【君は何個当てはまる?】僕がF1で働きたいと思うほど好きな理由15個

こんにちは、わたぽんです。

ふと、なんで自分ってF1のエンジニアを目指すようになったんだろうなーと思うことがあります。だって、

女の子には「F1?なにそれ?」と言われ、
男の子には「F1ってただグルグル同じとこ周ってるだけやん」と言われてきた。

なのに、なんで僕は好きになって、好きでい続けてるんだろうと。

うーん、とりあえず、このビデオ見て!笑

 

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これです。これなんです!!
しかしコレコレ言われても「せやな」としか思えないんで、好きな理由を書き出してみました。そしたら15個も出てきちゃいました。ちょっと長いので大きく、

  • F1の世界が好きな理由
  • 特にF1で働きたいと思うほどの理由

に分けました。
F1好きな理由、集合!

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F1の世界が好きな理由

(1) 元々速い車が好き

いきなりこれを言っちゃ大雑把すぎるかもですけど、元々速い車が好きです。車に限らず、自転車ならツール・ド・フランスみたいなのが好きですし、電車なら特急列車が好きです。速い乗り物は往々にしてかっこいいことも多く、結果として速さのもたらす興奮や見た目に惹かれちゃいます。てことで2つ目は、

(2) F1マシンの外見がかっこいい

かっこよくない?かっこいいよね?

…うーん、どうなんやろう。実際初めてF1を見た時は、ナンヤコレって思った。だってタイヤ剥き出しやし、普段道端で見る車とも違う。

でも15歳の時にテレビで見だしてから、ん?よく見ればかっこいいんじゃね?そやんね?って感じで今まで来てます。慣れたというのか、元々かっこよかったのを知らなかったというのか…。そういえばたしか、テレビの解説で空気の流れをバーチャル上で可視化したのを見て、かっこいい!ってなった記憶があります。

(こんな感じ。写真はF1じゃありません。Formula Studentで自分で作ったやつ...)

あるいは、ただの病気かもしれません。

 

舞台は世界(特にヨーロッパ)!

ここから話は一気にグローバルになります。

F1は元々イギリス発祥のスポーツ。最も有名なチームはイタリアのフェラーリ。ヨーロッパが中心のスポーツなのです。

ヨーロッパ大好きです。

中世の雰囲気が残る街並み
おいしいごはんの数々
ビール、ワイン…ってああ、初めてF1見たの高校生の時やし関係ないわ。

でもなんだか優雅って感じでヨーロッパは元々好きです。

そんなヨーロッパを中心としつつも、世界中の有名な国々でレースを行うF1。実は正式名称は、Formula One World Championship(F1世界選手権)と言うほど、色々な国飛び回ってます。

地理が大好きで世界中の国に興味があった僕にとって、レース毎に違う文化や情景がもたらされるのは、新鮮でとても面白いものでした。

 

金持ちでバブリーな世界

F1は金持ち富豪のバブリーな世界。

レースに訪れるゲスト達はブラッドピットやネイマールJrや色んな訳のわからんセレブリティー達。

そういやこの前も、僕がインターンしてたF1チームが買収されたって話がありました。たしか買い取ったのは、トミーヒルフィガーやマイケルコースの大株主が率いるコンソーシアムだとか…。訳わからん。

モナコでは自家用ヨットから観戦するどっかの金持ちもいれば、アブダビやバーレーンではいかにも石油王的な人達が出入りしてる。だからF1が行われる時の装飾も豪華というか洗練されてるし、レースの裏ではシャンパンワインウィスキーレッドブルが消費されてく。

一度入り込んでみたいなーって思う。お金持ちの世界。F1では、それができる。そういやF1チームでのインターン中も、チームが表彰台取った時は仕事中に皆でシャンパンで乾杯したなあ。

 

世界中のニュースが関わるスポーツ

そんなF1は、色んな世界のニュースが関わっています。

例えば2008年に起きたリーマンショックは分かりやすい例。
世界的な恐慌の影響で、ホンダ、トヨタ、BMW、ルノーという大企業が次々にお金のかかるF1から撤退・縮小し、F1界はてんやわんやの大騒ぎ。

