留学情報はどうやって集める? イギリスの大学情報の調べ方

こんにちは、わたぽんです。

留学生としてブログやツイッターをしていると、度々留学に関する質問を受けることがあります。

イギリスに留学したい!
そう思った時にまずぶつかる壁が、どうやって調べていけばいいか。僕もイギリスの大学へ行きたいと思った時、全くの無知からスタートだったので困りました。何を調べたらいいのか? どの情報が本当なのか?

留学を利用してお金を搾取しようとするエージェントもいれば、実際に留学してから「間違った…」とだって思いたくない。お金だってかかります。

だから、留学情報の収集は、留学に置いて基礎的かつ、重要な段階の一つでもあります。今回はどのステップで調べるのが良いのか、イギリスの大学を例に考えてみました。

 

流れ全容

まずはザっと流れを確認しましょう。

まだイギリスの大学へ行きたいなー、こんなこと学びたいなー、ということを、ぼんやりと考え始めた段階だとします。なので事前知識はあまりない状態。ここからのステップは、書き出してみると以下の様になります。

  1. 自分の中の優先順位チェック
  2. 留学の全体像を掴む
  3. 良さげな大学をピックアップ
  4. 大学別で調べる
  5. 効果的な他者(エージェント)の活用法
  6. より深い情報収集と、それにとらわれない勇気

 

Step 1: 自分の中の優先順位チェック

え、なんで?? そう思われる方もおられるかもしれません。留学とは、何も関係ないじゃないかと。でも僕は、第一にしておいた方が良い重要なステップだと考えています。

理由はシンプルに、様々な情報を仕入れる前に、自分の声を聞いておくため。

 

留学情報を調べ始めると、たくさんの未知の情報に溢れることでしょう。その情報の波の中には、おいしい話もちらほらと転がっています。色んなことが輝かしく見える。ちょっと手を伸ばしたくなったりもする。

そんな中で、自分の価値観というものはブレがち。当初思っていたことなんて、綺麗さっぱり忘れてしまいます。「選考科目で最も強いところへ行きたい」と思って調べ始めたのに、キャンパスが綺麗だとか、街の様子だとか、目移りしちゃいます。

そんな時に、「そういや当初、なんでイギリスの大学へ行ってみたいと思ったんやっけ?」と立ち返れる場所があると良い。情報の波にさらわれても、いつでも立ち返ることができる。

 

覚えておいてほしいことがあります。

大事なのは、「自分がなぜイギリスへ行き、何を求めているのか?

この過程ではまだ、留学について細かく知ってる必要はないです。それよりも、自分の純粋な動機が大切。

「英語話せるようになりたい!」
「日本の教育に合わへんと思うもん!」
「留学ってかっこいいやん!」
「夢を叶えるために行きたい!」

なんでもいいです。

そしてランキング、立地、環境、気候…何を優先したいか、その時点で分かる範囲でいいので、簡単に優先順位もつけておきましょう。全てをできるだけ、素直に書き記す。恥ずかしくても、書いておく。その書いたノートを、別に他の人に見せる必要もないんです。自分の原点として、保管しておきましょう。

 

 

Step 2: 留学の全体像を掴む

自分の中の優先順位をザっとつけ終えると、ここで本格的に情報を集めにかかります。

最初の段階で大切なのは、「全ての情報をとりあえず受け入れる」ということ。面白くなさそうだから、興味ないから…。そうやって扉を閉ざして、後で後悔するのは自分です。いかんせん、今はまだ何も知らない状態。情報量が圧倒的に足りていない。そんな中でどの情報が良くて悪いかなんて、判断は下しきれません。

だから嘘も偏見もあるだろうなとは頭の片隅に残しつつも、とりあえず目を通します。

ウェブサイトの場合、よく引っかかるサイトをピックアップしておくと、

上記は、イギリス留学について調べると、必ず出てくる機関やエージェント。見ておいて損はない。ちなみにBritish Councilでは、イギリス留学ガイドブックも提供・公開しています。知ったかぶりせずに、とりあえず目を通しておく方が良いです。

