リトアニアのヴィリニュス空港から旧市街地への行き方と、空港で寝てみたときの情報
こんにちは、バルト三国巡りから帰ってきたわたぽんです。
今回の旅では、まずリトアニアのヴィリニュス空港(Vilnius Airport)から入ったのですが、格安航空ライアンエアーの夜10時すぎ着という旅程のため、ヴィリニュス空港で一夜越してから旧市街地へと行きました。ということで本日は、空港から旧市街地への行き方やヴィリニュス空港情報の他、ヴィリニュス空港で寝たい人のために空港で一夜過ごしたことを紹介します。僕以外に寝ようとする人いるのかな…
1932年から続くヴィリニュス空港
ヴィリニュス空港は、リトアニアの首都ヴィリニュスにある国際空港。最初に建てられたのは1932年でした。第二次世界大戦などを経て、今に残る形となったのは1949年から建て替えが進められてから。現在は到着ロビーとして使われています。つまり到着ロビーは1950年頃に建設された、旧ソ連時代の建物なのです!
たしかに内装が旧ソ連ぽいな~と思いながら見ていましたが、まさか1950年頃に建てられたものとは…味があって良かったですよ。旧ソ連では典型的な形のようですが、旧ソ連圏内の国は初めてだったのでとても目新しかったです。
しかし、出発ロビーは2007年にオープンした新しい建物。旧ソ連時代の到着ロビーとは全く違い、近代的な、広々とした空間があります。
ヴィリニュス空港はリトアニアの中では最大の空港ですが、関西空港に慣れている僕からすると小さいです。飛行機の運航本数は2014年で37,254本、2,942,670人の客数。バルト三国にある空港の中では、ラトビアのリガ国際空港についで2番目の規模です。ヨーロッパ内の主要国やロシア、グルジアなどに行けます。
街(旧市街地)への行き方
ヴィリニュス空港からヴィリニュス市街地へは、いくつかの交通手段があります。旧市街地へは、ヴィリニュス中央駅から歩いて行くこともでき、空港から中央駅までは約4~5kmと、とても近いです。
電車
個人的なおすすめは電車でヴィリニュス中央駅まで行くこと。ヴィリニュス空港~ヴィリニュス中央駅は直通の電車が走っていて降りるところで迷わなくていいのが嬉しいです。朝5時半頃~夜9時すぎまで、一日16本ほど走っていて、価格は0.72ユーロ、安い!チケットは電車に乗ってから買えます。
電車の駅は空港の到着ロビーを出て、バス停を超えた先にあります。歩いて3分~5分ほど。
見ての通り、かなり綺麗。空港でも電車の時刻表もあるので確認できます。
バス
バスも運行しています。バスにも色々あるのですが、ヴィリニュスの中央駅に行くのは1、2、4、88系統。88系統はそのまま旧市街地まで行きます。朝は電車と同じくらいの時間が始発ですが、夜は遅くて12時頃まで運航しています。調べると約15分と電車より時間はかかり、値段も1ユーロと電車より高いです。
バスではカウナスなど、他の都市へも行けます。が、まあこのブログを訪れてる人でいきなり他都市へ移動!などという方は限りなく少ないでしょう。
Vilnius Airport – Airport in Europeで詳しく解説されています(英語)。
タクシー
中途半端な時間に着く場合や荷物が多いときは、タクシーもありでしょう。旧市街まででだいたい10~17ユーロ。空港前のタクシーではぼられるという情報もあるので、一応気をつけてください。
詳しくはヴィリニュス空港のサイトで紹介されていますが、空港からのタクシーは初乗り料金が1.45ユーロで、その後1kmごとに約1ユーロ(時間、目的地によって異なる)が加算されます。そのレートを上回る場合は“info@vno.lt”にスキャンしたレシートを送れば過払い分を取り戻せます。クレジットカードでの支払いも可。
レンタカー
到着ロビー付近にレンタカー会社の受付があります。もちろん真夜中は営業していないので注意しましょう。
電車の中央駅とバスターミナルは、ほぼ同じ場所にあります。旧市街地へは歩いて10分ほどでたどり着けるので、荷物がそう多くない場合は歩いて十分いける距離でしょう。歩いてみた感想は、明るい内は大通りなどは安全ですが、暗くなると少し怪しい部分もあるので注意しましょう。
ヴィリニュス空港で寝る人へ…
さて、ここからはヴィリニュス空港で寝たい人へ、僕が実際に一夜越してみた様子を紹介します。
