英・BBCのポッドキャストはイギリス英語の勉強におすすめ!無料でIELTSの勉強にも使えるおすすめ教材
こんにちは、わたぽんです。
英語の勉強を本気でしようとした人なら、一度は聞いたことがあるかもしれません。「BBCで英語の勉強をしよう」と。
これ、本当におすすめです。
特にイギリスに留学を考えるなら必須とも言えるレベル。そうじゃなくても、十分に役立つ内容。
BBCとは、イギリス放送協会のこと。日本で言えばNHKのような放送局ですね。BBCには色々なコンテンツがありますが、僕が英語学習として特におすすめするのはBBCのポッドキャストです。中学英語がそれなりにできる力があれば、今すぐにBBCポッドキャストを取り入れてほしいぐらい!
- なぜBBCのポッドキャストか?
- おすすめ番組
- ポッドキャストを使った勉強法例
以上をこの記事では紹介します。
BBCのポッドキャスト??
ポッドキャストとは、ネット上のラジオみたいなもの。ただラジオと違い、ネット上に各放送分(エピソード)がアップされていき、エピソードはオンライン上に保存されていきます。だから、後で何回も聞き直せるし、各放送分を自分のスマホやPCにダウンロードして、ネット接続のない環境でも放送を聞くことができます。
ラジオと違い、放送をダウンロードして後でも聞ける等のポイントは、英語の勉強に最適です。
そして、イギリスの放送協会であるBBCが、テレビやラジオだけでなく、ポッドキャストでも様々な放送を提供している、というわけです。
BBCポッドキャストのおすすめ6ポイント
- BBCのポッドキャストの何が良いのか?
- ポッドキャストでの放送は世界中に山ほどありますが、なぜわざわざBBCなのか?
BBCのポッドキャストが、英語の勉強におすすめの理由を紹介します。
英語学習者向けの内容
BBCのポッドキャストにも、実は色々種類があります。その内の一項目にあるのが、”BBC Learning English”。
“BBC Learning English”とは、英語学習者向けに作られたコンテンツ。英語を学ぶ人が練習に使えるよう、英語フレーズや単語を教えてくれたり、難しすぎないワードだけを使ってポッドキャストが配信されていたりします。
たしかに、”F**k”や”S**t”、”Bi**H”のようなワードを知ることも大事でしょう。会話ではよく使われます。
しかし、まずは正しい、綺麗なワードを用いた文章を理解し、話せるようになるのが先決。”Fワード”の様な罵り言葉は、基本ができてる人が学ばないと、汚い英語しか喋れない…などという事態になってしまいます。
イギリスの番組放送ではFワード等には「ぴーーー」と妨害音が入りますが、”BBC Learning English”では、特に汚いワードを使わない、かつ使用頻度の高い、英語が厳選されています。
ナレーションの発音が綺麗
綺麗なのは単語やフレーズ、内容だけじゃありません。発音もとても綺麗。
まさに、英語(特にイギリス英語)のお手本とでも言うべき、クリーンな英語が中心となっています。
英語上級者にとっては、訛りが少ない点は使えないかもしれませんが、初級者、中級者は、ちゃんと訛りのない英語を聞きとれるようになるのがまずは大事です。
原稿がアップロードされていて、誰でも自由に見れる
“BBC Learning English”では、ポッドキャストで放送された分の原稿が、なんとネット上で公開されています。
誰でも見れます。
登録も何もいりません。
だから、ポッドキャストを聴いていて聞きとれない部分があれば、原稿を見て何が分からなかったかを確認できます。英語教材としては理想的。
以前NHKのラジオ英会話の記事でも取り上げましたが、原稿があると、ディクテーションという勉強法をしやすいんです。
無料
ポッドキャストでは一切お金が取られません。
原稿等を見るためにBBCのウェブサイトを訪れても、もちろんお金は取られません。
すべてタダ、おーるふりー。
お金のかかる英語教材にも有用なものはあります。が、無料で賄えることは無料でやってしまいたいところ。
更新率高い
ポッドキャストは、いわばブログのようなもの。更新がなくなることも、ポッドキャストによってはザラにあります。
しかし、BBCが配信しているということもあり、更新がすぐに途切れる、全く更新が続かない、充実してない、という問題はありません。
過去に配信された分も聞けるので、コンテンツ量で不足することはないでしょう。
イギリス英語(IELTSにもおすすめ)
イギリス留学を目指す人など、日本で主流のアメリカ英語よりも、イギリス英語を学びたい!という需要もあります。
映画を通してイギリス英語を学んでもいいのですが、やはり映画もアメリカ英語のものが多い。ですが、BBCの提供するポッドキャストなら、イギリス英語を思う存分に楽しむことができます。
正直、英語があまりできない状態で「アメリカ英語ガー」とか、「イギリス英語ガー」と言うのは愚かと言えますが、普段から好みの発音に慣れ親しんでおくことは、悪いことではありません。
また、イギリス英語が中心のIELTSという英語試験でも、BBCのポッドキャストを用いてリスニングの練習をすれば、めちゃくちゃ役立つでしょう。
イギリス留学を考えるなら、おすすめってわけですね。
BBCのポッドキャストの中でもおすすめな放送3つ
BBCの配信しているものでも、世界中に様々あります。その中でも、僕のよく聞くおすすめ配信を3つ紹介しておきます。
The English We Speak
イギリス人が実際に使う、でも授業等ではあまり習わない、ちょっと変わった会話表現を紹介してくれます。
例えば”eat humble pie”という表現や、”swing a cat”など、面白いフレーズを各放送で一つずつ、紹介・解説しています。
実際に会話中でガンガン使われるので、頭にフレーズが残りやすいです。そして英語で英語フレーズを解説されているので、「英語で英語を理解する」練習になります。
6 Minutes English
6 Minutes Englishは、6分ほどの各配信で、一つのトピックについて、難しすぎないワードを用いて議論、会話、紹介しているポッドキャストです。
その時に話題のこと、社会問題について話し合う形が多いので、英語以上のことも学べますね。
6 Minutes Englishを完璧に聞きとれるようになることが、英語学習において一つの目標と言えるでしょう。聞きとれれば、留学生同士で言ってることは理解できます。ネイティブの話す英語は、もっとレベル高いですが。。
F1好きには”Chequered Flag Formula 1“もおすすめ
僕のブログの読者はF1好きの方もいると思うので、そんな方におすすめのポッドキャストがあります。
“Chequered Flag Formula 1″というポッドキャスト番組では、BBC Radio 5 liveから、F1の各レースのプレビュー、レースまとめ、テスト解説などが配信されています。
F1好きなら、F1に関する配信も英語に活かせます。
好きなスポーツや関心事では、そもそも内容に興味を持てるし、英語でも知ってる関連単語が多いはず。例えばF1好きなら、”hairpin”と聞けば何か分かりますよね? 知ってる単語が多かったり、好きなことに関してだと、ネイティブ向け番組であっても、案外ノリで理解できたりします。そして、好きなことだから集中も没頭もしやすい。
他にもラグビーやサッカー番組、世間一般向けのBBC Newsなど、ポッドキャストやそれ以外の媒体でも、BBCの提供しているコンテンツは山ほどあります。是非自分の好みのテーマで、探してみてください!
