留学先で自分の心が休まる環境を見つけよう、いや作り出そう

こんにちは、わたぽんです。

海外留学するとなれば、自分のベストを尽くしたいと思う人もいます。精力的に動いたり、好きな科目の勉強を精一杯したり、他の何かに頑張ったり。

僕も同じく、留学先でもどこでも、毎日充実させて成長したいと思っています。そうして五年間、イギリスで必死にやってきた。その中で学んだのは、如何に頑張るかよりも、いかに休むか。あるいは、頑張ると休むはセットで考えなきゃいけない。そう深く学びました。

慣れない留学先ではストレスが溜まりがち。大変なことも多々あるかもしれない。ならば、自分が心から休まる環境も、留学先で作っちゃえ!

 

 

頑張るだけじゃ、潰れてしまう

これは以前も書いたことですが、海外留学、特に進学を含めた半年~1年以上の留学というのは、長距離走だと思っています。

頑張り続けるだけじゃ続かないのがほとんど。
毎日毎日、必死で勉強。ストレスは難しい講義や迫りくるエッセイ課題からだけ来ると思ってるかもしれない。

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ただ、頑張ろう!って行動予定を立てる時、メインのことから来るストレスはだいたい想定がつくものです。今週末にレポート課題があるから、これくらい時間がいって、参考文献調べるのにこれくらいで、でも英語だから大変そうだな、あああ、と分かる。あああ、とはなっても、事前になんとなく「大変そうだ」と準備ができる。

 

でも実際はそれだけじゃない。

レポートに集中したいのにごはんの準備も自分でしなきゃいけなかったり、シェアハウス等の共同スペースが汚かったりすること。紅茶を淹れに行く度に汚いキッチンのシンクを見て、段々ストレスが溜まったりしちゃうものです。

慣れない異国の家に住むことも、そこから通うことも、食も寝る環境も、全てがストレスになりうる。日本では家に帰ると、馴染みの店に行くと、自然と心が落ち着いたかもしれません。が、その全てが、新しい地での慣れない生活となれば? ちょっとしたストレスが積み重なって山となって、いつか雪崩のようにどっと疲れがくる。悪い場合は精神的に崩れてしまうかもしれません。

 

もちろん中には尋常じゃない精神力を持ち合わせてる人や、もう後にも引けないと踏ん張り続けてる人もいます。でも多くの人は、そうじゃない。ストレスを無駄にためすぎる生活を続けていれば、いつか壊れてしまうもの。

常に高みを目指すのとかかっこいいって思うし僕も好きだけど、そんな体育会系みたいな精神論で長い留学を乗り切ろうとするのは違うと思う。海外で頑張ろう!と思う人こそ、まずは自分がどんな状態で心が休まるかを知っていてほしいなと思います。

 

 

滞在先でいかに自分が心から休まれる環境を作れるか?

最もらしい言葉で言えば、これは「セキュアベース」とも言われるそうです。

以前、テニスの大阪なおみ選手の記事で見かけました。どこかで守られているという意識があるから、試合でも堂々と戦っていられる。

簡単に言えば、それを留学先に作る。自分が守られていると思えるような、環境作り。

 

でも自分がどんな環境で心が休まるか、意外とパッと思いつかないかもしれません。

マッサージ屋に行けば…とか、具体的な対象物があれば分かりやすいのですが、全てが全てそうではなかったりする。何気なく訪れていた場所が、実は心の休まる場所だったりする。

だから夏休み等で日本に一時帰国する時、どこか新鮮な気持ちになります。自宅のベッドで目が覚めた時に、天井に馴染みの照明が配置されていたり、壁に子供の頃からある時計がかかっていたり。そして「あーー、落ち着くーーーー」、、、みたいな。そうして気づくんですよね。こんなとこにも心が休まる要因があったのかと。

でも海外でその全てを実現することは難しい。同じ照明や時計を準備するなんて、それこそストレスがかかる。

場所に関することだけじゃありません。

人との関わり、整理整頓のされ方、食べるもの…留学したての時なんかは特に、高揚感でなんでも良さそうに思えちゃいますが、新しい環境に接する度に、「この感覚好きやな~。なんか落ち着くな~~」みたいなのを気にしてみてほしい。

