ONE OK ROCKロンドンライブ2018の様子と、僕が最後に泣いた理由と。

イギリス留学中、何度も何度も繰り返し聴いてきたONE OK ROCK。

大学のパソコンルームで研究について調べるのに疲れて、Facebookを見ていた時のことでした。友達がFacebook上で、イベントにInterested(興味あり)にチェックを入れてた。それがワンオクのロンドンライブ。まじかってなった。

 

ワンオクは大好きだけど、今まで一度も生演奏を聴いたことがない。それどころか、ライブ自体人生で行ったことがありませんでした。

それがいきなり、ロンドンで初ライブ。行っちゃった!

そう何度も人生である機会じゃないと思うので、ブログにもその日の様子やライブのこと、そして個人的な気持ちを、ちゃんと書いておこうと思います。

 

European Tour 2018の一つ、ロンドン会場

ライブがあったのは、European Tourの一部。ツアー最初の会場として選ばれたのが、ロンドンでした。

会場はHeaven

最初聞いて驚いたんやけど、普段はここ、ゲイクラブらしい。(ロンドンにはゲイクラブが結構あるんです。)クラブでライブってどうなんやろうって思ったけれど、たしかにクラブって音響設備整ってるし、見方を変えればライブハウスと似てるよなと。

立地はCharing Cross駅とEmbankment駅の間という、ロンドンの中心部。地下鉄だけでなく、London Waterloo駅にも近いので郊外からも来やすい場所でした。ちなみにGoogle Map上の定義では、ロンドンの中心はすぐ近くにあるTrafalgar Squareになってます。

 

チケットの全体価格は£37.50。全て立ち見。でも僕は少し買うタイミング逃したり、無知だったりして、viagogoという転売サイトで二倍の値段で買いました。それでもワンオクのライブには行きたかった。

後で知ったけれど、ファンクラブ会員向けに特別チケットも販売されていたとのこと。(新曲の独占お披露目会等が含まれていたらしい。)いずれにせよ、販売当日にチケットは早々と売り切れてました

 

今や超人気バンドとなったワンオクにとって、この会場は小さいことでしょう。ロンドンのもっと大きな会場でも、十分集客できる気がする。

あるいは、超人気バンドのライブを、ライブハウスのような環境で聴けるなんて、なんと贅沢なことでしょうか。

 

 

ライブ当日の流れ

ライブ当日の流れはこんな感じ。

  • 開場…19:00
  • Vukovi…20:00
  • ONE OK ROCK…21:15
  • 閉場…23:00

開場

ライブ初めてってことで、どのタイミングで会場に行けばいいか分かりませんでした。笑 調べた結果、スタンディングライブなら15~30分くらい前に行こうって書いてあったので、そのタイミングを狙って出発。

そしたら案の定、遅れるロンドンのバス。遅れるだけじゃない、終着駅まで行かず、途中で停まってGreen Parkで降ろされた。

さすがロンドンバス。
余裕を持って動こう。

 

結局開場5分前に着いたけど、見て驚いた。列がめちゃくちゃ長い。長蛇の列とはこのことを言うのか。「スタンディングライブではチケットの番号順に入れる…」とかなんとかネットで見たけれど、そんなことはありませんでした。最後尾に並ぶしかなかった。

並んで45分くらい。
ロンドンではお馴染みの日本食チェーン:Wasabiや、海外展開を勧めるラーメンの一風堂なんかが、列の左右に店を構えてる。これは辛かったぞ。カツカレーの良い香りがしてきたりする。試練。

その試練を乗り越えた者だけが、Heavenに吸い込まれていくのでした。

 

セキュリティチェックがあって、チケット確認されて、その辺は結構すんなり進む。あ、そういえばペットボトルの水は没収されちゃった。未開封のピスタチオは没収されず。

普段はクラブなHeaven。中ではふつーにドリンクも打ってたし、クロークもありました。上着預けるのに£3。

 