BBCのポッドキャストで英語の勉強に活かしたいなら最低限覚えておいてほしい勉強法
勉強法と言えばおこがましいですが、BBCのポッドキャストをせっかく聞いて、楽しんで、英語の勉強にも活かそうとするなら、最低限、実践してほしいことがあります。
書いてることを少しでも実践していくことで、より効果的に活きるはずです。
同じエピソードを何回も聞こう
ポッドキャストの良い点は、過去の放送でも最新のエピソードでも、振り返って何回でも聞けること。iPhone上に入れておけば、それこそ音楽と同じようにいつでもどこでも聞けます。iPhoneのバッテリーさえ切れなけりゃ。
このポッドキャストの利点を利用しましょう。
英語のリスニングができるようになるには、分かるか分からないかどうか…うわあああ…という難易度のものを、何回か集中して聞いて、「英語の音のパターン」を習得していくことが大事。
分からない部分があるにも関わらず、一回だけ聞いてハイオシマイ、では効果が薄い。
分からない音を聞き取ろうと(何度か)トライしていくことが大事だし、何度も聞くと内容もよく聞く使いまわしやすい文章やフレーズも覚えていくのです。
6回聞いても聞き取れない部分はスクリプトを確認
しかし、聞くだけじゃどうしても分からない音って出てきます。
単に単語を知らないのか?それとも知ってる単語なのに音が聞きとれないのか?原因は色々。
いずれにせよ、6回聞いても分からない部分があれば、ネット上に公開されているその放送分のスクリプト(原稿)を確認してみましょう。知らない単語であれば、覚えればいい。ポッドキャストで発音を確認しながら、新しいワードを頭の中に入れていく。
もし知ってる単語の塊だったのに聞きとれなければ…。心配になりますよね。でも英語学習中はよくあること。僕も最初はそればっかり。
それなら、「なんでこの単語の音つながんねん!」とでもつぶやきながら、書かれた文字と聞いた音を、丸ごとインプットしちゃいましょう。
スクリプトは心強い、あなたの味方です。
ちなみに6回という数字は、高校の時に英語ペラペラの先生が言ってました。「6回聞いても分からないものは、その後何回聞いても何言ってるか分からない」と。
ポッドキャストに合わせて自分でも言ってみよう
ポッドキャストに合わせて、自分でもセリフを真似してみるのも効果的。シャドーウィングと言う学習法です。
ナレーターだか特別ゲストだかが言ってることを、そっくりそのままマネしてみましょう。難しいです。聞くだけでも大変なのに、聞きつつ、自分でもマネして言ってみるとか、ラーメン二郎行った後に天下一品のこってりを3人前食えと言われるレベルでキツイです。
だから、まあ言えるところだけ言ってけば良い、という感じで頑張りましょう。
正直最初は、文章覚えて真似して言ってみる、ぐらいで良いと思いますよ。
学んだフレーズ・単語を使うチャンスを常に考える
インプットだけじゃ理解はできても、使えるようにはなりません。
だから、ポッドキャストを通して学んだことなんでも、実際に使ってみることを常に意識していきましょう。チャンスはそこら中に転がっています。
さっきポロっと出てきたフレーズ”eat humble pie”なんて、ごめんなさい、”Sorry”の代わりに使えたりします。
自分で使い方を考えてみて、使ってみて、初めて喋れたり、書けたりします。アウトプットできます。
わたぽんのまとめ的なにか
BBCのポッドキャストは英語の学習にかなり役立ちます。
英語初心者には向かないですが、ある程度できる初級者、中級者には最適。特にBBC Learning Englishのコンテンツが良いでしょう。
上級者でも、イギリス人向けに作られているBBCのその他のポッドキャスト(ラジオ)で、他の気になる情報・ニュースも手に入れられる。
僕はiPod上の全ての音楽を消して、BBCのポッドキャストだけを毎日聞いてた時期もありました。愛しのテイラー・スイフトも話題のEDMも消して、”This is the feature from BBC learning English.com…”と聞いてました。それはそれで、楽しんで聞いてたけど。
もし気になるなーと思われたら、ぜひ始めてみてください!
以上、わたぽんでした。ほなね!
わたぽんの簡単な自己紹介
わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら
ブログ「わたぽんWorld」について
僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!
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