たしかによくよくF1マシンを見てみると、色んな大企業のスポンサーが入ってるのが分かります。そりゃニュースと関係あるわ。

他にもプーチン大統領が毎年わざわざお見えになるロシアGPがあったり、あるいは石油か何かで大儲けしたのか、突然アゼルバイジャンでレースしたり…。そういや別件では、ベネズエラのチャベス元大統領も噛んでた。

もう少し違う側面から見ると、例えば日本がバブルだった時には日本人ドライバーがたくさん出てき、イタリアが調子良かった時は、イタリアからF1ドライバーが溢れ出てきた。

だから、経済や政治なんかで動きがあると、すぐF1に影響しちゃいます。個人的に、スポーツだけど政治経済と直接的に深い関わりがあるって面白いなーって思います。(スポーツと政治の関係は、後々F1に限った話でもないと知ったけど!笑)

 

海外では有名なのに、日本では下火

そんな世界的関わりのあるF1なのに、日本では人気低迷。この点が、僕の“他人と違うこと好き”精神に火をつけました。

クラス内で話してもほとんどの人は知らん、興味ないって返してくる。なのにテレビをつければ世界中を転戦してて、ネットを開けば各国を代表するドライバーが人気を集めてるのが分かる。

「なんでみんな知らんの?」

と自分だけが世界で人気なのに日本では違うことを、あたかも知ってるような感覚になれました。子供だったんです。

でも、高校の研修でクラスメイトとイギリスへ来た時、友達が「ほんまにニュースとか新聞とかで普通に取り上げられてるな。イギリスで人気って言ってたん、ほんまやったんや」って驚いてたの、ちょっと嬉しかった。

 

見始めた時、ちょうど日本人ドライバーが孤軍奮闘してた

日本ではたしかに下火なF1。でも見始めた当時2011年には、日本人ドライバーが活躍してました。

小林可夢偉選手。
日本車メーカーもいず日本のスポンサーもほとんどつかない中、実力が認められスイスの老舗F1チームに引き取られたドライバー。そこで、何度も魅力あるドライビングをしていた。

世界の中で戦う日本人。

かっこよかったよ…。

 

ドライバーの生き様に感動した

ふう、やっと前半最後。

ドライバーって魅力があるって点。

世界中から選ばれた、毎年たった20人ほどがなれる存在。みんな人生賭けて、大勝負してる。今はたしかに安全性が高まったけれど、ひと昔前なんかはまさに命がけ。

僕がF1の虜になったのも、スペイン人ドライバーが見せた迫力ある走りがきっかけでした。

F1を初めて見た時、全てはここから始まった。
2011年5月8日 なんでもない日曜日。いつもと変わらない日曜日。ゴールデンウィーク明けのダルさがまだ体に残っている。 その日もな...

 

また、F1の歴史の中でも、最も速いと言われているドライバーについても書かさせてください。

そのドライバーは人種差別の壁を乗り越え、多くの伝説的なレースを残し、何度もワールドチャンピオンに輝いた。だけど歳を重ねることは避けられず、同時に有望な若手も台頭してきた。追い詰められつつも、それでも純粋な速さでは決して前を譲らない。しかし1位を走っていた1994年のサンマリノGP、トップを走ったまま彼の操る車は壁にクラッシュ…。

アイルトン・セナ選手。

伝説的な最速のドライバーは、レースに葬られた。

こう言っちゃ悪いのかもしれません。でも、生死をかけた戦いであるいという事を、彼こそが最も如実に表していると感じています。そしてそれが、大きな衝撃となって僕の心に残り続けています。F1を見てしまうのも、そういうところなのかもしれません。

 

 

特にF1で働きたいと思うほどの理由

後半戦は、「じゃあなんでF1見るだけでいいのに、わざわざF1の世界で自分も働きたいって思ったの?」って点を掘り下げてみます。

綺麗な仕事場

F1チームの仕事場って、綺麗なとこ多いんです。笑

スポンサー企業のために綺麗にしているというのもあるし、常に最高のパフォーマンスを出せるように整えられてるっていうのもあります。

だって、F1は0.001秒を争う世界。例えば散らかってて探してる工具が見つからなかったら、アホみたいでしょ?

