小型車でも近くまで行ける、アイスランドのおすすめ観光地9つ

イギリスで大学生してるわたぽんです。

イースター休暇中にアイスランドへ行った際、僕は友達2人とレンタカーをシェアしました。借りたのはヒュンダイ「i20」。

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韓国車なんて誰が乗るかと子供の頃は思ってましたが、少なくとも今回は支障なく走ってくれました。ヒュンダイ車はラインもイケてるし、全然嫌いじゃないです。
問題は二つ。一つ目はロゴが日本のホンダに似ていること。これ、目が悪い僕にとっては死活問題です。道行く車がどのメーカーか、時にはどの車種かを気にする癖があるのですが、詳しくない小型車なんかがやって来ると、ロゴを頼りにするしかないのです。そこにヒュンダイ車が来てもホンダ車が来ても、正直すぐ近くまで来ないと判別できません。しかも運悪いことに、両社とも小型車いっぱい作るじゃないですか。

もう一つの問題は、i20の他に、i10、i30、i40があること。名前似すぎやねん。レンタカー会社のお姉さんによると「i20はフォルクスワーゲン・ポロやトヨタ・ヴィッツのような、小さめの車だよ」とのこと。でしたが、i10からi30まで、全部そんな感じなんです。おかげで、アイスランドの空港のレンタカー用駐車場からi20を見つけ出すのに時間がかかった。i10の方が車体が小さく、i30、40と数字が上がってくと、車体も大きくなるんですね。

話がいきなり逸れました。本日はアイスランドでおすすめの観光スポットで、しかも小型車でも気軽に行ける場所の紹介です。

アイスランドでは、僕は断然レンタカーをおすすめします。走りやすいし、壮大な大自然の中を車で走っていくのは、北海道のそれとは比にならない。

でも、小型車では走ってはいけないところもたくさんあります。アイスランドでは、その棲み分けが結構重要なんです。行こうと思った観光スポットが、小型車では近づけないなんてこともあります。その上で、小型車でも近くまで行け、かつおすすめの観光スポットを紹介していきます。(最後には料金などの情報も)

 

小型車では走れない道:ダート

アイスランドでは、小型車で走って良い道、悪い道が、明確に決められています。良い道とはつまり、舗装路。日本でもお馴染みの、あのアスファルトだかなんだかでしっかり固められた道です。

じゃあ悪い道とは何かと言われると、砂利道です。ダート。
例えば日本では今回の旅行は未舗装路を走らなきゃいけないから、ジープでないと!なんてことは山登りをしている人でもそうそう起こらないですが、アイスランドでは頻繁に起こります。面白そうな観光スポットまで舗装路が続いてない、なんてことも結構あります。逆にワイルドすぎて、「橋のない場所での川の横断には注意してください」なんて注意書きもあります。なんなんや、アイスランド。

僕達は色々調べた結果、「舗装路」で「小型車でも近くまで行け」かつ「観光スポット」として有名な場所を中心に周りました。その成果を、紹介します。首都近く、南部がほとんどです。

 

小型車でも近くまでいけるおすすめ観光スポット

ゲイシール(Geysir)

まずは首都:レイキャビックからも気軽に行ける場所から。

ゲイシールは、アイスランドに来たらほとんどの人が訪れると思います。間欠泉です。

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でも、間欠泉って珍しいからあれば観光地として紹介されますが、実際に熱水が吹き上げてるところなんて、中々見れないです。昔、静岡かどっかの間欠泉に訪れたことありますが、一日に数回あるかないかとかで、「そんなん見れへんやん!」と思いながら行って、「やっぱ見れへんやん!」と納得しながら帰るスポットでした。だから今回も無理に決まっ

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余裕で見れました。

 

感覚的には、流行の曲を1~2曲も聞いてれば、目の前では間欠泉が吹き上げてます。観光客に優しい間欠泉です。

実際には大きい間欠泉が2つあり、一つが名前にもなってるゲイシールで、こちらは一日に3回ほどしか奮発してくれません。でも、写真のよりもさらに大きいそうです。観光客に優しい間欠泉は、小さめ…と言っても、感動する大きさなんですが。

ゲイシールのすぐ近くには駐車場、そして大きなレストランやショップもあり、充実してます。お土産に国鳥・パフィンのぬいぐるみでもどう?

