【イギリス留学する方へ】英語力を伸ばしたいなら、留学生同士で話す方が良いこともある
「イギリス人と喋りまくって英語うまくなってやるんだ!!」
イギリス留学となると、やっぱりネイティブ(イギリス人)と喋って喋って英語上達させるのが一番の近道と思う方が多いかと思います。何を隠そう、僕もその一人でした。ネイティブと喋ってるうちに慣れてきて、いつかイギリス人のように喋る・・・全くの戯言というわけでもありませんしね。でもこれはあくまで理想。現実の話をしてみましょう。
もしかしたらネイティブとの会話はまだ早い?
イギリスについて2週間、僕はこう思い始めました。決してイギリス人と喋る器に到達してないとか、そういう意味で言っているのではありません。「もしかすると、イギリス人と会話して英語力を伸ばそうと思うには、まだ早いのかもしれない」ということです。
イギリス人の話す英語というのは、たいていとても早いです。僕の経験と聞いた話、留学生友達の様子を照らし合わせてみると、イギリス人とある程度まともに話し出そうとすると、大学入学レベルの英語力が必要だと思われます。IELTSでいうと7.0、Overallではなく、SpeakingとListeningでです。もしそれ未満なら?それはもしかしたら、イギリス人側にうっとうしさを感じさせてしまうかもしれません。(あくまで予想です)
単発の会話ならIELTSで5.5や6.0程度の僕でも、まあなんとかなります。ですが、英語力を伸ばすには浅い会話の繰り返しだけじゃなく、深く話し込むことも重要。でも低い英語力で深い会話をイギリス人に挑むというのは、難易度が跳ね上がります。僕がまさにそのトラップに引っかかりました。イギリス人のフラットメイトと深い会話ができなくなっている状態です。ちょっとした会話ならできても、深く話そうとすると、英語力のせいで相手に気持ちよく話してもらえなくなるのだと思います。
(もちろん人によりますので、イギリス人で根気よく話してくれる人、身近にたくさん話してくれる人がいるなら、その人がベストです。)
ちなみに留学生の友達のコメントをいただくと、「イギリス人はスラングをめっちゃ使ってくる。難しい。。。」らしいです。イギリスの大学を卒業した人でもこう言うのですから、その下のレベルの人からしたらさらに難しいでしょう。まあスラングは軽い会話のときの方がでてくることが多いですが。
ネイティブが早いなら、非ネイティブと話す方が良いのかも
ネイティブとうまく話せない。あいつらはレベルがタカスギル…と思うなら、意外と良いのが非ネイティブの人と喋ること。非ネイティブというのはその名の通り、多くの日本人と同じように英語を学んで習得した人、もしくはしようとしてる人達をここでは指しています。
非ネイティブは、スラングを多用しない。比較的容易な単語を並べて喋ったり、文法が複雑でなかったりすることが多い。または話すスピードが比較的ゆっくり。何年も現地に住んでる人でもない限り、このどれかには当てはまります。つまり会話しやすい。
逆に自分が喋るときも、伝えたいことがうまく出てこなくて詰まってしまっても、理解を示してくれる人の割合が、ネイティブに比べて多い。(あくまで経験則です。)だから、精神的に楽です。
英語力を上げるには話す量が大事。イギリス人と深い会話ができずもごもごしてしまうぐらいなら、そんな奴らなんてほっといて留学生同士で楽しく喋りまくる方が良い。
非ネイティブの英語とイギリス人の喋る英語が違うとは言っても、英語の根幹の部分は同じ。非ネイティブ同士でスラスラと会話できるようになれば、イギリス人とももっと深く関わることができるでしょう。
最も話しやすいのは中国系かアラブ系の日本好き
あまり人種などで区別することは良くないことですが、僕はこう思っています。
まず中国系の人ですが、最近では世界中どこに行っても見かけますよね。イギリスでも中国、香港あたりからの留学生はたくさんいます。マレーシアやシンガポールの人も、中国系の方が多いですね。日本では報道やいざこざのせいで「中国人=良くない」というイメージが強くなりがちです。2ちゃんねるなんか見ると、中傷がひどいですよね。しかしもちろん、すべての中国人が想像のような悪人ばかりではないということを忘れないでください。特に海外に飛び出してくる人というのは、良い人が多いと思います。僕が見る限り、そんなひどい中国系留学生を見たことはありません。
(余談ですが、飲食のアルバイトをしていたときは、中国系の人のマナーは良くないことが多々ありました。これがイメージ悪化の原因の1つかもしれません。)
次にアラブ系の人達。彼らの特徴は何と言ってもおもしろい。次に何をしでかすか分からないという人が多く、なぜか底抜けに明るかったりします。なのでとても話しやすい。
そして日本好きというキーワードを最後に追加。やはり日本に興味がある人とは話しやすいし、意外と中国系やアラブ系の留学生の中には、日本好きが多い。もしそんな人を見つけたら、Facebookで友達になり、電話番号とメアドを聞き、スカイプで連絡をたくさんとりましょう。笑
あと追加するなら、自分の行ったことある国の人とは会話を始めやすいですね。(話しやすいとは限りません。)女の子ならイタリア人もいいです。笑
最後に、補足
タイトルでイギリスに留学する人向けと書きましたが、これには訳があります。他にもアメリカやオーストラリア、シンガポールなどもネイティブ国家ですが、イギリスとは事情が異なります。アメリカでは地域によっては移民が多く、非ネイティブに近い状態であったり、オーストラリアでは優しく教えてくれたり。シンガポールでは国自体が移民国家ですから、多様性を自然に受け入れてくれる国柄もあり、英語を使っての会話にチャレンジしやすい環境があります。(すべてがそうとは限りません。ネイティブ同士で固まるのが最も気持ちいいです。)
しかしイギリスはそれらに比べると保守的と言われています。僕がイギリスに来て、明らかに保守的だと思ったことはありませんが、先ほど書いたように、英語のレベルが中途半端だとどんどん相手にしてくれなくなります。
あとは周りの環境もしっかり見極めて。皆が話してくれない、というわけではないです。日本のように、海外生とのやり取り大好き!という人は必ずいます。よく話してくれるイギリス人がいれば、もちろんそれがベストですから…
以上、わたぽんでした。ほなね!
わたぽんの簡単な自己紹介
わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら
ブログ「わたぽんWorld」について
僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!
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なるほど、実際に経験しないとわからないリアルな話で、とても興味深かったです。これからも頑張って下さい!応援しています。(▰˘◡˘▰)
ありがとうございます。
1年後にはこの記事も笑って見返せるように頑張ります!