本当の「好き」を見つけることが、その先の仕事にもつながるんじゃないか
こんにちは、わたぽんです。
好きなことをおいかけていけばいい。好きなことで稼げばいい。こういうことはよく言われます。起業ブームなんかも、こういう流れがあるのでしょう。
しかし依然、多くの人は分かっていないと思います。「どうすれば好きなことを仕事にできるか」だけでなく、「自分は何が本当に好き?」なのかを。
自分の「好き」を常に意識する
何が好きか?と問うと、とっさに答えられない人がいます。これは、自分がどんなことを好きなのか、分かっていない状態なのだと思います。たいていの場合、何も好きなことがないってことは、ないと思うのです。ただ自分が気付いてないだけで、知らず知らずの内に引き寄せられてる「何か」があるのではないでしょうか。
自分が好きなことが何か分かると、結構気が楽になります。ああ、俺はこんなことが好きなんだ、という感じで、自分のことも客観的に見れます。これが第一歩。
「好き」と「憧れ」は違う?
好きなことは何か?そそられるものは何か?答えを見つけるときに、注意しなければいけないことがあります。それが「好き」と「憧れ」は違うということ。
好きなこととは、自分がその物事をやっていて単純に楽しいこと。野球するのが楽しいという風に、行動することそれ自体が、自分に喜びを与えるものです。
憧れというのは、○○になってみたい、あれをやってみたい。という風に、あくまで夢のようなもの。「プロ野球選手になりたい」と、「野球をやりたい」では大きく違いますよね?憧れというのは好きの延長線上にあるというイメージで、少し異なるものです。
もう一つ分かりやすい例を挙げるなら、好きな人と好きな女優は違うよね?ということ。好きな女優ってたしかに好きだけど、どこか憧れみたいなものも入ってるじゃないですか?好きな人にも憧れはあるかもしれませんが、違いますよね。
この「好き」と「憧れ」をしっかり見分けることは、以下に書くようにとても重要なことだと思います。
「好き」を追いかけると、ブラック企業は避けれる?
ブラック企業って流行ってるというか、もう一種のブランドネームみたいになってますね。色々ブラック企業とみなされるのには要因があるとは思いますが、その一つが「好き」を追いかけきれていないからだと思います。
好きなことを仕事にしてる人って、ものすごく楽しそうじゃないですか。充実してるっていうかなんというか。でもそういう人って同時に、めちゃくちゃ働いてます。いや働いてるっていうより、楽しんでる。好きなことを仕事にしてる人にとって、それは仕事というよりも趣味の延長。働いてるという感覚は少なく、楽しんでます。だから長時間労働でも耐えられる。
例えば起業して成功した人の話って、どこかでめっちゃ努力したってパートがあるじゃないですか。一日中パソコンと向き合って、寝るのもオフィスだったとか。楽しいと思ってやってなきゃ、そんなに頑張れないと思いませんか?じゃあなぜ楽しんでるかっていうと、その仕事が好きだから。
これがもし憧れを求めてやってる仕事なら、向き合う姿勢も変わってくると思います。憧れだけでやると、そこで「働かしてもらっている」という感覚になると思います。そう考えると、自分が本当にやりたいことと、やっていることに相違がでてきたときに、「あれっ?」となってしまう。そしてそういう相違点というのは、よく出てくるもの。
好きでやってることなら「自分がやったってる」と考えることができ、相違点が出てきても考え方がまるっきり違ってきます。
ブラック企業っていうのも、こういう理想(憧れ)と現実の差が広がったときに生まれるものなのかもしれないなと思うわけです。もちろん上司がダメダメだとか他の理由もあるでしょうが。それでも好きなら、働いていてブラックだ…などと感じることはなくなると思います。
どうやって好きを見つける?
問題は、多くの人が自分の「好き」をしっかり分かっていないこと。そこで自分探しなどというものが流行るわけですね。
でも僕は、自分探しってのもそんなにしなくていいと思うんです。好きなことなら今までの自分の行動、感情などに表れているはずです。だから自分の過去を振り返り、今までにしたこと、楽しかったことを振り返り、興味を惹かれたことを探り出し、そうしてぼんやりと「ああ、こういうことが好きなんだな」と分かるわけです。別に無理に世界一周なんてお金かかることする必要ないですからね。笑
個人的には新しい土地を訪れるのと同じく、今までにお世話になった土地に帰ることも重要だと思います。「ひさしぶりー」と小さい頃の楽しい思い出がつまった公園を尋ねたりした方が良いんじゃないかと。もしそれでも過去から導きだせないなら、その時興味もったことに色々チャレンジしてみる。後先考えずに少し足を踏み入れてみる。これでいいんじゃないでしょうか。
実は僕も好きと憧れについてちゃんと分かってなくて、将来やりたいことへのアプローチも間違っていました。
F1が好きだ、F1のエンジニアかっこいい!F1のエンジニアになりたい!とまあこの流れはいいのですが、そこから「憧れ」だけが飛び出して、F1のエンジニアになれればなんでもいいやと思っていた自分がいました。でもそれは違う。
好きから飛び出した抜け殻の憧れに、未来なんてない。
「何が好きでF1のエンジニアになりたいのか?」、もっと言えば「F1という選択肢がなくなってもその”好き”を追いかけたいか?」それが最も大事。その好きを追いかけた末にF1のエンジニアという憧れがあれば、なればいいんです。自分に問いただした結果、自分の本当の「好き」の先に、F1のエンジニアというゴールが繋がっていた僕はラッキーだったのかもしれません。
デザイナーの奥山清行さんが言うように、
30歳ぐらいまでは好きなこと探しをすればいい
と思います。(著書:人生を決めた15分 創造の1/10000 より)
堀江貴文さんも
好きなことが見つからない(できない)なら、無理にサラリーマンにならなくても、フリーターでも良い。
とどっかで言ってました。(ホリエモンチャンネルだったかな?)
過去を振り返り、今までしたことをたどり、自分の本当の興味を探る。その先に自分のなりたいものがあれば、仕事にすればいい。好きで好きで好きすぎて、この先のどんな困難にも「好きだから」立ち向かえる、超えられると思うのなら、その道を突き進めばいい。
好きなことを追いかけると、毎日が楽しくなりますよ^^
以上、わたぽんでした。ほなね!
わたぽんの簡単な自己紹介
わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら
ブログ「わたぽんWorld」について
僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!
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たくさん考えさせられました。
悩まず人生を考えるようにしてみます。
がんばってください 応援しています。
Juri