【まさに恋】海外留学中食べたくて仕方がなかった日本食のリストと、その傾向と分析

こんにちは、イギリス留学中のわたぽんです。

イギリスで生活して長い月日が経ったのですが、そろそろまとめてみようと思います。「恋しい日本食はなんだったのか?」
僕は比較的、日本食へのこだわりが少ないと思っていますが、それでも恋しい食べ物ってあります。

個人的なリストにはなってますが、最後にどういうものが恋しくなって、何が恋しくならなかったのかを分析してみました。ではいってみましょう。

 

恋しくて身もだえした日本食

まずはイギリス留学1年目で、最も恋しかった日本食はなんだったのか振り返ってみます。

醤油豚骨ラーメン

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とりあえずラーメン。ができないのが辛い。
高校時代は少なくとも週一で食べていたラーメンを、半年間食べれなかったことはこの上なくきつかったです。最後の方は”Roman”という文字も”Ramen”に見えてしまいました。3月にロンドンでそれなりのラーメン食べて、なんとか日本帰国まで持ちこたえています。

それにしても、醤油豚骨ラーメンにありつける機会が少なすぎます。見つけてもただの豚骨だったり、安いカップめんだったり。

京都には醤油豚骨系のラーメンが多い(気がする)ので、それがイギリスではメジャーでなかったというのは辛い事実でした。

カリッカリの鶏のから揚げ

鶏のから揚げもとても恋しかった。

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中学生のときから、こちらも最低週一で食べてきた鶏のから揚げが、手頃なランチ価格でパッと食べれない。自分で作ってもやはり慣れてきた味とは違います。

アツアツ、カリッカリ、中にはジューシーな鶏肉が…あゝ、とりから…。

とんかつ、特にソースかつ

とんかつも罪深きやつ。

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日本ではとんかつは溢れかえっていて、簡単に食すことができます。イギリスでも揚げ物多いから、豚肉揚げただけの物なんて恋しくならへん!と思ってたわけです。

恋しいです。

日本の揚げ物に度々使われるパン粉は、海外ではメジャーではありません。”Panko”として日本食コーナーに売ってるぐらいです。

そしてとんかつソースがこれまた恋しい。一応近くの中華系スーパーで買えるのですが、なんせただのとんかつソースが5ポンド(900円)とかするから買わないです。福井や長野・駒ヶ根のソースかつ丼なんて夢のよう。

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ちなみにイギリス人の友達にソースかつ丼を説明するとき、「“Special sauce”を使うんだよ!!」って必死で訴えたら、その後「“Special sauce”が恋しいか~い?」とバカにしてきます。

そば

実際、そば自体はイギリスでもわりと簡単に食べれます。だって中華系スーパーでそばと出汁を買ってきて、茹でればできますから。

でも、薬味までちゃんとフォローしてくれてるのはない

そばの楽しみは薬味の妙にあると勝手に考えてるので、細かい薬味がないのは厳しい。なんか、やる気あんのかと思う。

そしてネギ。日本ではあの輪切りの細かーいネギがメジャーですが、イギリスではあまりみないですね。スーパーでネギの先っぽ買って、自分で切らないといけません。ちなみにリトアニアでは、こんなくそでかいネギしか売ってませんでした。

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さやえんどう

えんどう豆じゃありません。スナック菓子のさやえんどうです。

数あるスナックの中でも、さやえんどうはトップに君臨するお菓子だと思っています。しかしイギリスではさやえんどうに匹敵するお菓子がない。なぜ。知らんわ。”Salt & Vinegar”味減らしてさやえんどう生産せよと、イギリスを代表するポテチを作ってるWalkers社には言いたいです。

彼女はテレビ電話越しにさやえんどうを見せたりして、僕をいじめてきます。日本帰ったら絶対許さへん。

ココイチのカレー

カレーのルーは案外手に入りやすく、イギリスでは自分で作ることもできます。日本特有のカレーにこだわらなければ、インド風のカレーなんか美味しいです。

しかし食べなれた味には敵わない。ココイチのカレーって、ずっと変わらない味で美味しい。トッピングも豊富で、案外日本的な物だったりする。チキンカツカレーとかもう僕の中で神格化してきてる。

イギリスではおいしい白ごはんを満足に食べていないので、ココイチでカレーのルーがなくても笑顔で食べれそう。やばい、腹減った。(執筆現在11:30am)

お寿司(うなぎ、あなご、タイ、炙りトロサーモン)

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海外でもお寿司は結構認められてきていて、イギリスでもスーパーや大学の購買に寿司があったりするぐらいです。

でもちゃうねん。

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寿司は寿司でも、日本で食べる寿司とは違う。SUSHIと寿司は違う。特にうなぎ、あなご、タイ、炙りトロサーモンが恋しすぎる。ふつうのサーモン寿司は割と転がってるけどね。

しかしまあ、イギリスでタイを見たことないような。タイのバター焼きとかも懐かしいですね。調べたら英語では”sea bream”とか”porgy”とか言うみたい。porgyは大西洋で獲れるタイ科の一種やしちょっとちゃうけど…かわいいな、おい。

ついでにうなぎのかば焼きとかもめっちゃ食べたいです。あれは日本が誇るべき料理です。

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逆に恋しくないもの…

せっかくなので、イギリスにいても全然恋しくならない食物達も見てみましょう。再度言いますが、個人的主観です。

うどん

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そばと同様、案外手に入りやすいのがうどん。特にうどんは日本製だけでなく、韓国製造のものもあったりして手に入りやすい。サウサンプトン大学の購買ではうどんが売ってたりします。

