【15分以内に完食でタダ!?】サウサンプトン大学にある巨大ベジタリアンミールに挑戦してみた

「15分以内に完食すれば無料!!」

こんなことを最初に教えてくれたのは、たしかイタリア人の友達でした。彼は理系らしからぬあやふやな説明で、そのミールがこーんなに大きく、こーんなにでかくて、でも面白そうと手足をバタバタさせて伝えてくれました。

それから1カ月。まずはその友達がチャレンジしたものの、時間内に食べれず失敗。次に他の友達も挑んでみたものの、量ではなく辛さにより失敗。

これは僕がやるしかない。

そう胸に近い、朝食を少なめに食べた僕は大学へと歩いて行ったのでした。

 

サウサンプトン大学の大食いチャレンジとは

サウサンプトン大学にある数ある食事が楽しめる内の一つ、Bar Three(だったと思う)で大食いチャレンジができます。こちらがその商品。

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比較に水を置きました。多分「あれ、いけそうやん」と思う方多数です。しかしいくつかトラップがあります。

まず15分以内に食べないと無料になりません。この量を15分で食べるには、休んでる暇はありません。それがたとえ難しくても、20ぷ以内に完食すれば半額になります。

そしてこれはベジタリアンでも挑戦できるように配慮されていて、肉は使われていません。その代わり大量のチリが投入されています。だからめちゃくちゃ辛い。まるでタイ料理のような辛さ。事前情報でこの辛さを知らなかった友達は、一口食べて完食を諦めたほどです。

これで挑戦価格は7.50ポンド。現在書いてるときのレートでだいたい1400円です。

 

いざ、挑戦のとき。

13時に集合。約束の時間に海外の人が集まるわけもなく、一人、また一人となぜか皆遅れてやってくる。なので皆揃う前に、まずは注文。メニュー名は”The Braveheart“。十分な貫禄です。

15分ほど待って、他の友達が頼んだハンバーガーなどと一緒に、やってきたThe Braveheart”。

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フライドポテトが好きな僕は、空腹の中、The Braveheartを待ってましたと笑顔。ちなみにここのフライドポテトはなかなかおいしいです。

いつもは時間を計る砂時計と共に来るのですが、この日は砂時計が諸事情により使えず、店員のスマホを使って時間測定。いざ、スタートのとき。

 

しかし僕は激辛が苦手。そこで僕は完食のために秘策を用意しておきました。

秘策: 辛いものは油と水で攻略

激辛なThe Braveheart。これを攻略するには、まず辛さに耐えなければいけません。これを可能にするのが「油」と「水」。辛いものを食べすぎると、舌がヒリヒリしてうぎゃーってなりますよね。そんな時には、

脂っこいものを口に含んで口の中全体に広げ、しばらくしてから飲み物で口の中を洗い流せば辛さが収まる
(by 激辛を食べて口の中が痛いときの対処方法)

辛さに関係するカプサイシンという物質が脂溶性だから、油分を口に含み水で洗い流せば、ヒリヒリが収まるようです。

 

他にもFood Fightersと呼ばれる大食い競技者のコラムも読み、食べる順番などもしっかり1分ほど考えておきました。

食べ始めると、案外いけそうと感じてきます。まずは鬼門も激辛ベジタリアンペーストから。調べた通り、辛いと感じたらフライドポテトやマヨネーズを口に含み、水を飲みました。フォークを握っていた手は、いずれマヨネーズと油と激辛ペーストで汚れていきました。恥など知りません。

無事激辛ペーストを食べた次は、一気にパンを攻めていきます。口に入る限りつめ、のどに押し込んでいく。その作業が続きます。途中水でふやかしたり、サラダをはさんだり。順調に進んでいきました。

 

とそこで、のどに食べ物がつまりました。そう、あののど元が熱くなって、呼吸さえままならなくなってくあの状態。

やばい。

 

ポーカーフェースを保っていた僕の表情が、急に険しくなっていきます。友達も気付き、”Are you OK Wataru!?”, “Do you want water??”と笑いながらも助けてくれます。

 

 

しかし,

 

 

 

最悪の結末を迎えます。

 

 

 

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……

 

 

 

 

読んでくれている方、ごめんなさい。。。

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吐きました。笑

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英語では、吐く: puke, vomitなどで表現できるようですね♪

友達はこれ見て爆笑。そりゃそうです。順調に食べてた僕が急に険しい表情になり、エンドを迎えたわけですから。7.50ポンドが失われて音が聞こえました。

反省点をまとめておきましょう。

(1) そもそも無理だった
僕にこの量の食事を15分で食べきるのは無理だったのです。15分というのは想像以上に短いです。

(2) 一気に食べすぎた
確実にパンを一気に食べすぎたことが、吐いた要因です。スピードを緩めれば、吐かずに食べれるかもしれません。

(3) 油ものは同時に気持ち悪くもさせる
辛いものを食べたら、油と水で洗い流す。ですが、油を接種すると、同時におなかもふくれ、個人的には一度に多量に摂取すると気持ち悪くもなります。そのことを完全に忘れてました。

以上です。僕は挑戦して、見事に飛び散りました。しかしこれをあらかじめ考慮していた僕は、寮から持ってきたフードボックスに、嘔吐を逃れたものを入れ、晩御飯に持ち帰りました。

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みなさんもサウサンプトン大学に訪れたときは、”The Braveheart”にチャレンジしてみてください。不可能ではないはずです。。。

以上、わたぽんでした。ほなね!



わたぽんの簡単な自己紹介

わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら

ブログ「わたぽんWorld」について

僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!

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プロフィール

わたぽん(@wataponf1_uk)

高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでの1年インターンも獲得。現在は卒業し、日本でF1から離れ生活中。 詳しいプロフィールはこちら


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