「いや待て、F1のエンジニアってなんやねん?」って人に伝えたい6つの魅力
僕のプロフィールやTwitterには、この様なことが書いてあります。
「F1のエンジニアになりたい」
いや、F1のエンジニアってなんやねん!?
僕のフォロワーさんの72%くらいはそう思ったでしょう。
今回は、僕の夢である、「F1エンジニア」とは何をするのか、どんな魅力があるのかを紹介します!
F1のエンジニアをてきとーに言うと…
F1マシンを作ってるやつらです。
レースに勝てるような、速いマシンを作ればいいんです。
たった2時間のレースで勝つために、本気で考える、それがF1のエンジニアです!
そこには「勝利」以外のことは、ありません。
F1のエンジニアの仕事は大きく2つに分けられる!
1つはファクトリー勤務と言って、ようはF1マシン開発を、拠点であるファクトリー(普通の会社なら、本社や研究所みたいなとこ)で行う仕事です。
日本の会社と同じように、毎日同じ仕事場に行って、世界最速マシンをひたすら作ります。
でもこれだと、あまり面白みを感じませにょね?
はい、わくわくするのはもう一つの方です!
レースが開かれるとこで、どうしたらレースに勝てるか、どのセッティングがいいか、ドライバーとの無線、などを行うのが、もう一つの仕事!
タイヤがすり減ってきたから、交換しなければいけない!
そういう判断をくだすのも、エンジニアです。
レース前は、色々なセッティングを試し、燃料の量を計算し、レース本番では勝つための戦略や走り方を、ドライバーにアドバイスする。
まさに、レースの華がドライバーなら、その裏方となる仕事と言えます。
注意!
実際にタイヤの交換をしたり、マシンをいじったりしてるのは、エンジニアじゃありません、メカニックと言います!
エンジニアが考え、メカニックがいじって、ドライバーが結果をだす。これが基本形です。
F1エンジニアの魅力
さて、仕事内容を聞いただけでは、イマイチって方もいるでしょう。
そこで、F1のエンジニアの魅力を書いていきます。
(1)とりあえず、勝てばいい
ふつうの会社なら、上司がどうとか、得意先があーだとか…どうでもいいことに労力を傾けなければいけません。
でもF1では、ただ勝てばいい。
勝てば、すべての問題が解決します(笑)
(2)アイデアをすぐ試せる
例えば、ものすごいアイデアを思い付いたとします。でも日本では、自分で起業でもしない限り、資料作成し、プレゼンし、会議にかけられます。
でもF1は、そんなのんびりしてられません。
「こうしたら、0.1秒速くなるんちゃう?」
そんなアイデアがでれば、すぐに試します。そしてすぐに結果がでます。
なんせレースは約2週間に1回行われるので。
そこで速くなってたらうえーーい!
遅かったらショボーン(´・ω・`)
こんな世界です。
もちろん落ち込んでる暇があったら、反省し、次のアイデアについて考えます。
とにかく物事をどんどん進められる!
(3)世界中を飛び回れる
サーキットでの仕事の場合、現地に行かないといけません。
だから、約2週間ごとに、いろんな国に移動していきます。
今週はシンガポールで、2週間後にはロシアに行って、その次は日本だ!
みたいな生活が待ってます。
F1は世界20ヶ国くらいで、毎年行われますので。
(4)きれいな仕事場
ではファクトリー勤務には、魅力がないのでしょうか?
いやいや、そんなことはありません。
例えばこちらは、イギリスのあるチームの勤務場所。
美しいイギリスの自然の中に突如現れる、近未来的な建物。
ここが仕事場です。
中はこんな感じ。
こんなきれいなとこで、毎日働けるんです!
しかも、ジムやプールなども完備。
食堂もおいしいものが食べられる?
他のチームの写真もどうぞ。
そこらの会社に勤めるよりも、だいぶ環境は良いと思います。
ぜひ「F1 ファクトリー」などで検索してもらえれば。
(5)割と給料もらえる
いいですよね。自分の好きなレースで勝てば、お金がもらえる仕事。
しかもトップクラスの人達になると年5000万とか億に到達した人も…おお、僕も頑張ります(笑)
(6)最先端に触れられる
こんなスポーツ、F1だけだと思います。
何か新しい技術が生まれて、それがマシンを速くするのに使えそうなら、すぐ使ってみる。
常に世界最先端のモノを求め続ける。
新しいモノが好きなら、F1はうってつけのスポーツですね!
(7)頭良い人の集まり
実はF1は、遊んでいるように見えて、天才や秀才の集まりでもあります(笑)
ふつうの人がなれる職業じゃありません。
ケンブリッジ卒の人もふつーにいます。
そんな人達と競いつつ、2週間ごとにレースで勝負できる。
F1はそんな、おもしろい世界なのです。
以上、わたぽんでした。ほなね!
わたぽんの簡単な自己紹介
わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら
ブログ「わたぽんWorld」について
僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!
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