留学ブログを書き続けるヒント、意外だったブログの読まれ方
こんにちは、イギリスで大学生してるわたぽんです。
最近新たにサウサンプトン大学に来た交換留学生の方達によると、僕のブログは「サウサンプトン 留学 ブログ」でググると、一番にヒットするそう。
よっしゃ!
…って、そりゃそうか。サウサンプトン大学に在籍しつつ、日本語でブログ書いてる人なんて僕ともう一人ぐらい。逆にこんなに書いてて負けたらちょっと悔しい。
ちなみに「サウサンプトン ブログ」だけで検索したら、サッカー日本代表でサウサンプトンFC在籍中(2016年現在)の吉田麻也選手に負けました。うむむ…。
ブログの知名度はおいといて、今日はその交換留学生の方達から聞いたことから。僕のブログの活用法?が、興味深かったのです。
留学中に、ブログを結構始める人、そこそこいますよね。
でも、何を書けばいいんやろうって、書いてるうちに壁にぶち当たりませんか?
だいたいどこかでめんどくさくなって、留学生活自体も充実してきて、フェードアウトでバイバイが大半ってとこか。(だからってブログを書き続けてるわたぽんは暇人乙とか言わない。)
今日の記事は、そんな留学ブログを書いてる人に、ちょっとしたヒントというか、励ましのようなものになればなと思います。
どんな場所のブログでも求める人はいる
サウサンプトン大学は、決して日本では有名な大学ではありません。交換留学先リストで見た、もしくはイギリスへ大学進学を考え、調べた人なら知ってるぐらいでしょう。
それでも日本の大学と提携してる大学なんて全然マシ。世界にはまだまだ日本では全く知られていないような街、大学がたくさんあるでしょう。宇宙に潜む見知らぬ星の数のように。
僕はきっと、その内のほとんどを、死ぬ前に見聞きすることはありません。あなたにとっても、知らない世界で終わるでしょう。
でも、これだけは自信を持って言えます。
「この世界のどこかに、必ずあなたの書くことを心待ちにしている人がいる。」
信じられないかもしれませんが、絶対にいます。一人はいます。どんなに退屈な場所で、限りなく名前の知られていないような学校で、飽きるほど平凡な生活をしていようと。
ブログを書いている時は、こんなこと書いて本当に読む人いるのかな…なんて思いがちですが、案外いるもんです。というか、逆にこれ絶対皆の役に立つぞ!なんて思いながら書いたこととか、たいてい価値なかったりするんですよね。他の人が既に書いてたりして。
留学ブログでは、通っている大学や、住んでる場所のこと、自分の留学生活なんかがメインになるでしょう。そんなに面白いものではないかもしれません。たいしたことしてないかもしれません。書いたところで、世の中にどんな影響を与えるかと言われれば、一匹のミジンコの死が太平洋の生態系に与える影響のようなものなのかもしれません。
それでも、あなたの知らない世界では、あなたの書くことを待ち望んでいる人がいます。
一生話すことのない誰かが、あなたの書けることを探しているのです。
その人が情報が欲しいのは今日かもしれないし、明日かもしれない。
そしてたった一人であろうと、その人の何かを変えるきっかけになるかもしれません。
ネットのおかげで、個人が勝手に無料で書けるし、無料で色々なものを読めるようになりました。紙の本しかなかった時代では、そうはいかなかったでしょう。ブログの本当の意義は、多くの人に見てもらうことよりも、少ない数でも求められているものを書くことなのかも。
こう書くと、ブログってちょっぴり壮大にも見えますね。
「有益な情報」は書こうとしなくていい
とはいえ、留学ブログで何を書こうって考え込んでしまうでしょう。いざ書こうとすれば、悩んじゃいます。そんなもんです。
ブログに書く内容に困るのは、意識の問題ではないでしょうか?つまり、ブログで「有益な情報」を紹介しようと意識しているからじゃないでしょうか?
たかが個人のブログです。ベストセラー漫画の実写ドラマ化と違い、誰も期待してません。リラックスしちゃいましょう。靴を脱いで、絨毯の上であぐらかいて。ちょっとレモネードでも飲みながら。
多くの人にとって有益な情報を書けるのなら、確かに良いことです。
たくさんの人に喜んでもらえるし、ブログに人は訪れるし、モチベーションは上がるし。仕事にだって繋がっちゃうかもしれませんよ。
でも多くの人にとって有益な情報を書こうとするのは、多くの人にとっては簡単なことではありません。だから、つまづくのです。あれ、今日、何書こう。
もっと気楽に。力を抜いて。
僕達小さな個人では、多数の人間を喜ばせられる情報なんて、たかがしれてます。先ほども書いた通り、ブログの役割は大多数の人が喜ぶことだけではありません。小さな商店街の小さな店でも、良いんです。
もちろん人気ブロガーのようになりたけりゃ話は別ですが、それだけが全てではありません。留学ブログを始める多くの人は、いくらか夢を見るでしょう。それでも、そんなに大きな期待などせず、なんか書いてみたいから始めてみたって感じの人が多いんじゃないですか?