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ちなみにこの鳥、食べれるらしい。

 

グトルフォス(Gullfoss)

ゲイシールからもう10分ほど走ると、グトルフォスに着きます。滝です。そう、あの水が高いところから落ちてるアレ。なんてナメてかかったら、痛い目にあいますよ。日本百名滝にあるようなものとは規模が違います。どちらかと言えば、ナイアガラの滝タイプを想像してください。

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ちょっと遠すぎますか?
でもここ、駐車場からちょっと歩けば、目の前まで近寄れるんです。

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近づきすぎ注意。冬はすぐ近くまで行く道は閉鎖されているそうです。凍結して滑って転べば、すぐ横はグトルフォス。

 

シンクヴェトリル国立公園とギャオ

首都のレイキャビックからグトルフォスやゲイシールに行く途中、多分知らない内に国立公園を通り過ぎちゃってます。

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たしか建物も何もない所に突然、速度制限が50km/hぐらいになり、ナンヤナンヤと疑心暗鬼になりだしたところで「ここからシンクヴェトリル国立公園です」なる看板が出てきます。たしか。

「おお、ここが国立公園か」とはなるのですが、なにしろアイスランド全体が国立公園のような土地柄なので、僕達は知らぬ間に国立公園から出ちゃってたようです。制限速度が途中から90km/hに戻ってウエーイ!と盛り上がっていたのですが、今思えば国立公園過ぎたよってサインだったんですね。もったいない。

地層の裂け目、あるいは地層が生まれる場所として有名な「ギャオ」は、このシンクヴェトリル国立公園内のどこかにあります。頑張って見つけてね。

ちなみに、この3つがあるエリアは「ゴールデンサークル」と呼ばれています。レイキャビックから日帰りで気楽に行ける距離(だいたい片道2~3時間)で、ぐるっと周れるから…だと勝手に納得しています。レンタカーじゃなくても、ゴールデンサークル内はツアーが多いので訪れやすいです。

 

オーロラスポット

ご存知の方も多いと思いますが、アイスランドはオーロラで有名です。簡単に見れます。4月中旬に行きましたが、レイキャビックで夜中にケバブ食べてたら上にはオーロラ。そこらの道走ってたら上にはオーロラ…という具合に、やたらと見れました。ケバブとオーロラを同時に楽しむことは、多分アイスランドでしか味わえません。なんや、オーロラって当たり前に見れるもんなんやと錯覚してしまいます。

でもせっかくなら、街頭も何もない。あったとしても月明りだけ、みたいなところで見るのがやっぱり一番です。僕達が選んだのは、シンクヴァトラヴァトン湖付近

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シンクヴェトリル国立公園のすぐ近く、というか場所によっては範囲内のところ。ゴールデンサークル内です。道路脇にたまに小さなパーキングエリアがあるので、そこで止まればいいでしょう。

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街頭も建物もない。遠くに見える山、そして湖。空を見上げればオーロラ。晴れてれば。

ゴールデンサークル内には他に「ケリズ火山湖」や「スカールホルト」という場所も、気軽に行けます。

 

レイキャビック市街地

ところで、首都のレイキャビック市内のことを忘れてはいけません。首都とは言え、他の街とは少し違います。

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普通の家や建物は、カラフルでカクカクしてる。全体的に、北欧の影響を受けたと思われる街並みです。実際にアイスランドは昔、ノルウェー等の北欧の国の支配下でした。

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この写真は街の中心部にある教会の展望台から。レイキャビック市街を一望、どころか海を隔てて向こう側の山まで見えます。

また、ショッピングモールも是非訪れてみてください。クリングラン(Kringlan)と呼ばれるところが、最も大きいです。

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わざわざショッピングモールを勧める理由は、日本やヨーロッパ他国では中々見られないショップも多いからです。アイスランド特有の店達。見た感じでは、特に防寒具に強そうです。笑

 

ブルーラグーン(Blue Lagoon)

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今さら僕が書く必要もないと思いますが、アイスランドでも最も有名かもしれないスポット、ブルーラグーン。地熱発電の際に余分にできる熱やお湯を使って作ってみた、なんて言う割にはでかい温泉。本当に水色です。