見た感じ、日本人ばっかりというわけじゃなかったです。感覚的に、日本人は全体の3割ほどかな? 周りからは英語や中国語の方がよく聞こえました。みんなよく日本のバンドのこと知ってるなー。

 

Vukovi

僕はライブに全然詳しくないんですけど、前座というものがあるらしい。英語では”Opening Act”なんて言う。今回の場合、Vukoviというバンドがその役割を務めました。

Vukoviはスコットランド発のロックバンド。

ロックって書いたけど、とある紹介記事には”Experimental rock”と書かれていました。うん、音楽のことはよく分からないからこれ以上のコメントはやめとく。

30分ほどでVukoviのパフォーマンスは終了。”日本からミニバンドが来るっていうから、盛り上げにきたぜ”みたいなこと言って、ワンオクのこといじってた。笑

 

ONE OK ROCK

間に入る、機器の設定等の時間。でもほとんど誰も、その場から動かない。ドリンク買いにいったりしたら、詰められちゃうからね。ずっと喉乾いてた。ペットボトルは没収され、中に入ってからもドリンク買ってなかったから。

そうして45分後、やっと本日のメイン、ONE OK ROCKが登場。

いやはや、YouTubeやSpotifyでしか聴いたことがなかったけど、本物見た時はぎゃーーーってなりました。てか声高い。Takaの声めっちゃ高い。曲の中での声の高さは知ってたけど、普通の喋りでそんなに高いんかって。

 

曲は新しい目のが多かったかな。でも昔のヒット曲からも選ばれてた。The Beginningとか。そして新曲も。ちょうど新アルバム発売にも合わせてたみたい。

22時半前には終わってたから、短いライブ。本当にあっという間でした。一人で来たので終わったらサーって出て、途中ケバブに捕まりそうになりながらも華麗に避け、ロンドンの賑やかな夜に吸い込まれていくのでした。

 

 

ワンオクのライブに無理にでも行った理由

後半は個人的なことを。

クリスマス休暇直前という、課題の提出が重なってる時期でもある12月初め。しかも平日ど真ん中の水曜日。家からロンドンまで、2時間ぐらいかかる。それでも半ば無理矢理、ワンオクのライブに参戦しました。

普段はライブなんてめんどくさーいって思ってたタイプの人間だけど、それでもワンオクだけはなんとしてでも行きたかった。

 

その理由は「ワンオクの曲が、夢を追い続けてきた僕の想いと重なるから」です。

 

 

ワンオクを初めて聴いたのは、実は結構最近。去年の夏、F1チームでインターン初めてすぐの頃でした。

その頃は、F1という夢の舞台に手が届いたという興奮と、その夢のために捨ててきた色々なこと、そして親に反抗したり、鬱になったりしたそれまでの道のりのこと、様々な想いが複雑に絡み合っていました。

「疲れたな」って思ってました。

「長い間頑張ってきたんやし、F1に着いたらちょっとゆっくりしようかな。」

 

そんな時に、ふと聴いてみようと思ったのがONE OK ROCK。

センスの良い友達がおすすめしてたし、時間もあるし、と。YouTubeで「one ok rock」と検索して、何も考えずに上から出てきた曲を適当に聴いてみた。

 

冷やかしのつもりでした。
当初は「アメリカのロックバンドの焼き増し」としか思ってませんでした。
歌詞が英語ばっかりで、キザなバンドなんやろうって。

 

でも違った。
震えた。ゾクゾクした。

自分の感じてきたことが、信じてきたことが、ダイレクトに唄われていた。

100点じゃないこの僕に100点つけるのは

他でもない僕自身だ!!
それ以外どうだっていいんだ!!

未完成交響曲/ONE OK ROCK

どこが焼き増しなんだって。これほどバンドの想いが、正面からぶつかってくることもない。ONE OK ROCKのメンバーと、その全ての関係者・ファンへ、ここに今、わたぽんは謝罪します。ごめんなさい。

Do what you do gotta get through
へたれてる時間なんて微塵も無いぞ
後悔しないように生きる
そんな風に生きたって悔いは残るさ

Deeper Deeper/ ONE OK ROCK

 

自己実現
自己肯定

僕には何かできる。僕には実現したいことがある…!