僕はこれを、「海外で自分のホームを作る」と認識しています。地元化ですね。

地元にはよく行く店があって、見慣れた景色があって。そうしてなんとなく、落ち着くなとなる。そのなんとなくも結局は一つ一つの積み重ねから来る感情。であれば、海外でもどこでも、同じことを積み重ねる。一つ一つ、自分の馴染みや好きを周りに集めていって、自然と落ち着ける環境を用意しておく。

 

ただ中には、何度も繰り返すことで習慣となり、落ち着く要因になったりもします。これは注意しなきゃいけない。時間がもたらす落ち着きだけに賭けるのは、分が悪いかなと。正直、どれが将来的に落ち着く要因になるか分かりませんし、もしいつまでも慣れなかったら、本当に逃げられる場所がなくなってしまう。

一番大切なのは、「健康的に成長し続けられる」ことであって、そのために「普段からしっかり休息できる環境」もほしい。それだけ。夜帰ってから、あるいは突然、落ち着く環境に身を置きたくなるかもしれない。明日なんか落ち着きたいな~ってなるかもしれない。そんな時にも、パッと周りの環境を整えられる方が、意識的な落ち着く環境作りとしては良いです。

 

 

僕の休まり方(人それぞれ違うけど)

ほんとどーでもいいと思うけど、ついでに書いとく。僕の休まり方。

Twitterでフォローしてくださってる方はご存じの通り、まずケバブがあります。大学近くの特定のケバブ屋に行けば、おいしい肉が食べられる。その安心感たるや、頭が上がりません。一年目から行ってる。年々価格が上がってるけど、これはもう生きるための必要経費。

食に関して続ければ、料理するのはいいけれど、食材購入や計算を考えるのがだるい。だるすぎる。だからまず、いつ何時でも食材をパッと帰る環境に住めるように努力する。そして賞味期限に対して必要以上に神経質にならなくていいものを中心に揃えます。あとはサラダの準備は嫌いだから、パックになってるやつ買うとか。

 

そしてウィスキーを少々。
飲むというより、置く。ウィスキーって飲むのもいいですが、そこにあるだけで良いな~ってなるんですよね。琥珀色の液体が、そこに居座っている。それが落ち着きをもたらす。似た意味で、F1のモデルカーとかも置いています。見ると落ち着く。「可愛い子の写真を見ると癒される」みたいに、「美しいF1マシン見てると落ち着く」んです。てへ。

Spotifyではパーティー系や好きな曲のプレイリストだけじゃなくて、”Piano 100″とか”Autumn Leaves”みたいな、美しいものだったり、夜眠る前にぼんやり聴きたいようなプレイリストも揃える。

 

個人的に、照明も大事。

留学三年目にPhillipsのHueというライトを買いました。IoT製品で、スマホや付属のスイッチを通して、ライトの光量や色彩といった”性格”を変えられる。これのおかげで、ちょっと照度を下げたい、明るくしたい、という調整ができるようになりました。(イギリスのライト、寮やシェアハウスではその手のことができないものが多い。)

同時に、朝起きる時に、セットした時間に勝手にフェードインしてくれたりして、目覚まし代わりにも使える。イギリスって緯度高いんで、朝8時まで暗かったりするんですよね。外暗いのに、家の中も暗い状況で起きたくないし、外の暗さと家の暗さをいっしょくたんにしたくない。光は大事。てことでHueめっちゃ愛用してます。高かったけど…。

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他にも羊を見るとか、羊を眺めるとか、羊の写真を撮るとか、色々あります。全てに共通するのは、「こうすれば自分は心が落ち着く」と知ってること。逃げる場所があるから、外でも精一杯頑張れる。

 

 

わたぽんのまとめ的なにか

頑張ることについて意識を集中させるのも良いけれど、そもそもなぜ目の前のことに集中できているのか、知っておくことは大切です。

メインのことで最大限の成長を得るためにも、効果的に休むことが必要。特に留学のような慣れない環境の中では、休むことこそが大切だったりもする。

今日から一つ一つ、自分の好きや落ち着きを、あなたの留学先で見つけてみてください。作ってみてくださいね。

以上、わたぽんでした。ほなね!



わたぽんの簡単な自己紹介

わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら

ブログ「わたぽんWorld」について

僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!

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プロフィール

わたぽん(@wataponf1_uk)

高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでの1年インターンも獲得。現在は卒業し、日本でF1から離れ生活中。 詳しいプロフィールはこちら


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