意識の低いイギリス大学生は、ハイレベルな意識高い人だけしか入れないSNS「lemon」には入れなかったらしい
どうもこんにちは、わたぽんです。
イギリスでの大学生活も1年目が終わった頃、興味深いSNSができたというニュースがありました。
参考:人工知能で入会審査する大学生限定SNS「Lemon」、ハイレベルな交流サロンは生まれるか?
なんかすごそうです。物は試しとサウサンプトン大学生の僕は「lemon」の入会申請をしてみました。
というわけで、本日は「lemon」についてや、僕が入会申請したらどうも意識低すぎて入れなかったらしいということ、どうすれば入れるのか?などを紹介します。
追記
後日、入会審査に通ったので、通った理由の分析も追加してみました。
「lemon」とはなにか少し紹介
TechChurch Japanさんの記事から引用しつつ、意識高い系SNSとも呼ばれるSNS「lemon」の紹介をしましょう。
まず「lemon」とは、
人工知能による審査をクリアした大学生・大学院生のみが入会できるSNS
だそうです。人工知能なんて、いかにも現代っぽいですね。もう少し細かく言うと、
入会審査は独自開発の人工知能エンジンが行い、「30%以上の既存メンバーとの親和性がある」と判定された場合にのみ入会可能となる
誰でも入会可能というわけではないです。
しかも既存メンバーというのは、大学生起業家や海外留学生、難関企業内定者などが元として入っています。そして、その人達と3割の親和性があれば入会できるよってことです。だからハイレベルな人が集まる。厳しい世界ですね。
申請までの流れもかるーく解説
ちょっと興味もあったので、僕は「lemon」へ入会申請してみることにしました。
だって面白そうじゃないですか、同じ大学生でも頑張ってる人達の様子を垣間見れるなんて。
バカバカしいとも思いつつも、とりあえずホームページへ行きましょう。行けば申請フォームはあるはずです。「lemon」でググる。
「lemon」は出てこず、レモンばっかり出てきます。最近のGoogleは画像や成分も表示してくれて優しいですね。
どうやら意識高い系「lemon」は、まだSEO最適化されておらず、検索順位では果物には負けているようです。まだリリースされて1ヶ月もたってないからしょうがない。
“lemon sns”で再度ググり、やっと見つけた「lemon」は、予想に反し質素。同じ果物のAppleを意識してるのかな。
僕が起業することがあれば、名前は”Kiwi”あたりにしよう。”Banana”にしたら下ネタと間違えられてしまいますからね。
ホームページからはFacebookでログインし、後にメールが送られてくるので、そこから申請フォームを書き、入会申請できます。
審査に通れば、順次メールで通知されるようです。
イギリスの大学生が「lemon」に入会申請してみた
さて、ここからが本題です。
「lemon」は意識高い系、もしくはハイレベルな人達の集まるSNS、などと形容されています。中には海外留学生もいます。
だから、イギリス・サウサンプトン大学へ進学した僕も、入れる可能性があるようです。
しかも高校のときには、「因数と循環節の2分割和についての研究」という、摩訶不思議な数学の研究で全国的な賞をいただいたこともあるし、世界約20ヶ国の高校生が集まるイベントの生徒代表も務めたことがあります。
曲りなりにもプログラミングもかじってるし、ブログでも案外しっかりしたことを書いてるつもりです。
本もそれなりに読むし、イギリスで大学生してましたから英語もまあまあ喋れます。
てわけで、まあいけるんちゃう?と思いつつ「lemon」へ入会申請してみました。
…
…
あれから、2週間ほど経ちました。
どうも、意識高い系ハイレベルSNS「lemon」に入れなかった、意識低い系イギリス大学生です。よろしくですm(__)m
このままではただ単に申請して落ちた人となるので、分析してみました。
なぜイギリスの大学生でも「lemon」に入れなかったか分析してみた
分析とは言うものの、調べる項目はあまり多くなかったりします。
申請に関わっていそうなのは、Facebookのアカウント、申請フォームの記述内容、Twitterアカウントです。なぜかというと、いずれも申請の際に書いたり、登録したりする項目があるからです。
まずは申請フォームの分析を行いましょう。
わたぽんの申請フォームは穴だらけ
以下、僕が実際に書いた申請フォームの一部です。
大学:University of Southampton
専攻:BEng Aeronautics & Astronautics
勉強・研究内容:空気力学、流体力学、特にレーシングカーのエアロ特性が専攻(予定)です。
* 自己紹介(略歴):レーシングカーの空気力学について学ぶために、イギリスのサウサンプトン大学へ進学(留学)しています。しかし基本的にはITやデザインなど幅広いことに興味があり、ブログを本格的に書いたり、プログラミングに触れたり、色々してます。
趣味・特技・技能:読書、ブログ執筆、F1、英語、一人旅。ブログでは英語学習や訪れた国の便利情報、イギリス留学生活等を書いています。
内定先・進学先等 卒業後の進路:F1エンジニア。もしくはレーシングカーエンジニア・デザイナーや、航空機エンジニア。ロケット関連も少し視野に。
インターン・アルバイト・仕事経験:飲食店で半年。サイトコンテンツ執筆。その他単日イベントサポート等。