また、F1マシンは精密機械というのもあって、そのクオリティ管理にも重要です。それに社員だって綺麗な職場だとやる気でる。実際僕もやる気出てます。どうしても近所の町工場の暗くて汚い感じが頭にあったので、F1チームのオフィスやファクトリーを写真で見た時はたいそう驚いたものです。

 

高度なテクノロジーの塊

F1マシンは技術の結晶です。

F1が走ってる様子をイメージしやすく言うと、飛行機が道を走ってる感じ。現地観戦して感じました。飛行機の離陸時ようなスピードと轟音で走ってきて、1秒で時速100kmくらい減速したりして、そのままクイッって曲がってっちゃうんです。

こんな走りを可能にしてるのが、素材、制御、機械設計、空力、タイヤといった、工学・化学技術の結晶。中にはF1で育まれた技術が、一般車にも活かされているということもあります。逆に飛行機業界の技術が転用されたりもしてました。

また個人的に面白いと思うのが、オペレーション面でも先端をいってるという面があること。

例えば、高速で動くF1マシンをサーキット場のどこにいても位置把握する技術が、ヒースロー空港での飛行機の動きの効率化に活用されたことがあります。(参考:F1 technology goes beyond motorsport[英語記事])

元々テクノロジーに関する話題には興味があったので、この手の話には関心しきりでした。

 

頭良い人達が本気で遊んでる世界?!

高い技術力を誰が生み出し扱っているかというと、頭の良い人達です。

名前がよく出てくるなーってF1のエンジニアをググってみると、ケンブリッジ大学卒だった、なんて普通にある。F1は頭の良い人達が、集まる場所なのです。

敵チームより0.01秒でも速くゴールできるようにと、レースカーを作ってる。

頭の良い人、勉強できる人って、政治やったり、大きな会社でしょーもない仕事やるもんだと思ってた中学までの頃。でも、世の中にはその教育の恩恵を、レースに活かしてる人達もいると知った高校生の時。物凄い衝撃でした。「こいつら、勉強できるのに本気で仕事で遊んでる」って!

だからかな、F1いる人って楽しそうな人多いです。心の中では遊んでるんです。笑

 

レース本番は頭脳戦

頭脳戦は、レースカー開発だけじゃありません。レース本番もです。

ドライバーが走っている裏では、頻繁に無線で会話が交わされています。刻一刻と変わるレース状況の中で勝ち残るために、頭脳戦が行われています。

総本部で戦略が何度も何度も議論され、それを元にレースという名の戦いが繰り広げられる。

周回数、燃料残量、ライバルとの距離、他チームの戦略、路面状況、天気、ドライバーの身体状態、エンジンモード、マシンセッティング…

多くの要素を、常にモニターしてる。そして長くても2時間で終わるレースの中で、最適解を導き出そうとする。かっこよすぎやん。

 

勝利を目指してなんでもする姿勢

全ては勝つために。

F1チームの何が何でも勝つという姿勢が、僕は大好きです。

パーツは独自開発が多い。
数レースで使うためだけに、何百万円というお金をかけて、数個だけ作ることもある。もちろん、結果が出なければゴミになる。レースでクラッシュしたら、ゴミになる。新しいデザインがシミュレーションで良い結果を出してたら、すぐにレースに送り出される。朝設計したパーツが、午後にはすでに搭載され走ってたという話も聞いた。

それになんというか、F1の世界では最後に勝てば何をしても許されるという風潮があります。笑

敵チームが新しいパーツを投入したら、瞬きしてる間に他チーム中にその情報がいきわたる。そして血眼になってそのメカニズムを解明し、自分達の車にも活かそうとする。ライバルチームからの人員引き抜きなんかは日常茶飯事だし、ライバルチームが怪しい動きをしてたら、すぐに「それ違反じゃない?」と動きを止める。裏では自分達もルール違反ギリギリのことを、口笛吹きながらやってる。(そうして時々、ほんまに違反しちゃう。)

