目標達成に必要な3つのこと、それでも無理なときの対処法

目標達成を目指した時、人の行く末は以下の5つのどれかに当てはまります。

  1. 一度ないしは二度トライしてみて、容易に成功する
  2. ちょっと手を出すものの、すぐ諦める
  3. 何度も何度も挑戦し、なんとか目標達成する
  4. 何度も挑戦した結果、結局無理な場合
  5. そもそも挑戦しない

今回はそもそも挑戦しない人は見捨てます。
では、他の4つのタイプは同じように目標達成に挑みだしたのに、何が違って目標達成できる、あるいはできないのでしょう?

僕はその違いを、「しつこさ」と「根拠のない自信」、そしてそれらが導くかもしれない「」にあると思ってます。

 

一度の挑戦でできるわけがない

初めての挑戦で、どれだけうまくやれるのか?

多くの人が、自然と勘違いしていること。それは、最初の、たった一度の挑戦で成功しなきゃいけないと思い込んでるということ。あるいは、成功者も最初から成功していたということ。

例えば、ブログを今まで書いたことないけど、人気ブログを作りたいと思ったとします。しかし書き出してみると、そう簡単にアクセスは集まらないことに気づきます。

自分でも、納得のいく文章を書けてないことでしょう。人気ブログを生むテクニックだって、まだ備わっていない。コツも分からない。一般人でネームバリューもなく、ドメインも新規。そんな状態なのに、”すぐに”人気ブログに仕立て上げようとする。

ほぼ不可能ですよね。

「やってみて、ダメだった。」
「満足いく結果じゃなかった。」
「もうなんなんかよう分からん。」
「中々うまくいかんわクソッ…。」

一度目の挑戦なんて、そんなもんです。

じゃあ成功者はというと、もしかしたら、初めからうまくいった人もいるかもしれません。世の中にはごく稀に、天才がいます。でもたいていの人は、一度目の挑戦は黒歴史だったりします。恥ずかしいほど、幼稚に見えたりもする。

だから僕は、一度目の挑戦での目標達成を期待していません。もちろん達成を目指すし、目指してる間は必死のパッチでできる・できないなんて気にしてる暇はない。でも、無理でも「こんなもんか」と冷静になれるのです。さあ、ここから。

 

本気なら、何度でも立ち向かう

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天才、もしくは相当運が良くない限り、一度目でうまくいくことはありません。では一度目で失敗したら、どうするか?

あまりやる気のないことなら、それっきりで済ませてしまうこともあります。ただ、本気で達成したいことなら、迷わず二度目、三度目のトライをする。何度倒されたって、すぐに立ち上がる。前進をやめないラグビー選手のように。正面からが無理なら、サイドから。それでも無理なら飛んででも、地中にトンネルを掘ってでも。

重要なのは、一度目で成功することじゃありません。

二度、三度…と何度も挑み続けていく。徐々にでもいい。ゆっくりでいい。最後に目標を達成できたか、それが大切。

時には、中々こたえる時もあります。

何度となく立ち向かうものの、同じようなパンチをくらってしまう。ああ、またかよ…とうなだれるかもしれません。見える世界がどんよりと、薄暗くなっていくのです。


僕はこの感覚を忘れることはないでしょう。
学生フォーミュラのチーム内で、イギリス人や優秀な先輩達相手に、どうやって自分が入り込んでいけるか、どうすれば自分でもチームに貢献できるか、いつも模索していました。その過程では、コミュニケーションがうまくいかない時なんて何度もあったし、語学以外でも実力不足を吐露していました。

毎週あるミーティングでは、何度も何度もはじき返されてるような気分。チームメイトの数人も表立ってこそ言わないものの、何か裏口叩いてたのは明らか。(少なくとも、うまくいかない時はそう見えてしまうもの。)

だからミーティングの後は、虚構の中、夜道をモヤモヤしながら帰ることが多かったです。具体的な道も描けずに。

それでも次の週が来ると、また戦場に戻るのです。
やりたいかどうかじゃなくて、やるしかなかった…とでも言うのかな。


そうやって、挑み続けるのです。いや、そんな深刻な表情して、ぜえぜえ言いながらアタックする必要もないですけど。これは僕の性質みたいなものでもあるので。笑

どうしてもやってられない!となった時は、いつも宇多田ヒカルの曲「SAKURAドロップス」の一節を思い浮かべます。

肩の力抜いて
過去はどこかにしまっておけ

ここからそう遠くないだろう
見たこともない景色

この曲自体は、恋愛ソングなんですけどね。笑

 

挑戦し続けろは成功者の戯言か?

