日本人で固まるのをやめたとき、海外研修・留学の本当の充実感を知った


夕方、一日目のプログラムが終わり、海外から来た生徒達は、用意された宿泊施設に移動しました。そこは一般のホテルではなく、寮のような場所でした。

17043923822_f7a4acc063_o

僕はこの時、まだ自信もなにもありません。
ただ、部屋にこもっていたら、何も始まらないじゃないかと思い、とりあえず部屋の外に出ました。

部屋の外と言っても、何をすればいいのか分かりません。
談話室みたいなところに行っても知らない人がほとんどだし、特に何か目的の物があったわけでもありません。

唯一、翌日のランチのサンドイッチに入れる具を前日の夕方に選べるということで、まだ全然できなかった英語を何度も担当の先生に質問しながら、やっと「ベジマイトをサンドイッチにつけないでくれ」と書けて、提出しました。場所はオーストラリアです。

書いてしまうと、また何もすることはありません。
周りを見ると、既にグループが出来始めています。特に英語ネイティブ同士は、仲良くなるのもとても早い。正直、今回も海外生の輪に飛び込めなかったなーと思い始めていました。

そこに現れたのが、先ほどF1で意気投合した人。
僕に喋りかけてくれ、たわいもない会話をしました。

しばらくすると、「外でサッカーする人!?」とどこかの英語ネイティブが言いだしました。何人か着いていく。僕も行きたかった。でも、一人だったら行こうとはしなかったと思います。そのF1好きの人が「行こう」と僕を誘ってくれなかったら、コンフォートゾーンから完全に抜け出せていなかったかもしれません。

外に輪を作っておくと、勝手に外から声がかかってくる。あとはその誘いに乗り、目いっぱい楽しむだけ。

レベルはバラバラ、知らない人がほとんど、そんな中でサッカー(フットサル)とバスケットボールをしました。もう、意味が分からなかったです。分からないけど、僕はとりあえず楽しむようにしました。

スポーツというのは不思議なもので、今まで何も接点がなかった人を、つなげてくれるきっかけになります。

プレーを通して、色々な人と知り合っていきます。
決してうまくはなくても、そんなことどうでもいいのです。とにかく楽しみ、ちょっとでもきっかけがあればどんどん話しかけて、”Nice to meet you”と言っていく。

そうして、コート上に知り合いが増えていきます。

16857594118_9c6401a02a_o

日が暮れてきて、遊びも終盤。いつの間にかバスケットボールに切り替わり、その頃にはパスを出す時などに、名前も覚えていきました。お互いのプレーをたたえ合い、楽しんでいきます。

そして、バスケのゴールまで7mほど離れたところで、僕がボールを受け取る。

少しだけドリブルし、僕はシュートした。
何がなんだか分からないけど、その時は本気で楽しむことだけを考えていた。

弧を描いたボールは、きれいにゴールへ吸い込まれていく。

スリーポイントシュートが決まった。

周りの人が、みんな笑顔で来る。

ハイタッチを求めてくる。

人生初のスリーポイントシュートが決まったとき、僕は海外の人達の輪の中心にいました。

一度外の輪と繋がりができ、強くなっていくと、その後は心配いりません。

朝の挨拶から始まり、海外生と喋ることがふつうになっていきます。まだ喋ってない人とも、自然に関わり合いが増えていきます。

毎日が急に新鮮な日々になり、それは後に充実した日々として記憶に残ります。

今までと同じじゃつまらない。新しい関係の中に身を置くことで、充実度ははるかに上がっていくのです。

 

海外生の面白かった反応

ところで、日本人がいっぱいいる中で、同じように海外生の輪に飛び込んでいくと、どう思われるでしょう?

まあ、同じ日本人から「あいつなんか頑張ってるねー」等と思われるぐらいは、放っておけばいいでしょう。

面白かったのは海外生の反応でした。

高校最後の海外研修で、僕はイギリスのサイエンスフェアに参加していました。

海外十数か国から生徒が集まっていたわけで、最初の1日ぐらいはちょっとチキっていたけど、次第に海外生の輪に溶け込んでいくことができました。

例えば、ごはんを食べるとき。

食堂のように、トレーの上にいくつかの食事をもらい、自由な席でごはんを食べることができます。

1012399_503461983067522_2136284074_n

僕の学校からは同時に10人ほど参加していたので、結構固まって食べていました。

でも、いつまでも同じ学校の人と食べていちゃもったいないなと思いだしました。海外生は、3校ぐらいの生徒で一緒になって食べていたりしていたので。特にネイティブは楽しそうです。

僕はあえて、その英語ネイティブのテーブルに飛び込んでみました。僕の中ではいつも通り。

ネイティブ達の会話は早すぎてついていけないけど、近くに座っている人達(既に数回喋った)と、ちょっとずつ話してました。

カナダ人「ところで、わたる(僕の名前)は彼らと仲良くないの?

とあるカナダ人の友達が尋ねてきました。僕は驚きつつ、

僕「え?彼ら??

