旅で出会った、生き方のかっこいい人達。

旅は出会いの連続

シンガポール、マレーシア、タイでの初めての一人旅。それは出会いの連続でした。知らない人とビーチで遊び、バスで4ヶ国の人と話し、飛行機では韓国の方とお互いについて語り、ゲストハウスでは同じF1好きの人と会いました。様々な人と会って話したのですが、その中でも「この人かっこいい!!」と思った2人の人物のことを、書いてみます。

 

英語力0でアメリカに飛び出した韓国人

この人のことは、以前Twitterでも簡単に書きました。どうしても名前を伺ってないので、○○人という風になってしまいます(汗)彼についてはストーリー形式で書くのがいいでしょう。

「彼は中学生のとき、アメリカに渡ることを急に決意しました。まだ英語力は0。知ってるのはHelloとThank youぐらい。本当に右も左も分からなかったそうです。なぜアメリカに渡ったかと言うと、向こうの学校に授業料が無料で行けるというプログラムを見つけたから。もちろん親とケンカになり、お金の補助も一切受けずにアメリカでの生活をスタート。

生活費はバイトで稼ぐ。ラッキーだったのは、当時のバイト時給が良かったこと。学生でもバイトでまあまあの額が稼げたので、なんとか生活することができたそうです。

韓国では特に突出してたわけではない彼。アメリカに来てからは本気で勉強したそうです。英語は3ヶ月で基本的なことはマスターし、学校やその他の勉強も穴があくほどやったと。おかげで高校には、授業料、生活費(寮費)などがただでいけることに。高校でトップの成績をとった彼は、いくつもの大学から金銭的補助付きのオファーをゲット。そして大学も授業料、生活費免除。しかもそこはアイビーリーグに属する、アメリカのトップクラスの大学でした。大学ではコンピューターサイエンスについて学び、その後は研究職などをし、今はタイ・バンコクで教授として働いています。」

英語が全くできないのに単身渡米した彼。親からの補助も一切受けず、得たチャンスを最大限に生かした人生に、刺激を受けました。僕もイギリスの大学に進学すると言いました。すると彼はこうアドバイスをくれました:「すごいじゃないか!すごいチャンスだ。必死で努力するんだ!」「英語なんて頑張ったらすぐ話せるようになるよ、心配しなくていい。」

 

気ままに旅を続ける、元教師のアメリカ人

旅で出会った人達への、ある意味お決まりの質問。「君は普段、何をしているの?」
たいていは学生だったり、何かの仕事の休暇だったりしますが、彼は違いました。

アメリカ人:「僕は元数学教師だったよ。なんで過去形かって?今は教師ではないからだよ。高校で数学の教師をしてたんだけど、色々な国に行きたくなってさ。それで決めたんだ、旅に出よう、と。今までにたくさんの国に行ったよ。」

つまりこの人は今、仕事をしていません。いつまで旅を続けるのか疑問に思い、質問してみました。すると…

アメリカ人「いつまでか、それはお金がある限りずっとさ。」

日本語で書くとちょっと胡散臭く感じますが、これを英語で言われるんです。ネイティブスピーカーの、シンプルな英語で。しかも元教師とだけあって、発音や喋り方がとても聞きやすい。ちなみに見た目もハリウッド俳優のようで、まさにかっこいい男と呼ぶにふさわしかったです。数学のプロだったのが、放浪の旅へと出る。なんと自由な生き方でしょうか。


旅に出ると、おもしろい出会いがたくさんあります。どこにどんな人がいるか分からない。もしかしたら、人生を変えるような出会いがあるかもしれませんよ。

以上、わたぽんでした。ほなね!



わたぽんの簡単な自己紹介

わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら

ブログ「わたぽんWorld」について

僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!

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プロフィール

わたぽん(@wataponf1_uk)

高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでの1年インターンも獲得。現在は卒業し、日本でF1から離れ生活中。 詳しいプロフィールはこちら


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