ベルギー観光はここをはずすな!ヨーロッパ屈指の美しい街、ブルージュを尋ねた僕の旅行記

ブルージュ。どこやそれ。聞いたことないけど、なぜか勧めてくる人が多い。

こんにちは、わたぽんです。ある日Facebookでベルギーのおすすめ場所を尋ねてみたら、ブルージュが良い!!という解答がいくつかありました。よく分からないけど、複数人が勧めるってことは良いところなのだろうと、ブルージュに行くことを決意。ベルギーの首都、ブリュッセルから電車で1時間。日帰りで行ける美しき街への旅行記です。

 

 序章

ブリュッセルに来て3日目。そろそろ飽きてきたのでブルージュにでも行ってみようと思い立った僕は、足早に駅へと向かいました。ブリュッセル南駅、フランス語ではBruxelles Midiと言うらしい。そこから電車でたった1時間と聞いていたので、もうすぐヨーロッパでも屈指の美しさを誇る街へ行けるとわくわく。初めてのヨーロッパでの電車にとまどいつつもなんとかチケットを買い、ホームへ。いやはや、電光掲示板から駅の標識、雰囲気、すべてが新鮮に感じる。早速一枚パシャリ…と思ったら、あれ、写真が撮れない。一眼レフの画面を見ると「SDカードが挿入されてません」と無残にもアピールしてくる。10分後、僕はホステルのラウンジで呆然としてました。

 

4日目、朝

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昨日の失敗をふまえ、何度もSDカードのチェックを済ませた後、朝食にサンドイッチを探しつつも、一路駅へ。ホステルで仲良くなった韓国人の旅人と一緒に行く予定でしたが、その人が女の子を見つけてしまったあげく、僕は結局一人で行くことになりました。

朝はあいにくの雨でしたが、昼には雨はやみました。ブルージュの駅周辺は整備され、たいしたことないななどと偉ぶってましたが、旧市街地の方へ歩いて行くと、街の雰囲気が素晴らしいことに気付く。

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石畳の道。石、レンガを積み上げて作られた建築物。街の中を囲うように、そして縫うように張り巡らされた運河。そこはまるで、中世ヨーロッパの世界。時には馬車が走っていたりして、少しだけタイムスリップしたよう。とても落ち着きのある街です。ブルージュでは車もよく似合う。”【Photos】「ベルギーの街並み」と「車」の美学もどうぞ。
この街は第二次世界大戦で街の破壊を命じられた大佐か誰かが、街が美しすぎるあまり攻撃を避けたいと訴え、戦争での破壊を免れたという話も。写真を撮りつつ、地図もほとんど見ずに歩いていくと、開けたところに到着。マルクト広場です。

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マルクトとはオランダ語でマーケット。昔からこの街の中心の広場では、商いが行われていたとか。ちょうどクリスマスシーズンに訪れたので、広場はクリスマスマーケットでにぎわっていました。中心にはスケート場。こじんまりとしていながらも、しっかりとしたクリスマスマーケットです。奥に見える鐘楼は、ブルージュに3つある世界遺産の1つ。

あとの2つの世界遺産は、「ベギン会修道院」と、「ブルージュ旧市街全域」。駅から広場まで歩いてきた部分ほとんどが世界遺産だったのです。特に目的もなかったので、石造りの街に合わせてデザインされた数々のショップへ、気ままに入ってみる。最新ファッションのお店、高級ブティック、石鹸のお店、クッキー、そしてワッフル等を味わえるカフェなど。せっかくなので道端で見つけた雰囲気の良さそうなカフェで一服。頼んだのはブリュッセル風ワッフルのラズベリーソースがけ、コーヒーセット。

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ふと持ってきたノートを取り出し、コーヒーを飲みながらブログやしたいことについて、頭の中の考えを整理。ちょっと絵を描いてみたりも。ゆっくり1時間休憩した後は、だんだんと暗くなっていく街をぶらぶら。時間が経つにつれ、地図を見なくても、どのあたりを歩いているのかが分かってくる。ブルージュは本当に、小さい街。

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運河では船の運航も。次は夏に来て、船にも乗ってみたいな、なんて。美しい街、店、物に囲まれてるうちに、辺りはすっかり暗くなり、細い路地を歩くのを少しためらうようになってきます。最後に広場に戻ろうと歩を進めると、なにやらおもしろそうなお店が。入ってみるとアンティークショップ。

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お店のおじいちゃんと話しながら、気にいったグラスを購入。「ウイスキーがおいしくなるよ。」と。今までマグカップしかなかった僕のキッチン棚に、新しい物が増えました。

グラスを割ってしまわないように気をつけながら、無事マルクト広場へ到着。夜のクリスマスマーケットは、昼と変わらず盛況。

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夜になるとライトアップが施され、より美しさが増していました。一通り出店を見て回り、最もおいしそうだったポテトとベーコンをチーズでからめた物をいただく。ワインが効いてて、簡易チーズフォンデュのよう。たとえベルギーの料理でなくても、ベルギーでは食べ物が本当に美味い。

寒空の下、おいしいごはんに喜びを感じながら、駅へ歩く。落ち着きのある街に心身ともに満たされた一日でした。ベルギーの主要都市、ブリュッセル、アントワープ、ゲント等からは電車で1時間以内で来れるので、日帰り旅行として、ぜひ旅程に。

以上、わたぽんでした。ほなね!



わたぽんの簡単な自己紹介

わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら

ブログ「わたぽんWorld」について

僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!

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プロフィール

わたぽん(@wataponf1_uk)

高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでの1年インターンも獲得。現在は卒業し、日本でF1から離れ生活中。 詳しいプロフィールはこちら


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