さてさて、この手のことを言ってると、「また成功者の戯言か…」と思う人がいます。

たしかに僕は、留学中、もう完全にノックアウトだ…というようなダメージを、まだ受けていません。なんやかんやで、前に進めているようです。

 

「生存者バイアス」

これは先日読んだ、トイアンナさんのブログで出てきてた言葉です。彼女の解説をそのまま引用させてもらうと、

苦労して立身出世した人が、自分の目線だけで成功体験を語ることだ。時には、他人の不幸を努力不足と判断してしまう弊害もある。

という意味。

参考:

僕はまだ、そんなに凄いところまで届いていません。それでも、いくらかの生存者バイアスはあるでしょう。この記事の流れでいくと、「うまくいかないのは、挑み続けないからだ」みたいな見方。

ここで二つの注意点を言っておきたいと思います。

まず一つ目は、僕はこの記事を半年以上前からずっと書こうとしていたことです。
それがなんだと思うかもしれませんが、半年と少し前、僕は暗闇のどん底にいました。自分の精神状態的にも、物事の進み具合的にも、あまりよろしくない時期。

その時からずっと信じてました。

まだ諦めたらあかん。あと一歩だけ。

あの頃はまだ光は見えてなかったけど、ここで引き返しちゃダメだと、奮い立たせてました。「SAKURAドロップス」を聴きながら。

その後春が来て、日も長くなってきて、悪い状況はどうやら好転したようです。僕は目標としていたところになんとかたどり着けました。あの頃を考えれば、僕にとっては奇跡のようにも感じました。

ちなみに、コブクロの「YELL~エール~」という曲を知ってますか?
これも僕の好きな一節。

どんなに大きなつぼみでも
凍えて冬に負ければほら
春の風さえも浴びぬまま枯れてゆくのだから

この記事は、半年ほど前の自分に送る、エールでもあります。

 

最後は根拠のない自信

しかし、です。

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何度挑戦したって、挑み続けたって、無理な時は無理です。何が足りないのか?何がダメだったのか?

「それはやり方が悪かったんだよ。」とおっしゃる方もいますが、やり方は案外、問題じゃないと思っています。何度も挑み続ける内に、やり方ってのは自然と矯正されていきます。自然にというか、少しでも考えれば。

足りないのは、「根拠のない自信」です。
これが二つ目に伝えときたい注意点。わたぽんの大好物。

 

根拠のない自信を持てると、強いんです。
運を良い方向に、導いてくれる。

 

実はなぜ強いのか、最近まで分かってませんでした。概念というものが苦手なの。でも確実に、「根拠のない自信」が活躍する姿があったのです。

答えらしきものは、Twitterで転がってきました。

根拠のない自信が強いのは、理屈が通用しないから

というもの。
答えらしきものは掲示しましたが、これ以上の解説は僕にはできません。だって、根拠ないもん。


僕はいつも、あと一回を求めます。
それは根拠のない自信ゆえ。

子供の頃からそう。あと一回やったら勝てる。あと一回やったらクリアできる。TVゲームであと一歩でクリアできず、中々やめられなかったタイプの子。だって、あと一回やったらできるって信じてたから。たいていそこから30分はクリアできなかったけど。

普通は成長に伴い、少なくないけど未熟な知識と経験のおかげで、根拠のない自信は幅を利かせなくなっています。あ、つまり僕は成長してないだけなのかもですね。

負けず嫌いだと思っていたけど、実はただのしつこいお子ちゃまです。うざいな。

もし何度も挑み続けてるのに、目標達成できないなら、それは「根拠のない自信」が足りてないんじゃないでしょうか。もしくは、成長しすぎちゃった。時には幼さが勝つのだ!

 

それでも無理な時の対処法

「残念でしたね(´・ω・`)」

 

いやだって、それしかかける言葉ないもん。運がなかった、ただそれだけ。運は時に、残酷です。

時には諦めも肝心です。

これでうまくいかなかったら終わりだと思っていたことでも、諦め、しばらく時間がたてば、別に終わりでもなんでもなかった、なんて多々あります。諦めたけど、別の道から思いがけず、目標にたどり着けることもあります。転機にもなりえます。

切り替えが大事。

スイッチを切るように気持ちを切り替えることは無理でも、ゆっくりでいいので切り替えてきましょう。季節が移り変わるように。

運がなかったら、もう笑うしかない。
笑う門には福来る、ですよ。

 

わたぽんのまとめ的なにか

  • しつこさ
  • 根拠のない自信

目標達成に必要なのは、上記3つ。この3つを武器に、追究の手を緩めない。緩めてしまっても、その時相手は油断してるからまた攻勢をかければいい。

ただし、「運」という武器は、武器屋でお金をだして買えるような代物ではありません。「しつこさ」と「根拠のない自信」が、引き出してくれるかもしれない武器。

だから運が見方してくれた暁には、ちゃんと運に感謝しましょうね。それこそが、最初に述べた4つのタイプを分けるものなんですから。

あと、写真はすべて羊です。ありがとう、羊さん。

以上、わたぽんでした。ほなね!



わたぽんの簡単な自己紹介

わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら

ブログ「わたぽんWorld」について

僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!

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プロフィール

わたぽん(@wataponf1_uk)

高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでの1年インターンも獲得。現在は卒業し、日本でF1から離れ生活中。 詳しいプロフィールはこちら


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