日本中の店が代官山蔦屋書店(TSUTAYA)を見習うべき、たった1つのシンプルな理由
代官山のTSUTAYAは、店舗の1つの完成形を示していると思う。
先日、東京に遊びに行ったとき、ずっと行ってみたかった代官山にある蔦屋書店(TSUTAYA)に行ってきました。
なぜかって?
ただ単に、F1の本が充実してると聞いてたからです(笑)
しかし、TSUTAYA代官山はF1だけの本屋ではありませんでした。もっと言うと、日本中の店が、一度は代官山TSUTAYAに訪れ、見習うべきだと思います。
その理由は至ってシンプル。
TSUTAYAは本屋だけど、本屋の枠を超えたからです。
もちろんCDや映画を取り扱ってるのは知っていますが、そういう意味ではありません。
本屋はふつう、本を売るところです。
だから本棚には、本がたくさん並んでいます。
しかし、代官山TSUTAYAにあるのは本だけじゃない。
例えば僕の好きな、車やレースのコーナーについて見てみましょう。
これはモータースポーツコーナーの一部です。一部であっても、他の書店でこのようなディスプレイ方法があるでしょうか?
個人書店は詳しく分かりませんが、地元の大型書店では、少なくともありません。
もちろん本もしっかり置いてあります。
奥には1976年のF1のドキュメント映像が。映画Rushの舞台ともなった年の映像で、横にはしっかり、その戦いについて書かれた本が置かれています。
他に僕が感動したのは、ドライブの時におすすめのCDが試聴できるコーナーがあったこと。
まとめると…
だいたい見えてきたでしょうか、代官山TSUTAYAの優れている点が?
本屋だけど、本だけを置くんじゃない。
本を中心として、そのコーナーで1つの「世界」を作り出しているのです。
車のモデルを置くことで、ここが車に関する「世界」だと表し、
レースの映像を流すことで、その「世界」の良さを表現する。
本を手に取って自分もドライブに行きたくなれば、試聴コーナーでドライブに合った音楽を楽しむことができる。
そう、本から広がっている世界を、店で作り出しているのです。
これは、店舗型の1つの完成形だと思っています。
本を読んでドライブしたくなったら、それに合った曲を聞いてみる。
本を読んで旅に行きたくなったら、旅行相談できるカウンターがある。
逆に、イギリスのグッズが置いてあるのを見て、イギリスに関する本に興味を持つ。
本屋だけど、本屋で終わっていない。
これがこれからの店舗を作る際の、ヒントになるんじゃないでしょうか?
売りたい物を中心とした世界を、生活を、いかにお店で表現できるか。お客さんに楽しんでもらえるか。
代官山TSUTAYAは、そういう意味で、見習うべきところです。
ちなみに、店内の検索機にはタブレットを使っていて、かっこいいなと思いました。
代官山 蔦屋書店(TSUTAYA)、ぜひ行ってみてください。
以上、わたぽんでした。ほなね!
わたぽんの簡単な自己紹介
わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら
ブログ「わたぽんWorld」について
僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!
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