そろそろ気付こ?英語で実際に喋らずして、英語を話せるようにはならないよ

英語を話す練習をしてないのに、なぜ英語を話せないかとうろたえる人がいます。
こんにちは、イギリスで大学生してるわたぽんです。
「英語を”話せる”ようになるには、英語を話す練習をしなければいけない」というのは、昨日、[英語学習者は「読んで分かる」と「話せる」の違いが分からないと一生話せない]という記事で説明しました。
では具体的に、英語を話す練習とは何をすればいいのでしょうか?
シャドーウィング、フレーズ暗記、発音チェック、瞬間英作文…スピーキングの練習に役立つメソッドは色々あります。しかし、根本的な部分をほったらかしにしていませんか?
そう、「英語を実際に使って、他の人と話す。」こと。
これなくして、英語で会話できるようになる、話せるようになれるなんて、ありません。まずは、英語で喋りまくる。話はそこからです。
英語で会話せずに、話せるようになろうなんて不可能だ
当ブログ、わたぽんWorldでは何度も言ってますが、もう一度言います。
「英語を話す練習をせずに、話せるようにはならない。」
超重要です。
中でも、英語を実際に使って他の人と会話するのは、英語を話す練習としては基本中の基本。野球でピッチャーになりたい人が、とりあえずボールを投げてみるというぐらい基本です。
それなのに日本人の少なくない人数は、英語で会話することを怖がり、恐れ、逃げて、急にシャイになり、喋ろうとしません。
てか僕自身、全く喋ろうとしない時期がありました。自称英語コミュ障の一角を占めていた次第であります。笑
野球のたとえで続けるなら、ピッチャーになりたいのに、ボールを一切投げようとしなかったのですね。投げずに何をしていたかと言うと、配球の本を読んでいたわけです。つまり、”will”と”be going to”には違いがある、なんてことばかり細かくやっていた。
「細かいテクニックとかええから、はよ英語話しに行けよクソガキ!!」
と昔の僕にも言いたいところです。
英語を話せるようになりたいと思いながら話しにいかない人とは、つまり、英語を喋れるようになる気が本当のところ、ないんでしょう。
英語は元はと言えば、コミュニケーションのための道具。コミュニケーションをとる、つまり実践を増やしていくことが、英語という道具を使いこなすには必要です。
話すことが最大の練習
野球の例をもう少し続けます。
「ピッチャーになるにはどんな練習をするのが最も必要?」と考えると、もちろん「投げること」という答えが出てきます。実際に腕を動かし、身をもって練習してくことが必要です。
英語を話すことだって同じ。
英語を話せるようになりたいなら、口を動かし、声に出し、誰かと喋る練習が必要かつ効果的です。(スピーチの練習なら自分一人でもそれなりにできます。)
そう、話すことそれ自体が、最大の練習なのです。
話して、実践経験を積むことで、さらに英語を話せるようになっていきます。
卓上の勉強から離れ、実際に英語で誰かと話してみると、色々と気付くことがあるはずです。
誰しも、初めて海外の人と英語で話したときには、屈辱感とも言える自分のふがいなさを思い知ったことでしょう。
素早く答えられなかった。
あの単語が出てこなかった。
発音悪くて通じなかった。
何言ってるか分からなくて苦笑いで流してしまった…。
僕も全部思い知りました。
何度苦笑いをし、何度”Sorry?”と言い直しを願い、何度言いたいことが言えなくて詰まったか、数えきれないほどのミスをし、自分の英語力のなさに撃沈しました。
同時に、いくらかの成功体験も得ることができるでしょう。
ちゃんと最後は伝えられた!とか、相手が優しくて色々教えてくれ最後は仲良くなれた、とか。成功体験はその後のモチベーションにも繋がります。
改善はとりあえず話してから~それと僕のおすすめチェックポイント5つ~
実際に英語で話してみると、多くの反省点に気付きます。
「いつも”I want to…”て言ってるな」
「相槌の打ち方あんま知らん…」
「人によって聞き取りやすい人と聞き取りにくい人がいる」
など、話した後の反省点は豪華山盛り。とりあえず話してみることで、自分が英語を喋れない原因がどんどん出てきます。何度も話した方が、原因はより明らかになっていきます。
せっかくの反省点ですから、しっかり改善方法を模索していきましょう。
ここで、僕が必ずチェックをおすすめするポイント5つを紹介しておきます。話した後は、しっかり振り返りましょう。
同じ表現ばかり使ってないか?
英語をいくらか扱えるようになってきても、同じ表現ばかり多用している場合が多々あります。
自分がパッと使える表現に頼ってしまい、いわゆるコンフォートゾーンから抜け出せない状態です。
別にそれでも通じればいいのですが、一段階上の英語を目指すなら、同じ表現ばかり使うのをやめ、慣れていない文型や表現を意識して話すようにしてみましょう。
すべての単語を聞き取れているか?