とあるF1デザイナーの人が、面白い事言ってました。

「俺が自動車会社で働いてた時、上司にはまず第一にコスト、第二にコストを考えよと言われていた。でもF1チームに転職して上司に最初に言われたことが、『製造費とか気にせんでいいから、とりあえず自分が思う最高の物を作ってくれ』だった」

たまらん。

 

チームで一丸となる感じ(協働感)

そんな世界で戦っていくには、やはりチームとしての一体感が大切です。

みんな自分のチームに勝ってほしい。そのために好き嫌いとか言ってる暇もなく、みんなで肩を組んで、頭脳をフル回転して、励まし合いながら進んで行く。負けたら激しく落ち込み、勝った時はガッツポーズしたり泣いたり抱き合ったりする。

そしてみんなでシャンパンで乾杯したり、写真撮ったりする。

仕事に戻ったら、また次も良い結果を!と、みんなで働く。

一人でコツコツ働くのも良いなとは思うけど、やっぱりチームで協力して達成感ある仕事ができるって良いよなーって思ってます。

 

仕事のサイクルが早い

ビジネスではPDCAって言葉がよく使われますが、それです。

Plan
Do
Check
Act

それも一般的な企業とは比べ物にならないほど早い。

だってシーズン中は、レースが約2週間ごとにあります。
言い換えれば、2週間ごとに進捗結果がテストされます。しかも結果に言い訳が効きません。負けたら負けたなりの理由があるのです。

毎レース、新しいパーツが投入されます。年間約20レース。それらが終わる頃には、全く別物のような動きをする車になっています。そして年が明ければ、また速くなってます。

感覚的に言えば、毎年新しい車を作ってるんです。たった数百人~1000人ほどで、毎年高度なテクノロジー満載のマシンを作ってる。昔とある一般企業の人が「うちで働けば、5年後に走ってる車に関われますよ」なんて言ってた。F1では数週間後のレースで走ってる車を作ってる。

インターン先の同僚は、こう話してました。

一度F1チームで働いたら、普通の自動車会社で働けなくなるぞ」って。たしかにそうかも。

 

夢がある

最後にですが、最も重要なことかも。

F1にはやっぱり夢があります。

スピードを追い求めた結果、出来上がった形。それがF1マシン。英知の結晶であり、ロマンの塊でもある。そんなレースカーが、大観衆の前で異次元な領域でのレースをし、魅了している。大金だけじゃない、心も動く。

世の中暗いニュースで溢れることもあるけれど、F1マシンが走ってるのを見たら、そんなのどうでもよくなっちゃうかもしれない。

夢も希望もなかった人が、F1チームの勝ちにこだわる姿勢に大きな憧れと共感を抱くかもしれない。F1を見たのをきっかけに、人生楽しいことも夢もたくさんあるやんって、思えるようになるかもしれない。そう、僕が経験したように。F1はそんな力を秘めている。

その一員として働けるって、それこそ夢みたいじゃない?って思う。

 

わたぽんのまとめ的なにか

書き出してみたら、たくさん好きなポイントあるなって気づきました。まあ、でないと自分でも目指そうなんて思いませんけどね。笑

だから高校生の時、とても嬉しかったです。見れば見るほど、調べれば調べるほど、自分の好きなもので溢れている世界なんだって知れて。そしてそんなF1を、7年以上たった今でも好きでいられることに、そして実際にインターンとして働けたことに、感謝しています。

この記事を読む人は、既にF1を見てる人、好きな人が多いかと思います。たしかに周りの友達なんかに分かってもらえないことはあるかもやけど、まずは自分が思う存分に楽しむことが大切かなと思います。そうしたら君の楽しそうな姿を見て、他の人も興味を持ってくれるかもしれません…ね!笑

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以上、わたぽんでした。ほなね!

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わたぽんの簡単な自己紹介

わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の本場:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかり経験するも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。夢の力を証明したい。詳しいプロフィールはこちら

ブログ「わたぽんWorld」について

僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!

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プロフィール

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高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の本場:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかり経験するも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。夢の力を証明したい。 詳しいプロフィールはこちら


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