いつも思いますが、専攻名のAeronautics & Astronauticsってのは、かっこよくて好きです。本当は1年目はFoundation Courseなので若干違う部分はあるのですが、もうAeronautics…を専攻にするのは決定してるので問題ないでしょう。
IT系は実際好きじゃないけど、興味があることは事実で色々手を出してるので、「ITに興味ある」と書くのは大丈夫でしょう。
また、卒業後の進路でロケット関連とか書いてますが、正直言うと今はF1チームが98%で考えています。ロケットは0.1%ぐらいでしょうか。まあ視野には入れてるから嘘は書いていません。
と、「F1が好きで好きでたまらなくて、F1チームでエンジニアとしてレースに参加したくて、イギリスの大学に来た」なんて書いたら明らかに申請却下されそうだったので、少し誤魔化しました。笑
落ちたから、無駄だったんですが。
申請フォームの改善点
僕は申請フォームの改善点を考えてみました。どのようにしたら、意識高い系になるのか?(笑)
・レース・F1という言葉はなるべく取り除く
勉強内容などからレーシングカーという言葉は取り除くべきでしょう。
レーシングカー開発なんてふざけた遊びだ。ガソリン車の時代は終わった。それが誰の役に立つ?とか言いだしそうです。怖いです。知らないけど。
・実績を書く
忘れていたんですが、高校のときに数学の研究で賞をもらったことや、海外で研究発表を英語でしたこと、国際イベントでの生徒代表をしたことなどを全く書いていませんでした。
実績なんて書かないと人工知能は分かりませんよね。
・大学院のことも触れてみる
将来の夢となると、僕はやはりF1のエンジニア等と書くことになります。だから大学院・修士課程での予定も追記すべきかなと思いました。
例えばイギリスで修士課程を納める予定、だとか、ケンブリッジ大学なども候補に…などとしらこく書くのです。一応、嘘ではありませんよ。サウサンプトン大学からケンブリッジの大学院に行くこともできますから。
SNSアカウントの改善点
次にFacebookとTwitterアカウントの改善点です。
はい、いっぱいあります。改善点だらけです。そんな改善できるもんじゃありませんが。SNSとか半分遊びですし…。
推測ばかりですが、人工知能の気持ちになって考えてみます。
・友達に意識高い系少ない?
僕のFacebookやTwitterには、いわゆる意識高い系と言われるような人達や、学生なのに起業したりしてる人は少ないです。ちょっとだけいるかも…程度です。
僕自身、そういう人達苦手で近づかない傾向があるし、向こうも僕はそんなすごい人じゃないから近づいて来ないのでしょう。
くだらないことをよく書き込みますからね。「今日はF1や!」とか。
特にFacebookは実際に会った人などを中心に友達になってるので、面白そうな人とバンバンつながる!!!という使い方をしてないです。フォローならするし、許可もしますが。
逆に僕のFacebookには、日本国外の意識高い系というか、頭の良い人なら多いと思います。
でも、「lemon」は日本人だけなので海外の頭良い人は関係ないんですよね。
・くらだないこと呟きすぎ
僕はイギリスからくだないことをたっぷり投稿してます。
ごめんなさい。
もっと良い投稿できれば良いのですが、等身大の自分でいくと、「マルドナード(F1ドライバー)またクラッシュしとるやん」とか、「サウサンプトン大学近くのケバブうまいわ」とかで9割埋まっちゃいます。
すいません。汗
もしかしたら、投稿内容などもチェックされてるような気がします。(気がするだけです。)
・意識高い系がよく見そうなサイトなどにいいね!してない
僕はSNSをニュースサイト化させるのが嫌なので、ニュースはNewsPicksとFeedlyでほぼ済ませ、FacebookやTwitterではニュース少なめにしています。
いいね!は、F1チームや好きな洋楽アーティスト、車メーカーが大半です。
ハイレベルな人達との親和性を見られるということは、彼らがいいね!してる物などが似た傾向だと良いのかもしれません。ということは、ニュース系ブログ、世界的に有名な起業家などをいいね!しておく方が、親和性は上がるのかもしれませんね。やってみる価値はあるでしょう。
最大の要因は、僕が大したことない奴だということ
ここまで書きましたが、最大の要因に触れるのを忘れてました。
そう、「僕自身が意識の低い、大したことない奴だ。」ということです。
僕は留学生ですが、他の留学生のように貧困をなくしたいとか、世界的に活躍するにはアメリカの大学が良い…ど考えて留学している口ではありません。F1が好きで、魅せられて、僕も最速のマシンを作ってレースで勝って、皆と喜び合えたら最高だな。F1のエンジニアなるならイギリスの大学に行くのが一番良いな。と思って来たような人です。
別に世界を良くしたいとか深く考えてないし、自分が楽しい人生を送れれば良いやって考えの方が強いです。
そして特に特筆すべきスキルがあるわけでもなく、どちらかと言うと、何事もそれなりにできる社会で最も先に消されるタイプの人間であります。
人工知能がそれを見抜いたというまでです。
僕がクソだと証明されたとでも言い代えましょうか。
「lemon」には特急審査もあるよ
また、蛇足ですが「lemon」には特急審査というものがあるので紹介しておきます。
