イギリスでシェアハウス探し、失敗しないための12のポイント&注意点

こんにちは、イギリス留学中のわたぽんです。

イギリス、特にロンドンに住むのは憧れにもなり得ます。しかしイギリスの家賃は日本と同じように決して安いわけでなく、ロンドン周辺は価格が跳ね上がります。そんな高騰した価格を抑えるための1つの方法が、シェアハウスに住むということです。
シェアハウスってどうやって探せばいいの?どんなことに注意しなければいけない?などということをまとめてみました。僕はサウサンプトンという都市で家探しをした分、他の都市とは少しずれてることもあるかと思いますが、基本は同じ。前半は全体として共通してること。そしてもしサウサンプトンでの家探し情報が欲しいなら、最後の方にはサウサンプトン大学での家探しに役立つことも手短かに紹介してあります。

 

イギリスでのシェアハウス探しのポイント、メモ、注意点

(1) シェアルームよりもシェアハウス

アメリカの留学生のブログを見ると、よくシェアルームのことが書いてあります。一つの部屋で他の人とシェアする形式。しかしイギリスではシェアハウスの方がメイン。一つの家を何人かでシェアするので、キッチンやシャワーなどは共同ですが、各自自分の部屋をゲットできます。日本のようにキッチン、シャワー、トイレ完備のマンションのようなものは少なく(というか値段が高すぎて)、シェアハウスに流れ着く場合が多いです。ロンドンだとそれでも家賃が高いので、さらに安い場合が多いシェアルームに落ち着く人もいます。

(2) weekly or monthly?

家賃のことです。家賃は物件、部屋によって表示方法が異なります。1週間ごとの家賃か、それとも1ヶ月での家賃か、です。しかし「4週間の家賃 = 1ヶ月の家賃」ではありません

基本的に1ヶ月は4週間よりも長いですよね?家賃もその分、4週間と1ヶ月で変わることが大半です。(まれに4週間 = 1ヶ月でオファーしてくれるとこあり。) Weeklyでの家賃を表示しておきながら、支払いは1ヶ月ごとを要求してくることが多いので、1ヶ月の家賃は、4週間分の家賃よりも少し高くなると覚えておきましょう。
正確には「1ヶ月分の家賃 =1週間の家賃×52(週間)÷12(ヶ月)」が基本の式です。

(3) ネットや水道、電気代のこと

家賃に電気代や水道代、ネット代が含まれてるか、しっかり確認しましょう。これは家によってもまちまちです。サウサンプトンでは電気代と水道代合わせて£30ほどがよく聞く値です。ネットは4人でわって月£5とか。インターネットに関しては、ネット回線ソケットがあるかどうかも確認しておくと良いでしょう。

(4) 誰と住む?

誰とシェアハウスを探すか、それとも一人で探すかは人それぞれです。が、他の人と探す場合は「すぐ連絡をとれるか、家への要求は似ているか、家を訪問するときに時間を合わせやすいか、生活のリズムはどうか」をしっかり確認しておきましょう。友達であっても、以上のことに当てはまらないなら避けることが賢明かもです。事実、僕は友達と探してひどい目にありました…(参考:友達と?見知らぬ人と?イギリスでのシェアハウス探しは一筋縄ではいかない!前編)

(5) 斡旋か個人か

これは重要な選択です。僕は斡旋業者を利用するよりも、ネットや口コミで探すことをおすすめします。
多くの家の斡旋業者は、金儲けしか考えてません。家について親身になってくれるとこはごく少数だと思っておきましょう。というか一人でシェアハウスを探すなら、ネットが最も手早いですが。。
自分で家、部屋を探す場合は、「(自分の住みたい街、場所の名前) accommodation」などのキーワードで調べると、その地域での物件情報がでてくるでしょう。ロンドンの場合はMixBSPAREROOM.co.ukmoveflatなどで探すと良いでしょう。MixBは日本人向けです。

 

(6) 立地のアドバイス

立地については個人的な事情の他に、スーパーや交通機関、辺りの治安を考えるといいでしょう。
スーパーについては、実は必ずしもスーパーの近くに住まないとヤバい!というわけではありません。イギリスではデリバリー制度がよく整っています。つまりネットでオーダーしたら、家の前まで新鮮な食材達がやってくるのです。これを使えば、スーパーの近くに住まなくても生きていくことができます。おすすめはTesco Deliveryですね。最低利用金額が£25以上と設定されてますので注意。

(7) 規模

案外家、フラットの規模は大事です。小さめの家だと騒がしくなく、落ち着いて生活できる可能性が高いのに対し、大人数でのシェアは騒がしくなりやすいです。まあシェアメイトによりますが。