高校の時、F1をという夢を追いかけるって決めたのも、自分の想いを爆発させた結果でした。僕は僕らしく生きるんだって。もう周りに自分の人生をコントロールさせないって。そして自分にはできることがきっとあるんだって。そう強く想って、ここまでやってきた。

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正直、聴くのが辛い時もありました。

それまで頑張って頑張って夢に向かってきたけど、捨ててきたことや辛かったこと、色んなことがぶり返してくる。「夢に向かって生きる」ことが、そう単純に楽しいことじゃないのを、身をもって知ってしまった。

そしてF1チームに手がかかって身を落ち着けようとしてた自分に、励ましの歌が深く深く刺さってきました。もう夢見てあんなに頑張れることってないのかなって。そう考えると、ちょっと悲しくなった。

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それでも毎日毎日、うまくいかないことや悔しいこと、あるいは突然ふと、ワンオクの曲を聴くためにヘッドホンをつけ、僕らの世界に入っていく。僕はまだ終わってない。まだまだ夢見て生きたい、ここで終わらしたくないって。

声に出さない叫びを、何度も振り絞った。

いつしかワンオクは、僕を励ましてくれるようになりました。

 

1年たった、今年の秋。

これからも夢に向かって生きると決めて、最終学年のためにイギリスに帰ってきました。

そこに舞い込んできた、ワンオクがロンドンでライブをするという情報。行くしかないやんって、勢いで買っちゃった。

 

 

当日は初ライブに緊張して入ったけど、好きな曲が演奏された時は嬉しくて嬉しくて、手を突き上げて飛び跳ねてました。

でも一番聴きたかった曲は、”ラストソング”でも演奏されなかった。

 

どうしても聴きたかった。
真っ暗闇の中で、「アンコール」「One more song!」と日本語や英語が飛び交う中、ずっと願ってた。お願い、あの曲を唄って…!

 

ファンの期待に応え、予想通り舞台に戻ってきたメンバー。「もう一曲いくよ」と。ドキドキしながら流れてきた曲。

“Be the light”でした。

周りは盛り上がってたけど、僕は盛り上がりきることができなかった。ショックだった。帰りのバスのことを考えてた。願い通りに物事が進むなんてわけないよねって。

曲が終わって、今度こそ終わりかなって思った時、ボーカルのTakaが言った。

「Can you guys still sing?」

 

まさか。

震えた。過呼吸気味になった。

 

何度も何度も聴いてきた、あのドラム音が響き渡る。興奮させつつも、どこか哀愁感漂うあのメロディーが始まる。

夢見た時のこと。なんの根拠もなかったけど、自分にはできると信じて追い続けた夢。平和でなんの変哲もなかった僕の人生が、荒れ狂う海に変貌してからのこと。

涙してしまった。

妙なことを思い出しちゃったな。それでも唄いたかったから、泣きながら唄った。「今まで頑張ったよ。これからも頑張るよ、夢を追い続けるよ」って。

完全感覚Dreamer的空想
誰が何を言おうが言わまいが無関係!!

どうやったっていつも変わらない
カベやヤミをこれからぶっ壊していくさ!!

完全感覚Dreamer/ ONE OK ROCK

もちろん、最後のとこは声が出なかった。あの高さで唄えるのは凄いよなあ。これが聴きたかったの。

 

なんだかこれからも、人生うまく楽しくやってける気がする。

 

以上、わたぽんでした。ほなね!



わたぽんの簡単な自己紹介

わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら

ブログ「わたぽんWorld」について

僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!

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プロフィール

わたぽん(@wataponf1_uk)

高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでの1年インターンも獲得。現在は卒業し、日本でF1から離れ生活中。 詳しいプロフィールはこちら


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