イギリスでアラブ人と絡むとケバブが好きになった(金持ちのアラブ人に絡むと本当にドバイの豪邸に招かれるのか?)
こんにちは、わたぽんです。
留学中の夢物語とも言えない話の一つに、「留学先の友達がアラブの石油王で、クリスマス休暇に豪邸に招かれてん(๑•̀ㅁ•́๑)✧」というものがあります。
実際、結構そういう話は出回っております。
だから僕も、「いやいや、そんなんないって笑」なんて言いながら密かに、「さあて、アラブ人期待やでー」とイギリスに降り立ったわけであります1年前。本日はそこから学んだことを、醜い「金」目線で書いてみます。
あ、あくまでフィクションとして楽しんでくださいw。
イギリスには留学生がいっぱいいる
まず日本の多くの大学とイギリスの大学の、基本的に違う部分から。
イギリスの大学、少なくともサウサンプトン大学には、留学生がいっぱいいます。とあるデータによると、1800人もの留学生が、サウサンプトン大学のキャンパスを歩き回っています。割合で言えば10%近くってとこです。
だから、イギリスの大学では日本の多くの大学に比べ、留学生との遭遇率がめちゃくちゃ高いんですよね。
しかも僕が1年目にいたファウンデーションコースは、120人中60人が留学生。所属していたブレイクダンスソサエティーでも中国人多めでした。もう大学行くだけで、毎日留学生に触れ合えました。そんな状況なのです。
アラブ系の人と仲良くなったらこうなった
僕がイギリスで仲良くしていたグループの一つに、バーレーンやドバイ出身の友達のグループがありました。はじめは全然意識せずに接していたのですが、結構お金遣いが見てて面白いんですよね。
レストランの値段とかバカ高いイギリスで毎日のように外食してましたし、突然iPhone 6やタブレットを買ってきたりしてました。
もうね、1ポンドの冷凍ピザにガッツポーズして、安いからと買った人参1kgのせいで毎日人参ボリボリ食べてた僕からすると、まるで夢のような生活を送られていました。
「もしや…!」
しばらくすると、思い始めるわけです。
「留学先の友達がアラブの石油王で、クリスマス休暇に豪邸に招かれてん(๑•̀ㅁ•́๑)✧」(2回目)
ありえます。
期待大です。もしかしたら、もしかするかもと考えてしまいました。ドバイへ招かれて豪邸に無料で泊まれるとか、ね。
所詮人間なんて、お金がないときにお金がある人をみると、やましい考えが最低1mmぐらいはでてくるもんです。
時々、「バーレーン来たら俺に絶対連絡しろよ!」とかって言ってはくるんですが、肝心の「free」という4つの文字から構成された響きの良い単語と、「invite」という昔いつも「invest」と間違っていた単語はでてきません。
僕の夢物語には陰りが出始めました。
そのとき食べたケバブか何かです。ちなみにケバブは中東発祥の美味しい肉料理です。
最初の頃はよく向こうからもごはんに誘ってくれ、僕もドルとポンドを勘違いして結構彼らと外食していました。
会社に入ると言われます。「接待が大事だ」(たぶん)
いや、もちろん接待とか考えてなんかいませんよ。普通に彼らと一緒にごはん行くのが楽しかったし、サウサンプトンの新しいお店発掘もしたかったし行ってたんですよ。汗
しかし、途中で気付いてきました。
「ドバイやバーレーンの豪邸に招いてもらうことを(めちゃくちゃ1mmぐらいは)考えているけど、とりあえず俺の残金減ってへん?」
一食6ポンドとか8ポンドとか、安くない額を払ってごはんに一緒に行っていた僕は、クリスマスにドバイへ招かれる前に破たんしてしまいそうなことに気付きました。途中からしっかり食費や生活費をメモっていくようにしましたが、明らかに食費が高いです。
本当は外のごはんも(お金をだせば)おいしい物食べれるし、自炊の必要ないし、友達といっぱい話せるし、英語力向上にも良いことだし、ドバイの豪邸に招かれるかもしれないし、イギリスのお店どんどん知れるし…でも食費が明らかに高いので、僕はその後ほぼ自炊生活へと移行していきました。