ちなみに僕が関わったNPO法人・留学フェローシップでまとめられている内容も、客観的にしっかりしています。参考に。

 

ただし、ネットだけに情報源を偏らせるのも良いとは言えません。他の代表的な媒体で言えば、例えば本にも目を通しておきましょう。

例えば大型書店へ行くと、たいてい留学本が置かれています。そこに置いてあるイギリス留学本に、とりあえず目を通しましょう。幾つか本はありますが、書店でたまたま見つけた本や雑誌を手に取ればよいかと思います。そこで概要を掴む。

 

ポイント!:留学に限らず検索する勧め

留学情報を集める時にやってしまいがちなのが、留学に特化した情報ばかり見てしまうこと。実はこれ、結構情報が偏ってしまうと思っています。そこで留学から一歩離れて考えてみる。

「イギリスの大学へ行きたい!」みたいな想いが強すぎると、その時点で検索内容も絞ってしまいがち。自分の目的達成のためには他にももっと色んな道があった…と、後から気づくことも多々あります。

実際に、「イギリスのとある大学で薬学を専攻したい」とまで言っていた子が、実はアメリカの別大学の方が適していそうだった、みたいなことがありました。でもその子はアメリカの大学については、調べてませんでした。

僕の場合も、元々はF1のエンジニアになる方法を調べていて、その過程でイギリスへ渡るのが最善らしいということが分かったから、イギリスの大学を目指すことにしました。

留学はあくまで手段のはず。目的達成のために、イギリス留学以外にも良い方法があるのかもしれません。

 

 

Step 3: 良さげな大学をピックアップ

全体像も掴め、なんとなーく枠が出来上がったところで、やっと大学をピックアップしだします。少しずつ、絞り出す。

最初は感覚ベースでいいので、とりあえず少しでも気になったとこをピックアップ。

多分大学のことで誰もが気になるのが、その大学のレベルや評価。

そこで使えるのが、大学ランキング。毎年幾つかの機関が、世界大学ランキングやイギリス大学ランキングを発表しています。

英語ですが、練習と思って頑張りましょう。

 

大学ランキングでは全体のランキングが真っ先に出てきますが、一番気にしたいのは専攻別ランキング。全体ランキングが良くても、専攻別では大したことない、なんてことは多々あります。比べた時、より重要なのは専攻別

例えば僕の通うサウサンプトン大学の場合、2019年のThe Complete University Guideのイギリス大学ランキングでは20位と、あまり高くありません。

でも、Engineeringに絞ると、全英4位と奮闘。

種明かしをすると、サウサンプトンは全体的に、工学系に強い大学なのです。

 

もちろん、ランキングに全てをとらわれる必要はありません。

ランキングはあくまで目安。たしかにイギリスは学歴が重要でもあるので、ランキングが高いところに入っておけば安泰でしょう。でも、もし学びたいことが他にあるなら、あるいは基準が別のところにあるなら、こだわる必要はないです。ただし、

  • 学問的な学び(の深さ)
  • 一般的な就職のしやすさ

この様なものを重視するのであれば、ランキングは重要な働きをします。もう一度言いますが、イギリスは結構な学歴社会です。(てか元々、階級社会ですね…。)

 

ちなみに僕は、ウィキペディアや英語検索を使って、ウェブに情報のあるF1エンジニアの出身大学を全て調べ、一つ一つ見ていきました。

 

 

Step 4: 大学別で調べる

大学をピックアップしたら、次は各大学について精査。ここでも、英語サイトをできれば覗きたいところ。その大学での学費や学べる細かい内容、学習環境、キャンパス、立地、生活、その手のことが全て網羅されています。

英語が苦手?

