イギリスで風邪をひいて思ったこと

イースター休暇まであと1週間というところでかかってしまいました、風邪。風邪で高校を休んだ覚えがないので、実に中学以来のことかなと思います。しかしここはイギリス。今までにひいた時とは感覚が違いました。

 

親がいないということ

一応寮なので完全な一人暮らしではないですが、いつも風邪をひくと心配してくれた親がいないことに気付きました。寝込んでるときはいいものの、風邪でも自分でごはんを用意しなければいけなかったり、薬を飲めとしつこく言ってくる「親の存在」がないのです。たとえ親ではなくても、体調が悪いときに周りに助けてくれる人がいるというのは、幸せなことなんだなと気付きました。

 

うどんと雑炊が恋しくなるということ

これは僕だけかもしれませんね。風邪をひくといつも食べてた雑炊やうどんなどの、消化のよくてほっこりする食べ物。イギリスでは普段食べないので、棚にはうどんがなく、運悪く醤油もきらしていて作れませんでした。日本食はやはり日本人の口にあっているもので、こういう体調の悪いときには最も適したものだと思っています。

他には体温計なんてあって当たり前だったのに、よく考えたらイギリスでは所持してませんでした。こういう小さいことに気付かされます。

 

てか医療機関のこと知らないということ

はい、ほとんど知りません。笑 僕はどこに病院があり、どれが保険でカバーされ、どれが高いとかさっぱり分かってません。というか海外保険に入ってなかった気がするし、イギリスの保険制度(NHS)にも未だ加入してなかった気がするので、だめだめです。万が一というときのため、保険制度と医療機関は頭に入れておきましょう。特に保険制度は海外では任意なので、注意しなければいけません。イギリスの保険制度は、おおざっぱには以下の通りです。

 

イギリスの国民保険制度”NHS”

税収などでまかなわれている保険。半年以上イギリスに滞在する方なら加入できます。基本的に医療費などは無料で、かなりの部分は医療費、診察費なしで治療を受けたり、救急車を呼んだりできるそうです。その分よく待ち時間の長さや質の悪さはジョークのネタになったりもしますが…。NHSではホームドクターと言って、かかりつけ医を決める必要があります。ちなみに薬の費用は有料です。

詳しくはこちらのサイトなどをどうぞ:

イギリスの医療について

 

早いが高い私立病院

NHSではカバーしきれない特殊な手術や病気の治療が必要な方、NHSの質の悪さに耐えられない等という人には、私立病院にいくという選択肢もあります。質もよく待ち時間も少ないのですが、非常に高額です。もしこういう病院に行こうと思うなら、日本で海外留学保険などに入っておかないと厳しいでしょう。僕はNHSでいいやーというか、大きな病気にならないように祈って海外保険には入ってませんが、一説によると9割の留学生は入っているそうです。まあこのあたりはそれぞれの家庭で決めればいいでしょう。とりあえず保険会社に問い合わせてみるというのもありですね。留学・ワーホリ保険ならAIU保険というのがありますが、これには僕も加入を考えました。

 

久しぶりにこんなにゆっくり休んで、寝て、ぼんやりしたので、なんだか不思議な一日でした。実は風邪っぽい症状になったのはイギリスに来てから半年で3回目で、これまでは寝たら治ってたのですが今回はそうにはいきませんでした。まあ風邪程度なら、日本からいつも使ってる薬を持ってきて飲む、薬局で自分で薬を買って飲むという程度でも十分ですね。

おそらく僕の場合は原因はF1を見るために夜3時まで起きてたり、朝5時に起きたりしつつ、ブレイクダンスの練習に行ったり、3月でもまだ少し寒い中隣町のウィンチェスターに観光に行ったりしてたからでしょう。異国の地でかかってから分かることもあります。体調管理には気を付けましょうね。

以上、わたぽんでした。ほなね!



わたぽんの簡単な自己紹介

わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら

ブログ「わたぽんWorld」について

僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!

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プロフィール

わたぽん(@wataponf1_uk)

高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでの1年インターンも獲得。現在は卒業し、日本でF1から離れ生活中。 詳しいプロフィールはこちら


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