特急審査とは、「lemon」へ既に入会している友達がいれば、その人と繋がりのある「優秀者予備軍」的な人として、通常よりも優先して入会審査してもらえます。
もし友達に「lemon」へ入会している方がいれば、その人経由で特急審査を受けることができますよ。僕の知り合いも特急審査へと繋がるリンクをツイッターに貼っていました。
ただし、特急審査はApple端末のみに対応なのでしょうか?PCやアンドロイド端末からは、特急審査へのボタンが無かったのですが…。(2015年7月半ば現在)
わたぽんのまとめ的なにか
「lemon」に入りたいならば、小手先のテクニックも必要かもしれません。しかし入れなかった場合は、他の活躍してるような大学生にはあって自分にはない何かがあるのかもしれませんし、入れたからって浮かれるやつは、デスノートの高田清美ばりにバカですね。
また、「留学してる=すごい」という方程式も全ての日本人から取り去ってほしいです。僕は今回ネタ要素も絡め、「イギリスの大学入ってます、すごいでしょ。」的な感じで書きましたが、実際クソな留学生もたくさんいるわけで…。
あと、「lemon」に対して若干皮肉的な書き方もしてますが、他とは違うハイレベルさを維持できるのならば、これはこれで面白いSNSになり得ると思います。コミュニティの維持はかなり難しそうですが…。
よく分からないまとめですが、本日はここで終了。
追記:lemonの審査に通ったから理由を分析
意識低い系だーうわーと言ってましたが、ハイレベルSNSと呼ばれる「lemon」の入会審査に、記事を書いた後に通りました。
思わず、なんでやねん!と言ってしまいましたね。
なんか書き方見てると、ただのうざい奴ですね。ポテチあげるから許して…。
さて、僕は最初の本稿を書いた時点で、「lemon」入会審査フォームに手を施しました。せっかくなので、手を施した後の部分も紹介します。
「lemon」入会申請フォームを改善してみた
申請フォームに書いた内容が微妙だったのは、上記の「なぜイギリスの大学生でも「lemon」に入れなかったか分析してみた」で触れました。そこで考えてみた書き換えるべきポイントを整理し、新たに申請フォームを書き直した結果を紹介します。
大学:University of Southampton
専攻:BEng Aeronautics & Astronautics
勉強・研究内容:空気力学、流体力学、航空力学あたりが専攻。機械工学、電子工学などの基礎知識も含む。はず。
* 自己紹介(略歴):F1マシンを作るエンジニアに憧れ、高校卒業後イギリスのサウサンプトン大学へ進学し、空気力学について学んでいます。高校のときは数学の研究で、JSECや全国規模の発表会で表彰。他オーストラリアや中国、イギリスでも英語で研究発表を行いました。国際的イベントでは生徒代表として運営に参加。現在はイギリスからブログで書いてる人。
趣味・特技・技能:ブログ執筆、WordPressいじり、F1、一人旅、読書、料理(イギリスで)。あ、でもPHP分からないです。なぜかPython少しできます。
内定先・進学先等 卒業後の進路:イギリスで修士課程を修める予定。大学院はケンブリッジ等も視野に。就職はイギリスのF1チームの他、自動車メーカー、航空機メーカーを視野に。又は起業して、乗り物関連などについて取り組めたらと思います。
インターン・アルバイト・仕事経験:飲食店で半年。サイトコンテンツ執筆。また仕事ではないが、国際的イベント運営を生徒代表的立ち位置として。
主に変えた部分については、赤文字にしておきました。
個人的に思うのは、略歴の部分で実績を書くのは有効なのかなということ。実は「lemon」の運営者側からも、実績も重視されてるよと返信いただきました。
@wataponf1_uk ぜひぜひ申請プロフィールを充実させてお待ちください!実績も重視したアルゴリズムになってます。
— Yu@Lemon (@spyuchan) July 27, 2015
これ、本当に人工知能が決めてるんですよね。すごいな。
また、もう一つ重大?なミスに気づきました。
Twitterのアカウント書き間違っていた
申請フォームを確認したときに、Twitterのアカウントを書き間違っていたことに気付きました。
きっとTwitterからも何かしらの情報を入手されていると考えると、このミスは人工知能側に「情報不足」だと認識される可能性があります。
具体的にはユーザーネームの”@”を2個記入していました。
注意しましょう。
特急審査は役立った?
もう一つ、同じ大学の友達が「lemon」の審査に通っていたらしく、リンクから特急審査の権利を得ることができたので、やってみました。
本当に特急審査されたのかよく分からないのですが、結果的に特急審査を申請して2~3日かかりました。なんとも言えないです。
追記はこんな感じで終わります。また「lemon」を使ってみて、興味深い点なども別記事で書くかもしれません。
以上、わたぽんでした。ほなね!
わたぽんの簡単な自己紹介
わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら
ブログ「わたぽんWorld」について
僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
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