大丈夫。だからこそ練習、練習。僕も初めてUniversity of Southamptonのホームページを見た時、”Undergraduate”の意味が分かりませんでした。なんやこれ??って調べてみると、大学学部という意味。あまりの基礎的な意味に、驚きました。そんなことも知らなかったのか自分…みたいな。ちなみに大学院は”Postgraduate”です。

 

大学によっては、もしかしたら日本語サイトも用意してくれているかもしれません。でもそこから読み取れることも考えておきましょう。

つまり、日本語サイトがあるというのは:

  • 日本人留学生が多いかもしれない
  • わざわざ自分達から生徒を集めなきゃいけない(実は現地で人気がないのかもしれない)
  • 留学サポートが手厚いかもしれない
  • 担当者が日本に来てくれるかもしれない

そして気にしておきたいポイントは:

  • 情報は最新?
  • 本家英語サイトとの違いは?
  • その大学のランキングは?

というところでしょうか。やはり、日本語サイトがあるからと、それに甘えていては危ないと思います。

 

ちなみに、エージェントのウェブサイトにも、大学別情報が載っています。が、その情報が正しいかどうかは分かりません。少なくとも僕がイギリスへ来てから、ほんまかいなと思った内容が載っていたりもします。もう一つ付け足すと、僕の知る限り嘘が書かれていることは限りなく少ないです。ただ、見方が偏ってるかもしれないってだけ。

 

もしここまで調べてみたけど、なんか違うなーという時は、Step 2や3に戻る、あるいは自分自身が何を本当に望んているのか、もう一度振り返ってみてください。

もしかしたら最初の自己分析の時に比べ、考えが変わっているかもしれません。それならそれで、ちゃんと書き記しておくとよいでしょう。

 

 

Step 5: 効果的な他者(エージェント)活用法

さて、ここまで調べたら、よくできたと言えます。自分を褒めたたえたいところ。ここまで調べるだけでも、結構疲れるでしょう。でも留学し始めると、自分で調べられなきゃ先へ進めなくなってしまいます。これも将来への練習、あるいは準備。

Step 4まで到達すると、結構調べたような感覚にもなるかと思います。でも、それは自分だけで調べたもの。だから他者からのコメントがあるとなお良い

 

そこで、留学エージェントです。

 

幾つかのエージェントは、無料セミナーや、無料の相談枠を提供しています。初めての方は無料とか、そういうサービスですね。イギリスの大学が一同に集まる、留学フェアも良いでしょう。これらを活用する。僕はSI-UKの個別カウンセリング、beoとSI-UKの留学フェア両方に参加しました。

ここでセミナーや無料相談の時に、今まで調べたことの答え合わせをします。

 

つまり、あくまで自分から、

「イギリスで○○を学びたいんです! そしてなるべくレベルの高いところへ行きたいんでランキング等を参考に、こことあそこの大学に興味を持ちました!」

「この大学の□□学が良いと思うんですけど!その理由は~~なんですけど!!」

 

と話していく方が良い。そうすると、自分の求めている情報や、それに付随する情報を、より適格に教えていただくことができます。

 

これがもし、「イギリスに留学したいな~と思うんですけど…」みたいに何も知らなさそうに話しかけてしまうと、相手も大まかな情報しか提供できません。それに、悪質なエージェントならその気持ちを利用して、エージェントに都合の良い選択に誘いこもうとします。(まあ自分から強く出ても、都合の良い選択を出してきたりするんですけど、既に調べてたらある程度は判断がつくと思います。これ、おかしくね?みたいなの。)

だから、まず自分で調べ、エージェントを活用して答え合わせをする、ぐらいの気持ちの方が良いのです。というか、それで十分です。

 

ついでに、留学生のブログ記事も、この段階でなるべく読んでおくと良いでしょう。正直言って、バイアスはかかっています。でも、一つの見方として知っておくには、申し分ない情報源。公式情報よりも、より生の声に近いものが多い。だから対話をするように、自分の意見と向い合せることができます。僕も自分の見たものを、しっかりと残していけたらと、当ブログを書いています。(ブログがしょぼくて検索に中々引っかからないのはごめんなさい。笑)

