アイスランド、小さな島国で感じる大きな地球
アイスランド。
目の当たりにした地球のパワー。
こんにちは、イギリスで大学生してるわたぽんです。
大学のイースターホリデー中に、アイスランドへ行ってきました。イギリスよりもさらに北。多くの人が知っていて、その内ほとんどの人が、自分が行くことになるとは思ってない国。僕もその一人でした。
上4枚の写真は順に、道端の雪原、セリャラントスフォス(滝)、間欠泉、そして大西洋。どれをとっても壮大。美しく、時にはブルブルと震えるほど恐ろしい。地球という存在を、体で感じられる島国でした。
美しい自然の数々
人生で初めて見た氷河湖、ヨークルスアゥルロゥン。
ただ氷が浮いているだけの大きな湖。そう思っていた僕は、当初「氷河湖へ行きたい!」と言う友達の話を、半分聞き流していました。これがどんなに愚かな先入観だったか。
色々あって、最終的に向かった先で見た初めての氷河湖は、言葉を失うほどの絶景。氷と水で、こんなにも綺麗なものが作れるのか。実際に訪れて見てみないと、何も分かってないです。本当に。
初めてと言えば、オーロラもそうでした。
元々あまり興味もなかったので、三脚も準備せず、写真はブレブレ…。でも重要なのはそこじゃなくて、オーロラの美しさをこの目で理解したってこと。今でもオーロラの詳細については、分からないことがたくさん。アイスランドでは、そんな神秘も比較的容易に感じることができます。
そしてあまり知られていないけど、柱状節理も実際に見ると素晴らしい。
規則的に並んだ、棒状の岩。六角形の断面積をした岩が、様々な長さをした鉛筆のように地球に突き刺さっていました。
マグマが冷えて固まる時にできるこの形状は、自然が生み出した美。薄気味悪さを感じるほど、整然と並んでいます。半分が柱状節理になっているぽっかり空いた海沿いの洞窟では、秘めたパワーをもらえそう。
もしくは”鉛筆の先”で突き刺されるのか。
時より見せる自然の恐ろしさ
一番恐ろしかったのは、やっぱり初めて見た間欠泉でしょうか。
想像してみてください。
「間欠泉なんて運良くないと見れへんよな~(笑)」なんてへらへらしながら歩いている時、地底から沸き起こるような音と共に、目の前に”こいつ”が現れる様子を。
実際に地底から、熱水が突如飛び出してくるんですから、恐ろしい。こいつを間欠泉だと認知するまでは、逃げ出そうかと思ったほど。
間欠泉の10km先には、地面の割れ目に突然姿を現す滝、グトルフォス(Gullfoss)。
すさまじい轟音と水量。平原の間を、川は当たり前のように流れていく。この巨大な滝に、水しぶきがかかるほど近くまで歩いていけます。美しいけれど、どこか怖さをも感じる滝。一方で、グトルフォス周辺はただのだだっ広い平原なので、どこかちっぽけにも見えました。
そしてアイスランドは、国土の11.1%が氷河に覆われている国でもあります。
これは氷河の一端にしかすぎません。
巨大な氷の塊が平地へとせり出している様子は、ちょっと怖い。雪崩や津波のような自然災害を、一時停止した光景にも見えます。
地球というでかい存在
短いながらもアイスランドで大自然を堪能した帰りのこと。ちょうど空港で、熊本で震度7の地震があり、被害が結構出てるというニュースを見ました。
ムズムズしました。
大陸プレートが生み出される国でもあるアイスランドでは、自然の素晴らしさをこれでもかというほど体感できました。美しく、芸術的でもある風景は、言語の域を超えています。
それと時を同じくして、プレートが沈み込んでいく場所に位置する日本では、自然の猛威とも言える地震によって、人々が苦しんでいました。僕がこうしてブログを書いている間にも新たに、エクアドルでも大震災が。
「ああ、自然の美しさと怖さは表裏一体なんだな。」
言葉にすると、僕のムズムズはそういうことかな。当たり前のことですけど。日本は確かに地震と火山が多い国ですが、その分地震や火山がほぼないイギリスなんかにはない良き自然があります。プラスとマイナス。光と闇。闇の後は、光が来る。
地球の持ってるパワーって、物凄いものなんですよね。人と比べると…なんて書こうとしたけど、人と比べることなんて申し訳ないぐらい。次元が違う。結局、僕達は立ち向かえない。受け入れるしかない。地球さん、よろしくお願いします。
多分、僕の語彙力と文章技術じゃ、何も伝わらないですね。とりあえずアイスランドは、面白い所です。
わたぽんのまとめ的なにか
アイスランドでは、想像できないほどの大自然を感じられます。多分、何かしら哲学だったり、環境的なことに思考がいくと思います。
人生で一度は行っておきたい場所とは、こういう所ですかね。おっさんになってから行くと、年寄りのぼやきで終わってしまいます。若いうちに行こう。パリやハワイに行けるなら、アイスランドだって行けるでしょう。
ではでは、次記事以降では、もっと細かく見どころやおすすめの紹介をしていきます。お楽しみに!
p.s. アイスランドの自然は、表現力を試します。ブログの場合、文章力。これがないと、この記事みたいにへにょへにょになるし、あれば物凄いものができるのでしょう。是非、チャレンジを。
以上、わたぽんでした。ほなね!
わたぽんの簡単な自己紹介
わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら
ブログ「わたぽんWorld」について
僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!
Comment
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アイスランドいいですね!僕もいつか行きたいです。
ところで、記事の内容とは離れてしまうのですがこの場を借りて質問したいことがあります。
実は僕も今年高校を卒業して9月からイギリスの大学に留学するのですが英語がやっぱり不安です。
普通の会話は問題ないのですがネイティブ(特に訛りが強い方)が早口で話しだしたり難しい話題について話しているとなかなか聞き取れません。
わたぽんさんの過去の記事で留学後に似たような事で苦労されているのを見ましたがやはりリスニングはある程度現地での慣れも必要なのでしょうか、また、わたぽんさんはどのくらいの期間で聞き取りに慣れてきましたか?
もちろん個人差もあり一概には言えないとは思いますが気になったので質問させていただきました。
こんにちは。いいところですよ!
個人的に思うのは、リスニング自体の慣れ等だけじゃなく、英語でのコミュニケーションの感覚なんかも、大切だなと思います。僕は全然聞き取れないですよ(笑)今でも突然の質問なんかは、一回で聞きとるのは苦手です。一回言われて、「あれ、なんて言った?」と返し、二回目で聞きとるというのが多いです。