そういや日本の温泉って、こういう世界的に名を知られるようなところはないなーなんて思ってました。大江戸温泉物語やスパワールドじゃダメでしょ。もしかしたら、長野県にある猿が浸かる温泉の方が知られてるんでしょうね。

結構お値段高いですが、やっぱり行っておきたいなというところですね。たっぷり2時間ほど楽しみました。

 

セリャラントスフォス(Seljalandsfoss)

ここからはアイスランド南部。また滝かいッなんてツッコまないでください。グトルフォスとは全然違います。ここは絶対外したらアカン。

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この滝をおすすめする理由はなんと言っても、滝裏側に潜り込めること。そしてそこからの景色が圧巻なこと。

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滝の前は平原なので、裏側から見える景色は、どこまでも続いています。アイスランドをぐるっと取り巻く「リングロード」のすぐ側にあります。

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夕方にも是非。

 

Reynisfjaya(もうなんて読むのか分からないけど岩のところ)

この場所が有名なのは、希少な岩石構造:柱状節理を観察できるから。マグマが冷えることによってできる六角形の岩なんですが、ここのは規模が大きい。

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日本にも一応ありますが、こんなに迫力があるのは見れません。

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ね、結構でかいでしょ。是非灰色の服を着ていきましょう。同化できます。

また、海のすぐ近くにあるので、海外沿いの気持ちよさも感じられます。

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風、寒かった。

 

ヨークサルロン氷河湖(Jokulsarlon)

「距離は気にせえへんから、とりあえず一つだけおススメ挙げな殺すぞ」とロンドンの裏路地でタトゥーたっぷりのイカツイお兄ちゃんに脅されたら、僕は迷わずヨークサルロン氷河湖を選びます。

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この氷河湖に行くためにわざわざ往復700kmを一日で走ったのですが、正解でした。広大な湖、青い空、白、もしくは幻想的な青白さを含んだ氷。天気が良かったのは、幸運です。

湖の向こう側にある氷河から流れてきた氷の塊と、水は、この氷河湖を通じて海へと繋がっています。年々規模は広がっているようで、いつかこの場所が完全に海になる日が来るのかもしれません。

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他の生物にとっても、ヨークサルロン氷河湖はお気に入りの場所のようです。

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野生のアザラシ。
生きてる内に水族館以外で見れるなんて、思ってもいませんでした。

 

小型車でもアイスランド観光には十分か?

今回紹介した場所を巡るだけでも4日間かかりました。他にも、例えばリングロード沿いには、たくさんの観光スポットがあります。

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(画像はGuide to Icelandより)

4WD車を運転したことがない人、未舗装路を運転する勇気がない人でも、十分に楽しめるようになっています。なので、小型車だけでもアイスランドを楽しむには十分だと思います。

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もちろん4WD車で縦横無尽に駆け巡るのも楽しいと思うので、長期滞在だったり、もっと奥深くまで足を踏み入れたいって時には、ジープ等を借りる方が良いかもしれません。例えば氷河の近くまで行くには、多くが未舗装路の末にあります。

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個人的には、次にアイスランドへ行く時は夏で、4WD車で走り回りたいなと思っています。小型車のレンタカーが20歳以上なのに対し、4WD車、ジープは23歳以上なので注意。

 

わたぽんのまとめ的なにか

アイスランドでのレンタカー旅は、自信を持っておすすめします。例え小型車でも、十分すぎるくらいに、自然の壮大さを楽しめるでしょう。今回は観光スポットを挙げましたが、なんせそこまでの道のり自体も、特別な光景です。もう、北海道走っても感動ないかもしれない。ほんまに。

ちなみにレンタカーは、4日分借りて、3人で400ポンド(約65000円)。Avis/Budgetで当日飛び込みで借りたのですが、「24時間前までに予約すれば3~4割安くなるよ~」と受付のお姉ちゃんが言ってました。予約しましょう。また、在庫の都合によりオートマ車を借りましたが、マニュアル車ならもう少し安いです。

まっ、お金のことなんて忘れちゃいますけど。広大な自然に心奪われて。

以上、わたぽんでした。ほなね!



わたぽんの簡単な自己紹介

わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら

ブログ「わたぽんWorld」について

僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!

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プロフィール

わたぽん(@wataponf1_uk)

高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでの1年インターンも獲得。現在は卒業し、日本でF1から離れ生活中。 詳しいプロフィールはこちら


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