カナダ人「あそこにいるの、わたると同じ学校の人達でしょ?なんで一緒に食べないの?

僕はちょっと驚きました。
同じ学校の人達で固まって食べるのは、たとえそれが国際的なイベントでも、ふつうのこと。ネイティブ達はたまたま、同じ言語をペラペラと喋れるから固まっている。

ショックでもありました。
僕が今まで海外生の輪に飛び込もうとしてきたことは、傍から見れば、ただの友達いないから友達求めてる人だったのかな…と。

海外の人は、皆分かってくれていると思っていた。けれど、現実は日本人も海外の人も、皆似たように考えている。外から異様に関わりを持とうとする人がくれば、「なんでだろう?」と思うのが普通だと思い知りました。

だから、戸惑いながらも僕は本心を伝えました。

僕「イギリスに来て日本人だけで固まるのはもったいなくない?だって、イギリスに来てなんで寿司の話しをしなきゃいけないの?僕はもっと、英語で喋りたいから来た。他の国の人達と喋りたいから、こっちに来た。

僕はカナダ人のその子の反応が怖かったです。
もしかしたら、英語しゃべれへんお前がなんで私たちの輪に入ってきたのよ!!と暗に示そうとしてたかも、と考えてたからです。

だから、その人が笑顔で、「喜んで、いっぱい喋ろ!」とかなんとか答えてくれたときは、とても嬉しかったです。ちなみに女の子だったので、喜び倍増、ですね?w

まさか、国際的なイベントの場で、「君ぼっちなの?」と聞かれるとは思いませんでしたが、良い経験になりました。最終日のパーティーでは、その子とダンスできるほど仲良くなれたのは素直に嬉しかったです。

 

最初の足掛かりが最重要

僕が思うに、海外生の輪に飛び込んでいくには、最初の一歩、足掛かりが大事。

一歩目を踏み出せば、その後は自然に広がっていきます。また、二歩目、三歩目も踏み出しやすくなり、輪がどんどん広がります。

海外研修・留学では、プログラムの内容にもよりますが、海外生との輪を広げることも大事だと思います。特に英語をまだまだ学んでいる身であれば、とても重要です。

短い期間であれば、特に焦らないと。

一歩目をどっちの足で踏み出そうとか考えず、とりあえず手当り次第に前に進みだしてみる。

外に輪を作っておくと、勝手に外から声がかかってくる。あとはその誘いに乗り、目いっぱい楽しむだけ。

新しい関係を築き、新しい環境で目いっぱい過ごせば、後には充実感が待っています。

今回は充実感をメインに強調していますが、その後の海外とのネットワーク、英語での反省点、新しい価値観の共有…得られることはたくさんあります。

だから、海外研修・留学という機会で、僕は日本人だけでなるべく固まるのはやめといた方がいいんじゃないの?もったいなくない?と思います。

そしてコンフォートゾーンを抜け出し、海外の輪に入っていくには、最初の第一歩がとにかく大事です。

 

わたぽんのまとめ的なにか

海外研修・留学には色々な形があるし、いつも海外の人と交流できるチャンスに溢れている、というわけではないでしょう。

しかし、目の前に海外の人と交流できるチャンスがあるとき、僕は思い切って外に飛び出していった方が良いと思います。日本人だけで固まるよりも。

特に、海外の人と話し慣れていない人、英語がまだできない人は、どんどん殻を突き破っていくべきだと思います。それが充実感にも繋がるし、収穫も増えるでしょう。

以上、わたぽんでした。ほなね!



わたぽんの簡単な自己紹介

わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら

ブログ「わたぽんWorld」について

僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!

Pages:
1

2

Related post

Comment

    • もふ
    • March 27th, 2016

    はじめまして!4月で高1になる者です!
    私は今年の夏に3週間、語学プログラムでイギリスに留学します!私もわたぽんさんと同じでせっかく海外に英語を勉強しに留学するのに日本人同士で固まってしまうのがとてももったいないんじゃないかな、と考えています。やはり留学先では私も周りに流されて群れてしまうんだろうな、どうしよう、と不安でした。。でもこのブログを読んで、自分の強い気持ちが大事だということも知って不安も吹き飛んだし、背中を押されました!!私は海外留学は初めてだし、まだまだ英語も未熟ですが恐れずに勇気を出してイギリスでは色んな一歩を踏み出していきたいと思います!☺️
    本当に貴重なアドバイスと体験談をありがとうございました!これからも夢を追い続けていってください!!!応援しています!!

    • はじめまして!コメントありがとうございます。背中を押されたと言ってもらい、とても嬉しいです^^
      高校生の時期、海外研修に不安があって当然です。帰る時、その不安が大きな喜びへと変わっていることを願います。

  1. No trackbacks yet.

プロフィール

わたぽん(@wataponf1_uk)

高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでの1年インターンも獲得。現在は卒業し、日本でF1から離れ生活中。 詳しいプロフィールはこちら


Twitter Facebook note

おすすめ記事

アーカイブ

Return Top