インスタグラムで#イギリスごはん日記 が始まったのも、そんな秋の日でした。(※#イギリスごはん日記 とは、僕のインスタグラムを中心に、イギリス留学生がひたすらイギリスでの自炊生活とケバブをあげているハッシュタグです。)
その後もことあるごとに、その友達グループからはごはんに誘われていましたが、お金をセーブするために、2週間に1度食べていたケバブが唯一の喜びとなるような人生になりました。
しかし、実は一度だけ、そんなバーレーンの友達から恵んでもらったことがありました。
1月のある寒い月曜日の夜7時5分前。
僕は彼と一緒に大学から帰ろうとしていたところ、彼がしきりにケバブ食いにいこう!と誘ってきました。ケバブです。バブバブ(Yes)!と答えたいところでしたが、先週も行ってたので、当時の僕の中では2週連続行くわけにはいきませんでした。
けれど彼の勧誘がしつこいので、僕は試しに尋ねてみました。
「おごってくれるならええよ。」
なんとも嫌な日本人です。最悪です。
しかしそこは優しいバーレーンのお友達。話の末、
「半額ならおごったる…!しゃーないなー」
となったわけです。
その夜僕は晴れて、ラム肉と香草を絡めて焼いたケバブの肉と、酸っぱく味付けされた新鮮なレタス、パプリカ、トマト、”ししとう”みたいなものが、ごはんの上にこれでもかと積み上げられたケバブをごちそうになりました。
はい、これだけです。額にすると半額なので3ポンド、500円ちょいのおごり。
でもこのときはバーレーンのその友達が、神に見えましたね。体型も相まって、大きく見えました。そして今となっては、ケバブは僕のソウルフードとなっている次第であります。
金持ちと関わると豪邸に招待されるのはただの夢物語なのか?
ところで、このブログ記事のサブタイトル?にもなっているのですが、
「留学先の友達がアラブの石油王で、クリスマス休暇に豪邸に招かれてん(๑•̀ㅁ•́๑)✧」(3回目)
はただの苦学生によって彩られたドリームストーリーなのでしょうか?
僕は正直、信じていませんでした。いや、少なくとも僕の交流の範囲ではないと思っていました。
しかし、です。
世の中には本当に色々な人がいるものですね。羨ましいとか超えて、感動しました。
ツイッターで相互フォローしている方。そうですね、通称Lとしましょう。L君はイギリスに留学している日本人ですが、突如としてナイジェリアへ飛んで行ってしまいました。
「ナイジェリア?!あのボコ・ハラムとか暴れてて政情不安も言われるナイジェリアですか??!!」
誰でもそうなります。でも彼が行った先が”あれ”だったんですよ。
豪邸
写真持ってませんが、ツイッターに投稿されたL君の写真は、たしかに豪邸でした。
L君がナイジェリアの石油王の息子と友達で、彼に「ナイジェリアに来いよ!」と誘われたそう。でもイギリスからナイジェリアって遠いじゃないですか?だから飛行機代出してやるよっ、ポンッ。泊まるとこ?家来いよ、ほれっ。とまあ、こんな感じだったそうです。
僕の話ではないので、使用人やシャンデリアや賄賂の話は僕がするべきではないでしょう。
ただ、夢物語じゃないってことが分かりました。(ニヤリ)
わたぽんのまとめ的なにか -金に釣られるなよ!あ、あとケバブうまいぞw
とりあえず言えることは、ここに書かれた話はかなりゲスいです。人間の欲の汚さが垣間見れます。
お金で友達を選ぶって、最低なことですよね。言われる側も最悪な気分になるでしょう。(真面目ちゃん)
さあ、人間の欲に呆れ、どうしようもない気持ちになったときは、ケバブを食べましょう。サウサンプトン大学近くにある”Unikebab”というお店のケバブは絶品ですよ。
あえて重ねて言いますが、あくまでフィクション込みですよwww
以上、わたぽんでした。ほなね!
わたぽんの簡単な自己紹介
わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら
ブログ「わたぽんWorld」について
僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!
Comment
No trackbacks yet.
No comments yet.