「有益な情報」に困り果てるぐらいなら、そんなもの、書かなきゃいい。
それぐらいの気持ちで取り組めばいいんです。
一方で、普段の生活の中では、少しだけブログのことを意識してみてください。あれ、これブログで書いたら面白いかも?っていうネタが、案外道路脇に転がってたりします。実際僕は、大学からの帰り道で、ブログネタを思いついたりします。
ブログへの視点・向き合い方を変えるってことですね。自然にできるようになれば、ブログに書ききれないほどのネタが出てきます。それがいつか、ヒットにも繋がるかもしれません。
留学ブログで重要なのは、その時々に感じたこと
もう一つ、留学ブログを書くときに大切なこと。それが、あなたがその時々で感じた”あの感覚”です。
冒頭で少し触れた、僕のブログの活用法のこと。
話してくれた交換留学生の方は、僕のブログをサウサンプトンへ来る前から知っていたそうです。だから準備段階で、色々参考にされたとのこと。まあ、この辺は僕も想定内でした。
驚いたのは、その後。
その時まだイギリスへ来て1ヵ月がたったかどうかという頃。留学生活を始め、その交換留学生は色々と不安なこと、気になることがあったようです。そこで登場したのが、僕のブログだったと。僕がイギリスへ来た当初の頃に書いた記事を探し、僕は何をしていたか、どんなことを思っていたかを読んで、少し落ち着いたとか。
びっくりしました。
どちらかというと僕は、ダラダラした日記やささいな感情のことや出来事に触れず、他の人が興味持ちそうなことを書いてきました。
しかし、何かを忘れていたのかもしれません。
留学生活では、日々の何気ないこと、ささいな感情の変化、小さな出来事の一つ一つが、とても重要なものになってきます。そして、そういうささいなことの方が、もしかしたら他人の興味持ちそうだと思うことより、大切なのかもしれない。結果的に、有益な情報になるのかもしれない。
その点で、僕のブログは失敗だったと言えます。今となっては、留学から1ヵ月たった頃の感情を、事細かには綴れません。誰の参考になることもなく。
「今感じていること」を書くのと、「過去に感じていたこと」を後から書くのでは、違ってきます。見た目は同じなのに、性格が違う双子のように。そのどちらもが、どこかで求められています。
留学ブログを今から書く人、書いてる人にぜひ伝えたいことがあるとすれば、あなたの「今感じていること」を、できるだけ素直に、率直に綴ってみてってことです。それはオリジナリティがあって、緊迫感漂う、生きたブログになりえます。きっと、読んでいて面白いものか、もしくは限りなくしょうもない記事になるでしょう。
わたぽんのまとめ的なにか
色んな人の書く留学ブログに、多かれ少なかれ需要があります。良いことを書こうとするのではなく、もっと気楽に、素直に書いてみたら、予想外のところで他人の役に立ったりします。
留学が定着してきた?今でも、各大学・学校の細かい情報、様子、各町で過ごす雰囲気などは、まだまだ少ないです。一部ブログを熱心に書いてる人がいる地域のことが、他よりよく分かるって程度。
海外・留学ブログなんてまだまだこれから。
僕はそう思っています。
以上、わたぽんでした。ほなね!
わたぽんの簡単な自己紹介
わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら
ブログ「わたぽんWorld」について
僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!
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こんにちは、初めてブログを読ませていただきました!
私は高校3年で、国際系の学部に入り留学をしたいと思っています。
ですが、いろいろ調べていくうちに、やっぱり海外の大学の方があっているんじゃないかな?
と思い始めました。
私はイギリス英語の発音、それからヨーロッパが大好きなので、イギリス大学も視野に入れて、調べています。
わたるさんはどうやって今の大学を見つけましたか?
大学の選び方やいいサイトなどがあれば教えていただきたいです!!
はじめまして!こんにちは。
僕の場合、まず夢と目標があり、どうしたら達成できるか考えた結果、イギリスが一番だと思いました。
次に、イギリスの中でどの大学が一番、目標達成のために適した場所かを調べ、サウサンプトン大学が出てきました。
(このブログの過去記事:イギリスに留学する理由は、目標を考えれば当然の選択だった)
http://watapon-f1.com/ryugaku-straightforward-reason/
なので僕から提案できることは、「何を求めてその国へ行くのか?その大学が良いのか?一番適した場所か?」を、徹底的に調べ、考えることです。
具体的な目標がなくても、この大学なら自分はもっと成長できる!という感覚なんかも、例えば重要な要素の一つですね。
なので、自分の中で何が重要かハッキリさせ、そこから条件に当てはまるものを探してみてはどうでしょうか?
特定のおススメを挙げるのは難しいですが…情報集めのポイントは、
・なるべく多く
・日本語だけじゃなく英語でも調べる
・うのみにしない(バイアスがかかっていること前提で読む)
・ググっても出てこないことなんかは、留学中でブログ書いてる人、ツイッターやってる人なんかに聞いてみる
って感じでしょうか。
特定のサイト、というより、なるべく多くの情報を知ることが大切かなと思います。
時間かかりますが、情報集め大事です!海外言語でもググりまくりましょう!笑
参考になりましたか?長くなって申し訳ございません。(改めて、ブログ記事でも書くかも)