がラーメンを作るときに、麺に市販の韓国のインスタントヌードルから粉末スープを抜いたやつを使っていたことを指しています。が、実際の業務での使用を否定しています。

他にも一般者からこんな質問が。

What about the delivery? You clearly had the equipment and packaging for delivered ramen.. did you refund that customer?

(宅配の件はどうだ?設備や容器等は、きちんとした店の物だったけど…。客に対しては返金した?)

番組では、宅配中に道に迷ったりして40分もかかり、冷めて伸びた最悪な状態のラーメンが届けられたお客さんが、明らかにおいしくないという顔で「悪くないわ、スープは冷めてるけど…。」と言うシーンがありました。それに対する店の回答はまさかでした。

The customer was our staffs and we don’t do delivery

(あの客は私たちの店のスタッフです。また、宅配は店では取り扱っていません。)

なんと、テレビで放映されたラーメンの宅配のシーンも、完全に番組のためにやっていたいう旨の回答でした。

店の評判は本当に悪い?

店の評判が気になった僕は、ついでにネット上の店の評判も見てみました。番組では、ネットでの評判は星一つなどが多く、かなりひどいように扱われていましたが…

TripAdvisor(トリップアドバイザー)での口コミ評価は、5つ星であるExcellentが一番多く、全体的な評価もそれほど悪くありません。

tripadvisor

また、Yelp!でも16の投稿で、平均4つ星と悪くない評価です。

yelp

全体的に見て、そんなに悪い評価というわけではないようです。まあ、あくまで口コミですが。

ちなみにGoogle画像検索で、番組で取り上げられていた”Breakfast Ramen”を探してみましたが、Google UKでは見つけられませんでした。これだけ迫力あるもの、絶対画像であがってると思ったけど…。

正直、店側か番組側、どちらが真実でないことを流しているのか、確証をもって言うことは僕にはできません。番組側のヤラセだ!という風に書いていますが、店側がプライドが看板を守るために、必死で対抗しているという可能性もあります。ネットではきわどい写真や口コミを番組に備え削除しておくこともできます。(もちろん番組での放送内容を事前にきちんと知っていた場合ですが。)

 

”ニセ”ラーメンの定義…?

番組の根本的な部分で、一つ気になる部分がありました。それは、「なにが”ニセ”ラーメンの定義か?それは悪いのか?」ということです。

番組内ではきっと、日本で一般的によく見られるラーメンを”本物の”ラーメンとし、対する邪道で、日本では考えられないような海外で見かけるラーメンを”ニセ”ラーメンと言っているのでしょう。
しかし、それはあくまで日本からの目線。イギリスでも日本のラーメンに忠実に作らなければいけないことはないし、もしかしたらイギリス人の口には、日本とは違う味が受けるかもしれません。それを一方的に”ニセ”というのは、少しおかしいんじゃないかなと思います。あなたにとっておいしいかどうかが、他国の人に喜ばれるかどうかと必ずしも一致するとは限りません。

第一、ラーメン自体が中国からやってきて、日本でアレンジされ今の形に至ったという経緯を考えれば、日本のラーメンだって”ニセ”ですからね。勝手に自分たちがすべて正しい、違うものは正しくない、すぐに正されるべきという見方をするのは、なるべく伏せるべきかと思います。僕にとっても日本で食べるラーメンがおいしくてリーズナブルなのは認めます。が、それが世界スタンダードとは限りません。

イギリス人の味感覚はたしかに謎な部分がありますが、「イギリスはおいしい」という本によると、”煮る、とにかく煮る”ということが一つの指標になるそう…。たしかに、僕のフラットメイトもよく色々な物を鍋でぐつぐつと似ていました。たいてい、味付けのしてない野菜です。

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楽しみは日本のラーメンがエディンバラでも楽しめるということ!?

ネガティブな内容になってきましたが、この番組のおかげでポジティブな影響もあります。それは、日本のきちんとしたラーメン屋の店主が教えたラーメンが、イギリス・エディンバラでも食べれるようになったということです!