英語にもご存じの通り、基本的な音があります。発音記号で示されてるやつです。また、音がくっついてる場合もあります。
それらすべての音を聞き取れるなら、会話でも聞き取れるようになるはずです。
しかし、実際は聞き取れないことがあるでしょう。特に話し始めの頃は、聞き取れないことばかりかもしれません。
聞き取れない部分があれば、リスニングの勉強時に改善の余地ありです。どんな音が聞き取れないか、注意深く意識してみましょう。
言いたかったのに言えなかったことはあるか?
言いたいことはあっても、それを言えないことは珍しくありません。
だから、どんなことを言えなかったか、しっかり振り返ってみましょう。
中には落ち着いて考えても直訳できないものもあるでしょうし、すぐ思いつき、なんで言えへんかってんと嘆くようなこともあるでしょう。
既に自分で経験したシーンをイメージし、ああ言えばよかった、こう言い換えたら良いな、なんて振り返るのは、次に話すときにとても役立ちますよ。
相手が聞き返すことはなかったか?
相手が聞き返すということは、自分の発音が悪かったか、もしくは文章がおかしかったかです。
つまり、改善の必要があります。
発音矯正などは自分ではしにくいことですが、何を言おうとしたとき通じなかったか、覚えておくだけでもとりあえずは十分です。後で先生や知人などに聞いてもらえばいい。
できれば自分の会話を録音しておくのも、効果的でしょう。
例え聞き返されることはなくても、発音が微妙だなーと思う部分は結構見つかるはずです。
新しく教えてもらった単語・表現はあるか?
海外の人や、スカイプ英会話などで英語で喋っていると、結構新しい単語や表現を教えてもらったり、自然に学んだりします。
つまり、英語を喋れる人が使ってる、生のデータを取ることができます。これほど貴重なものはありません。
紙に書いてでも、頭の中で反復してでも、会話中に教えてもらったことや学んだことは、何が何でも覚えましょう。口頭だけのやり取りじゃ、割と忘れやすいので注意。
とは言っても、新しく知ったことが多すぎることもあります。
そんな時は、特に気に入った表現などをいくつか、重点的に記憶にとどめておくのが良いかと思います。
話した後、反省点を振り返ることはとても大事。というか、振り返らなきゃ、ただ楽しかったなーとかで終わってしまいます。英会話の上達を念頭におくなら、ちゃんと振り返る。何ができた?何ができなかった?
また、「今日はこの表現を使おう!」などと、話す前に準備ができれば最高ですね。準備ばかりじゃだめですが。
“英語を話せる”ようになるには、フレーズ・表現のインプットはとても有効です。
(詳しくは過去記事をどうぞ:話せる英語の勉強はフレーズを覚えることから始めよう)
日本にいても英語を話すことはできる
ところで、日本にいると英語を話す機会なんてない、と思う人は多いでしょう。
本当でしょうか?
僕が京都に住んでいるからというのもあるでしょうが、英語スピーカーとのふれあいなんて簡単にできます。
バックパッカーの集まるような宿では、色々な国から人が来てるし、もちろん英語を喋れる人もよく来ます。
その辺のパブや、都会ならクラブなどでも、観光客や日本に住んでる海外出身者が多いと聞きます。
駅周辺では地図を見て、道に迷ってる旅行者もいて、「道案内しましょうか?」と話しかけると、喜んでくれる方が多いです。
そして、今やオンラインでも英会話できます。
スカイプ英会話を使えば、周りに英語スピーカーを見つけられなくても、自宅で英語を話す練習ができます。
ラングリッチのように、無料で体験受講をできるものもたくさんあります。いきなり外に出るのが心配なら、スカイプ英会話の無料体験で喋ってみるのもありでしょう。
最近は無料体験を色々なサービスでやっていくだけでも、結構長期間できますよね。
(ちなみに、僕自身はスカイプ英会話にお金を払うこと自体には慎重になるべきだと思います。あくまで無料体験期間を、自分の喋る練習に有効活用しようというだけ。有料でスカイプ英会話するのは、多くの人にとってはちょっともったいないかも?と思っています。)
そんな感じで、日本にいても英語を話す手段はいくらでもあります。つべこべ言わず、「いかにして日本にいながらも英語を喋れるか?」を考えるべきでしょう。
わたぽんのまとめ的なにか
学習中の英語で実際に話すのは、恥ずかしいし、怖いものだし、間違えるのも嫌だし、中々一歩踏み出すことが難しいものです。
しかしその一歩を踏み出し、実際にどんどん英語を喋ることで、英語を話すための最高の練習となります。
実際に英語で話すのが、英語を話せるようになるためには必要。
それをしっかり覚えておき、喋れるようになりたいなら、どんどん英語を使っていきましょう。
わたぽんの簡単な自己紹介

わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら
ブログ「わたぽんWorld」について
僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!
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