ファウンデーションコースでの英語力の目安ってどれくらい?~サウサンプトン大学の理系ファウンデーションの場合~
クリスマス休暇前に提出する最後の課題:実験レポートを、7割ほど書き終えて、テンションあげあげのわたぽん(@wataponf1_uk)です。本当にテンションが高いので、最近聞いた曲から一曲紹介してから。
(Twitterでは以前紹介したものです)
さてさて、今回のテーマは「ファウンデーションコースでの英語力の目安」です…が1つ、大きな問題があります。というのは、僕のいるコースは他のファウンデーションコースと大きく違うようなんです。まずはそのあたりのことを軽く触れてから…
サウサンプトン大学のFoundation Course
サウサンプトン大学には、大学学部進学希望者へのFoundation Courseと、大学院への進学希望者へのFoundation Courseがあります。僕がこれから書くのは大学学部前の方。英語力やイギリスと他国の教育システムの違いなどの問題を抱える生徒が、学部進学前に1年通うコースです。別名:問題児の集まるクラス(なんて言われてません。)
サウサンプトン大学のファウンデーションコースが他の大学等とは違うのは、イギリス人がいること。多くのファウンデーションコースでは、留学生用。ですがサウサンプトン大学にはイギリス人がうじゃうじゃいます。彼らはA Level(高校のような感じ)で学んだことと、大学で学びたいことが違う場合にこのコースに来ます。ゆえに、英語力に関する敷居が、他の大学のファウンデーションコースとは違います。
だから僕が今から書くことは、いわばハイエンドと認識しても構わないです。(僕自身はロウエンド)
Foundation Courseでの英語力の目安
入学の際に、英語力は尋ねられます。たいていIELTSで提出する方が多いと思いますが、だいたい4.5 ~ 5.5。サウサンプトン大学は入学基準がOverall : 5.5で、4つのセクションすべてでも5.5を超えていなければいけません。(一部特例はありますが、ここでは省略。)
しかし、入学基準は最低レベルと覚悟。
IELTS 5.5では、大学入ってからおおいに苦しむかと思います。ではどのくらい取ればいいのか?
僕のいるサウサンプトン大学のFoundation Year with Engineeringでは、入学後に分類されます。聞いてません、そんなこと。いきなり分けられる、というか既に分けられています。基準は一つ、
「IELTS 6.5を超えているか否か。」
いきなりすぎですが、教授のマシンガントークに文句を挟む隙はない。僕は実力…ではなく時の運でOverall : 6.5を超えていたので、自動的に英語できる人達クラスへ。何を隠そう、イギリス人うじゃうじゃクラスです。その時は「イギリス人と一緒に授業受けれる!よっしゃ、頑張るで!」と思っていたのですが、僕は忘れていました。講義や課題での英語力への配慮が少ない、というかほぼないということを。
問題は僕が運で取ったIELTS 6.5で彼らに立ち向かえるかというところ。
うん、無理でした。笑
じゃあ6.5ではダメだ、もっと取らないと。というわけではありません。僕の友達ではIELTS 6.5の人もいますが、彼らはふつうにイギリス人と話せています。英語力への不安はなさそうです。(なかにはOverall 8.0という強者もいます。)だからIELTSは目安の1つだけど、それだけでは決められないということ。
というわけで、IELTSを使わずに、言葉で頑張って表してみましょう。
「イギリス人と日常会話はでき、講義で教授が何を言ってるかも分かる。講義ノートを読んだりしても、分からない単語で詰まるようなことはない。留学生仲間での会話はしっかりフォローでき、笑顔でハキハキと話せる。ただ、話すときに使う単語はそんなに難しくないし、スラングもあまり知らない。だからスラングで総攻撃してくるイギリス人に出会うと、辛い。提出物でライティングが必要なときは、基本的には問題はない。でもちょっと不安はあるから、できればイギリス人にチェックしてもらいたいな。」
これが楽しくファウンデーションコースで生きていくための、平均的な英語力です。少なくとも日常会話で詰まりだす人はやばい。ライティングをイギリス人の友達に”so bad”と言われるような人はピンチ。問題文をちゃんと理解できないと、大変。あ、これすべて僕のことです。汗
ただし英語力を伸ばしていく土壌はしっかりあります。留学生仲間はみんな高い英語力を有し、ときにはコース内でイギリス人へも特攻することができる。下地があれば、ぐんぐん伸びていくと思います。下地とは、単語や文法の知識と、ある程度の発音とリスニングです。
ちなみにIELTS 6.5以下が集まる方に分けられると、イギリス人と一緒に講義を受けれない可能性があります。周りの生徒も、IELTS 6.5以上が集まる方に比べると、物足りなさはあるかもしれません。
まとめ
もし仮に、サウサンプトン大学のFoundation Year with Engineeringに進学したい!という、とても限られた人がいるなら、こうアドバイスできます。
「IELTSではOverallで6.5を取り、日本にいる間に、少なくとも単語はしっかり鍛えて、できれば日常会話はなんとかこなせるようにしておくと良いよ。」
同じサウサンプトン大学のファウンデーションコースでも、法律や社会学、アートなどの方に進学予定の方は、全員留学生の環境で学ぶことになりますので、ご安心を。IELTSで6.5を取っても、5.5と変わりませんよ、あなたがそのためにした勉強で得た英語力以外は。
以上、わたぽんでした。ほなね!
わたぽんの簡単な自己紹介
わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら
ブログ「わたぽんWorld」について
僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!
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