例えラーメンが日本に比べ高いとはいえ、イギリスでフィッシュアンドチップスやピザに囲まれて過ごしていると、定期的にラーメン欠乏症になります。え、僕だけでしょうか。汗
ロンドン以外の街でも日本のラーメンが食べられるのは、素直に嬉しいことです。僕のいるサウサンプトンからエディンバラは8時間ほどかかります。なんとか日帰りで行けそうですね。

 

わたぽんのまとめ的なにか

店側は最終的に「番組側は嘘をつこうとしていたわけではない…」と前置きしつつ、

I thought it will be a promotion for me too. However, I end up receiving all that negatives comments.

(番組に出ることで良いプロモーションになると思っていましたが、ネガティブなコメントを多く受けることとなってしまいました。)

テレビ番組が時として、実際の様子と異なることを放送することはありえます。そして取材される側も、取材する側の意図をすべてくみ取ったり、どう放送するかの確証は得にくいものです。同時に、店側が巧みに情報操作をしうる可能性もなきにしもあらず、です。

大切なのは、テレビの情報をうのみにしないこと(海外で人気の~~!とか、日本のここがすごい、これが人気系コンテンツは怪しむ)、そして知らず知らずのうちに自分たちの中にある感覚だけで物事を見てしまわないようにすることですね。

なんとなく、イギリス関係なんで噛んでみました。

以上、わたぽんでした。ほなね!

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わたぽんの簡単な自己紹介

小学生の頃のあだ名を再利用してます。イギリス、サウサンプトン大学で空気力学を専攻中。F1でレースカーをデザインする事を夢見ています。第一印象はイケイケの大学生と言われがち。現実はだいたい机の前。詳しい事は、→プロフィールでどうぞ
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僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。イギリスの大学より執筆中。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。かれこれ短くない期間書いています。
僕の夢、イギリス留学、海外生活、その他適当がブログのテーマ。

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Comment

    • 白井ただし
    • December 30th, 2015

    はじめまして。わたぽんさんのブログをよく拝見させて頂いています。マンチェスター在住の白井ただしと申します。わたぽんさんのブログはたびたび拝見させて頂いておりますが、イギリスに住んでいることをあまり活かしておらず、日本のまとめサイトの域をでていないように感じます。わたぽんさんはブログを通して何を伝えたいのですか。留学のことを伝えたいというわけでもなさそうですし、イギリスの生活や住んでいる街のことを紹介するわけでもない。今回のラーメンの件もたとえば実際に行ってみてどうであったか、どう思ったかが、重要なのではないでしょうか。応援しているので自分の立場を活かしたブログを書いて頂けたら嬉しいです。

      • watapon
      • December 30th, 2015

      はじめまして白井さん、コメントありがとうございます。ご指摘の通り、僕は留学や生活についてどのように書くか露頭に迷っている節があります。僕が伝えたいことはなんなんでしょうね…。あやふやです。書いてる僕があやふやだから、読者さん達も困ってしまいますよね。応援、ご意見、ありがとうございます…!

  1. わたぽんさん、こんにちは。ぽろちです。

    エディンバラのラーメン屋さんが日本で紹介されたと伺い嬉しかったのですが、マイナス点ばかりが報道されてしまったようで残念でした。ですが、わたぽんさんが今回の件を記事にして下さったので、少しでも皆さんの誤解が解ければいいなと思っております。イギリスを日本に伝える者として、お互い頑張りましょう!失礼しました。

      • watapon
      • December 31st, 2015

      ぽろちさん、コメントありがとうございます。
      そう言っていただけると、とても嬉しいです。お互い頑張りましょう!エディンバラということで、ぽろちさんもMaki and Ramen Sushi Barに行かれたらぜひ記事にしてください!

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プロフィール

わたぽん(@wataponf1_uk)

イギリス・サウサンプトン大学でF1マシンデザイナーになりたくて学んでいます。イギリスに来て2年目にして、やっとイギリスのことが好きになりだしました。ブログの主なテーマは「夢を追う僕の生き方」と「イギリス留学」です。完全なる趣味で運営してます。 詳しいプロフィールはこちら


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