 

 

Step 6. より深い情報収集と、それにとらわれない勇気

ここまでやると、色々なことが明確になってきていると思います。自分でも何が分かり、何が分かってないか、自分で明らかにできるようになっているでしょう。もしかしたら、日本語では調べきってしまったのかもしれません。

ここではさらに調べるための、3つの方法を紹介します。

  1. 英語(日本語以外)で検索
  2. 経験者に尋ねる
  3. 自分で経験する

 

まず英語で調べ始めると、情報が何十倍、いや何百倍にも増えるので、慣れないと大変です。

 

そして経験者に尋ねる。
これはエージェントのように利益をどうしても考えなきゃいけない機関とは違い、無利益な他者に対して尋ねることを意味しています。このインターネットが発達した時代でも、まだまだ自分で調べるだけじゃ出てきにくい情報はあります。

また、他者の意見を参考に、自分の意見を固めるというのも良いですね。
例えばですが、先ほども挙げた留学フェローシップや、H-LABなんかのプログラムに参加するのも一つの手です。

 

3つ目の「自分で経験する」に関しては、例えば実際に現地の大学キャンパスへ訪問する等を指しています。あるいは、別の短い留学プログラムにあえて参加してみるとか、海外へ少し旅に出てみるとか。パブで海外出身っぽい人に話しかけてみるとかも良い。

まあ正直、Step 5までやれる人なら、その後も自分で進んでいけると思います。自信を持って。ファイトファイト。

 

ただ、一つ覚えておいてほしいことがあります。

それは、完璧に情報を集められるなんてことはないです。実際に留学先へ行ってみれば、ちょっと想像と違ったというのは往々にありえます。むしろ、それが普通。

たしかに、情報不足で不要なミスはしたくないでしょう。僕だってできれば痛みを伴いたくない。でも一方で、情報に頼り切っていては、せっかくの留学という「自分の感覚を研ぎ澄ます機会」を逃してしまうかもしれません

調べるのは重要なステップですが、これもあくまで手段。

ネットや本、人から聞いた話が全てではありません。

 

「百聞は一見に如かず」

結局は、自分で見たもの感じたものが、自分にとって一番正しい。だから、情報にとらわれすぎないで。ブログを書いている者として言うのも残念なのですが、ほとんどの情報は、何かしらのバイアスがかかっています。

しっかり調べるのも大切ですが、実際に動きだすことも大切です。

 

 

わたぽんのまとめ的なにか

以上、お疲れさまでした。

こんなに調べることあるのかと、面倒に感じる方もおられるかもしれません。しかし、無知からスタートすると、仕入れるべき情報というのは多いものです。

また、実際に留学すれば、自分で調べて解決しないことには、先へ進めないです。ある意味、留学前にちゃんと調べられるかどうか、テストされてるようなものです。大学情報もまともに調べられない人が、異国で一人で生きていけるわけないじゃないか、とでも言うように。

まあ、そんなにビビる必要もないです。
ネットが普及した今の時代。調べるのは比較的容易です。

 

色々書きましたが、まとめると、

  • なるべく多くの情報に触れ、
  • 興味を持ったものを深堀りし、
  • 主観的・客観的に振り返る。

 

あとは自分がやるか、やらないか。身体的・感覚的な部分で大きな差が出る。

ではでは、皆さんが本当に求める情報が手に入るよう、応援しています!

以上、わたぽんでした。ほなね!



わたぽんの簡単な自己紹介

わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら

ブログ「わたぽんWorld」について

僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!

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プロフィール

わたぽん(@wataponf1_uk)

高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでの1年インターンも獲得。現在は卒業し、日本でF1から離れ生活中。 詳しいプロフィールはこちら


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