ヴィリニュス空港では深夜便がなく、朝まで飛行機は飛びません。だから当然お店もあいてるはずがなく、人の往来もかなり少ないです。特に夜2時~5時ぐらいは警備員以外ほぼだれもいません。ホームレスのような人もいなかったので、その点は安心できるでしょう。ただだれでもいつでも空港内に立ち入ることはできます。
お店は24時まで開いているキオスクのようなところが一件。真夜中に食糧や飲み物を切らさないように注意しましょう。
逆にトイレは無料でちゃんとあります。
しかしなんだか雰囲気が怖かったです。あまり個室に入りたくはないですね…汗。
寝ころがる場所
基本的に、椅子が大量にあります。到着ロビー横の他、出発窓口側に行けばさらに多くの椅子があります。腕かけがあって邪魔な場所もありますが、背もたれ付き長椅子風のものも多くあるので、椅子がゲットできないということはないでしょう。硬くて寝心地は悪いですが。
床にシートをひく場合でも、人が少ないのでまあ不可能ではないかなという感じ。到着ロビー近くには大きい柱に隠れて寝転がれる部分もありましたが、やはり旧ソ連建築なので、どこか怖い雰囲気がありましたw。
到着と出発で建物も椅子の数も全然違うので、より現代的なところで夜を過ごしたいなら出発ロビー側へ移動しましょう。到着ロビー側の旧ソ連建築も味があって良いですが。
コンセントとWi-Fi
まず、ヴィリニュス空港のWi-Fiは1日最大6時間まで使えます。2時間ごとにWi-Fiが切れる仕組みで、3回までつなぎ直せるよーってやつです。特に登録などもいらず、一夜越すだけなら十分な長さです。Wi-Fiのスピードは、LINEのビデオ通話はできませんでしたが、Facebook Messangerでのビデオ通話はできるレベルでした。YouTubeも見れました。
問題なのはコンセント。Cタイプ(丸の二本穴)のコンセントですが、少ないです。かなり少ないです。もし他に空港で寝るけしからん輩がいれば、コンセントは奪われるかもしれません。
僕が見つけたのは到着ロビーすぐ横の花瓶に隠れたところ。壁をつぶさに見ていけば、他にも見つけることができます。が、電気が通ってないコンセントもあったので注意。
ちなみに今回バルト三国へ持っていった荷物はこのバッグ一つ分だけです。軽い、楽。
あと言うことは…そうそう、自動販売機は24時間営業しておりました。コーヒーも飲めるので、起きていたい人には嬉しいニュースでしょう。簡単なスナックもありました。
わたぽんのまとめ
ヴィリニュス空港は寝れます!Wi-Fi完備の旧ソ連建築も楽しめる小さめののどかな空港。コンセントが少ないので注意しましょう。街へのアクセスも良好で、電車やバス、タクシーなどを適宜使いわけましょう。交通費は安いので、気兼ねなく乗ることできて良いですよ。
以上、わたぽんでした。ほなね!
わたぽんの簡単な自己紹介
わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら
ブログ「わたぽんWorld」について
僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!
Comment
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初めまして。おはようございます。
昨晩から1月3日まで、バルト三国を旅しようと今、ラトビアのリガに到着しました。
わたぽんさんのブログ、とても分かりやすいです❗
質問ですが、ラトビアのバスのチケット、いわゆるタリンカードみたいなもの、どのように購入しましたか?
自販機があるのですが、買い方がいまいちわかりません。
分かる範囲で、教えてもらえますか?
よろしくお願いいたします。
初めましてで、おねがい、すみません。
おすすめなどもあったら教えて下さい。
はじめまして、コメントありがとうございます!
タリンカードというものを、実は初めて耳にしました…。ので、もし同様の物をお探しでしたら、ご希望にそえないようです。
リガからの長距離バスのチケットは、全てオンラインで購入しました。city centreから空港へのバスは、バスに乗るときに購入した…記憶があります(すいません、これももう1年半前で曖昧です…。)
おすすめですが、リトアニア、Vilnius中心部には、丘が二つあるのはご存じですか?一つは観光客が多いですが、一方は人も少なく、静かです。しかし見晴らしは良かったです!地元の方に教えてもらいました。カウナスにも似たように丘があり、景色が良かったです!
あまりお役に立ててないと思います。。せっかくコメントしていただいたのに、すいません。
バルト三国の旅、ぜひ楽しんでください!