(8) 必ず一度訪れる

家を見つけてもすぐに契約を結ぶのは危険です。必ず家に一度訪れて、部屋やキッチン、シャワーなどを確認しましょう。当たり前ですが一応。

ロンドンでの家(部屋)の例は他の方のブログをどうぞ:大公開!僕がロンドンで住んだシェアハウス(フラット)のシングルルーム(部屋)の中

(9) 契約内容の確認

よし、この家に住もう!と決めると、最後の難関、契約がやってきます。Landlord(大家)に渡される契約内容。たいていメールか、紙で手渡しでもらいます。しかし契約内容には疑ってかかりましょう。landlordによってはしれっと罰則を増やしてたり、違法すれすれな契約、グレーゾーンを含んでたりします。基本は罰金額の過剰な高さ、罰則の異常な多さ、プライバシーへの侵害に関すること、に注意しておくと良いでしょう。できれば知人やネットを利用して、しっかり契約を結ぶ前に確認しましょう。訴えると、案外「Oh OK.」などと契約書から消してくれたりします。笑

(10) 支払いは最長半年前?ー保証人関係

家賃の支払い方法や支払い時期は家によって異なります。もし業者を利用するのなら、半年前に家賃の支払いを要求されるでしょう。これは保証人の関係です。保証人がイギリス人、またはイギリスに住んで長い人等なら毎月支払い、イギリス人等ではないけどEU圏内に保証人がいる場合で3ヶ月前に支払い、その他は半年前の支払いを要求されることがあります。

しかしネットや口コミで個人的に大家さんと交渉した場合は、例え保証人が日本にいる頑固おやじであっても、毎月支払い、場合によっては週ごとでも扱ってもらえるでしょう。契約前に確認必須ですね。これが業者をおすすめしない理由の一つでもあります。

(11) 大学生なら、時期を見極めて?

大きな大学がある都市に行くと、物件の豊富さは大学生の動きによって変わってきます。秋スタートのイギリスの大学ですが、良い家は早い時期になくなる傾向にはあります。一つの基準は冬の終わりでしょうか。春になると、さすがにいくつかの点で妥協しなければいけない可能性が高いです。ロンドンのような大都市なら、いろんな人がいるので時期を見極めるのは難しいですが。

(12) 家賃の平均を把握する

家賃については地域によって大きく差があります。例えばサウサンプトンでは月£350もだせば良いシェアハウスに住めますが、ロンドンだとそれが月£600になったりします。家を決める前に、家賃の振れ幅や平均はなんとなくつかんでおきましょう。
(下の写真はサウサンプトンで月£300のシングルルーム例。綺麗なキッチン、庭、トイレ2つ、シャワー、リビングがありました。ベッドや机もついてきます。)

image

 

サウサンプトン(特にサウサンプトン大学生)で探している方へ

家探しはsasshで

サウサンプトンでシェアハウスなどを探す…となると留学生が多いかと思いますが、Sasshというサイトがお勧めです。このサイトを使えば、Landlord(大家)と直接契約を結び、業者の利用を回避できます。物件の豊富さは大学の動きに合わせ、1月の後半あたりにピークを迎えます。Sasshは大学側からも特別なSchemeがありますので、違法なことはないです。違法すれすれば稀にあるようですが。

サウサンプトン大学のイベント

サウサンプトン大学では毎年1月の終わり頃に、家探しに関するイベントをやっています。家探しのポイントの他、良い業者、悪い業者のランキングも発表されます。

サウサンプトン大学内の斡旋

サウサンプトン大学関連のなにかは知りませんが、大学内にSUSU Lettingという斡旋をしてくれる業者?サービス?があります。比較的安心ではありますが、総じて値段は高めな傾向があります。

SNSを利用

サウサンプトン大学の場合、家探しだけに関連したFacebook Groupがあります。同様のグループやSNSでのコミュニティは他の大学、地域でもある可能性が高いので、ぜひ調べてみましょう。

契約内容確認サービス

これもサウサンプトン大学でのサービスですが…サウサンプトン大学では専門の法律家の方が、契約内容についてのアドバイスをしてくれます。契約書を持っていくと、怪しい点や違法な点を指摘してくれます。無料なのでぜひ利用しましょう。なにかのコミュニティに属していれば、このような情報や知人がチェックしてくれる、などというのは案外見つかるのでは?と思います。

 

まとめ

イギリスでの家探しは簡単なことではありません。大家さんが日本人じゃなければ、もちろん契約などもすべて英語になるでしょう。ワーキングホリデー等で右も左も分からない!というような場合は先ほど紹介した日本人向けサイトMixBや、現地の日本人に直接聞いてみることから始めるのが良いでしょう。

早いもん勝ちが基本ですが、焦らず、しっかり不安な点をつぶしてから契約は結ぶようにしましょう。

以上、わたぽんでした。ほなね!



わたぽんの簡単な自己紹介

わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら

ブログ「わたぽんWorld」について

僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!

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プロフィール

わたぽん(@wataponf1_uk)

高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでの1年インターンも獲得。現在は卒業し、日本でF1から離れ生活中。 詳しいプロフィールはこちら


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