薬味はたしかにほしいですが、蕎麦ほどではないかなーといううどんは、あまり恋しくなりませんでした。おとといもうどん食べました。

たこ焼き・お好み焼き

なんか中華系スーパーでたまたまお好み焼き粉とお好み焼きソースが安めで売ってたので、自分でお好み焼き作っちゃいました。

お好み焼きには薄切りの豚肉を入れる豚玉が定番ですが、スーパーで薄切り肉が手に入らないイギリスではチーズを使用するのがおすすめです。チーズ玉はなかなかの美味です。風月のもちチーズ玉好きです。

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お好み焼きはサンドイッチ風にしちゃいました。

 

天丼

なんか印象が薄い天丼。

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天丼って、特別味が濃いわけでもなく、安くてよく食べるやつってわけでもなく、なんだか忘れがち。

でもこう言いながら日本帰って3日目ぐらいに食べそうなのが天丼なんですよね。

納豆

まずい、てか臭い。苦手。

 

恋しくなるものの共通点を探る

すぐに思いついただけでこれだけなのですが、実は…みたいなのも含めたらさらに多くの恋しい日本食(もしくは日本テイストのもの)があるかと思います。それら「恋しくなる日本食」にはどのような共通点があるのでしょうか?ここからは客観的視点も入れて考察してみたいと思います。

濃い味は恋しくなりやすい

おい、なに冷めた顔してんねん!ボケてへんぞ!こっちは真剣やぞ!

濃い味は恋しくなりやすいです。(2回目)
なぜ濃い味が恋しくなりやすい(3回目)かというと、ファーストフードが恋しくなる理屈と同じではないでしょうか。英語で言うと、”addicted”な状態。意外と残ってるんですよね、口か頭かどこかに、恋する濃い味(もうわざとだろ。)が。

もちろん濃い味が苦手だとか、普段から薄味を中心に食べてるという方もいるでしょう。逆にその人達は薄味が恋しくなるかもしれません。海外の食というのは、往々にして濃い味である傾向が強いです。

不思議なのが、濃い味が多い海外で、濃い系日本食が恋しいということ。
僕が一つ思うのが、”濃さ”の方向性や感じが微妙なところで違うんじゃないかなということ。日本の濃い味、たとえばとんこつラーメンとかジューシーなとんかつとかって、海外ではなかった味です。濃い物の中にも、意外と日本独特の味が隠れています。

地元の味は、口に残る

やはり食べなれた味って、口に残るんですよ。慣れというものは怖いものです。

例えば僕なら高校でよく食べた食堂のささみチーズかつだとか、地元のラーメン屋の醤油豚骨とか、上にも出てきたココイチのカレーとか、よく食べてきたものは恋しくなりやすい。
海外へ出てから、「あ、そういやココイチのカレー、うまかったなー」って急に思い出すんです。

逆に言えば、海外へ出る前に自分がよく食べてきたものを分析・対策することで、海外へ出てから恋しさに身もだえすることを防げるかもしれません。例えばびっくりドンキーのハンバーグなんかは、クックパッドで類似レシピが出てたりして、準備しとけば海外でもパッと作れます。

細かい味付けに差を感じる

海外でも日本で食べてきたものに似たやつはあります。日本食レストランなどへ行けば、一応日本食が食べれます。

でも何かが違う。細かい味付けに差があるのか、日本で食べてきたものとは別に感じます。いや別なんですが。イギリスのものがマズイという説もありますが、それはまあ、物によります。

的確に言えないのですが、何か微妙な差に恋しさが芽生えたりするのです。

また、ステーキのソースとかって結構同じようなのばかりで、日本のファミレスのように多種多様なソースが選べるのが少し懐かしかったりします。

 

ちなみに僕が最も恋しいやつは超おすすめなのでぜひ

ところで僕が最も恋しくて今すぐ食べたすぎて体くねくねするようなもの、どれだと思いますか?
誰でも食べに行くことができるので、紹介しておきます。

ジャンボ白雪チキンカツ定食

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なんやねん、チキンカツかよ。なんて吐き捨てないでください。

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ジャンボ白雪チキンカツ定食が食べられるのは、京都にある「ハイライト食堂」。地元の定食屋さん、という感じのところです。

ハイライト食堂の良い点はズバリ早い、安い、多い、美味い。ジャンボ白雪チキンカツ定食はその中でも中心的な存在です。

チキンカツは通常そこらの店で食べるチキンカツの2~3倍。その上に大根おろしが大量に乗っていて、そこにポン酢ダレをかけてガブリと食べます。セットの白ごはんも通常の店ならLサイズ。ハイライト食堂では標準なんですが…。

定食には他に味噌汁、キャベツサラダ、ちょっとマカロニがついて670円。安すぎ。安すぎるよ…。

イギリスでは大根おろしを食べる機会にも恵まれず(というか見たことない)、またサクサクの美味いチキンカツにも出会ってないので、このジャンボ白雪チキンカツ定食はまさに、神のような存在であります。

日本帰ったらすぐ食べに行きます。待っててね、白雪。

 

まとめ的ななにか

日本から外へ出ると、日本で食べてた物への何かしらの恋しさというか、懐かしみが出てきます。留学なんかは、いかに日本で食べてた物への恋しさを乗り越えるかに未来がかかっているとも言えるんじゃないでしょうか。
日本でよく食べている物に、あまり感動なんて感じないかもしれません。でも日々食べている物は、とても大切な存在だったりします。大事にしていきましょう。

以上、わたぽんでした。ほなね!



わたぽんの簡単な自己紹介

わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら

ブログ「わたぽんWorld」について

僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!

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プロフィール

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高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでの1年インターンも獲得。現在は卒業し、日本でF1から離れ生活中。 詳しいプロフィールはこちら


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