なぜ飽き性の僕でも、夢を追い続け頑張ることができるのか?
こんにちは、イギリスで大学生してるわたぽんです。
僕はブログやTwitter等を見てる方ならご存知の通り、F1マシンを設計するエンジニアを目指して、イギリスの大学にやってきました。そんな僕に、以前友達からこんな質問がきました。
「特に深い意味もなく、ふと疑問に思ったんやけど、イギリス来てからやっぱF1めんどくせーってなったことある?それとも情熱は燃えるばかり?」
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僕がF1の世界に憧れたのは、この記事を書いている時からほぼ4年前。高校生だった僕はそこから、F1の本場であるイギリスの大学を目指し、合格し、英語で講義も受け、今は大学のライブラリーで実験のための予習に飽きたのでブログを書いている次第です。
その4年間、僕がわき目もふらずF1を追いかけ、一切飽きず、諦めず、めんどくささも感じずにやってきたかというと、少し違います。
僕はその時はこう答えました。
「めんどくせーとはならんけど、興味が薄れてた時期はあったで。でも学生フォーミュラ本格的に始めて、今かなり燃えてる」
はい、興味薄れてた時期ありました。
しかし細かい一つ一つの場面を取り出すと”F1を目指す”という道からそれてた時期はあったものの、大きくとらえると、そこには4年間分の、僕が歩いてきた道がありました。そういう意味では、ずっとF1を目指してきて、今の自分があります。
この先を見てみると、イギリスの大学学部で3年、マスターで1年、そこからF1チームに入って、成果を上げて、そこからやっと僕が目指してる世界が広がってきます。ちょっと長いですね。
僕はなぜ長い間、今まで頑張ってこれて、これからも同じ道を進んで頑張ろうと思えるのか、自分でも不思議です。飽き性なので。だから自分で分析してみました。
「夢を諦めずに努力し続けるには?」という問いへの、一つの参考になればと思います。さて、ここから本題。笑
F1の奥深さを知ったから
人が何かに飽きるとき、一つの原因として「マンネリ化」があります。飽きやすい人は、始めは面白いと思っても、ハマっていく内に同じことの繰り返しが増えてきて、しょーもなく感じています。僕ももれなく、その一人。
その点、F1の奥深さを早い時期に見つけられたのは、僕にとって幸運でした。
F1はただマシンを駆って、他の誰よりも最も速くゴールすればいいという、とても単純なスポーツです。
その速さを得るためには、良いドライバーが必要だったり、速いマシン等が必要です。そしてそれを得るためには、例えばお金が必要だったり、良い設備が必要だったり、良い設計者が必要だったりします…と見ていくと、F1の世界というのは、まるで一つの国を動かすような、とても複雑で奥の深いものだと分かります。
ただこれは、F1が複雑だからというよりは、僕がF1の奥深さを知り、たまたまそこに興味や探求心を持ったからと言えます。そしてF1だけじゃなく、何事にも奥深さは必ずあります。僕らがただ知らないだけで。
その奥深さを知り、そこに興味を持ったとき、継続に繋がっていくのかなと思います。
ゴールとそのために必要なことを先に描けたから
夢を叶えるために、明確なゴールは必須です。と誰かが言ってました。
僕は「F1のエンジニア」というほどよい”論文のテーマ”みたいなものを大きく先に掲げれたので、最終目標やその過程で必要なことも、そこからほぼ明確に描き出すことができました。例えば、F1のエンジニアになりたい→マシン全体を設計・デザインできる立場になりたい→トップクラスのエンジニアにならなければいけない→空力の理解、英語での問題ないコミュニケーション、etc…」という感じで。
ゴールを一番最初にハッキリさせておくことで、自分が何をすればいいか、何を必要とされてるか、どれくらいの期間を費やせるか、どれくらいやればいいか、等がまるで目の前に見えるかのように描かれていきます。半自動的なことです。
夢があるなら、大きなキーワードと共に、まるで村上春樹の小説のような「まるで自分が本当に体感しているかのような夢の世界」を描き出しましょう。曖昧なゴールは、曖昧な過程と努力しか生み出しません。
ちなみに僕は、「クロスゲーム」という漫画の最初のシーンが好きです。僕も「俺が設計を統括したマシンを、笹原右京選手(日本人の若手有力ドライバー)が運転、マシンはホンダ、そして舞台は秋晴れの下、超満員の鈴鹿サーキット…」みたいなのを思い浮かべたりしてました。(分かるかな)
初めから長い道のりなのを理解してたから
F1のエンジニアを目指そかな~と思い出した時から、時間と努力とお金が結構必要で、多くの壁が立ちはだかってるな、というのは分かってました。今思えば、それが良かったのだと思います。
始めから道の険しさを知った上で歩みだせば、ちょっとやそっとのことでは動じません。一方、どれほど長く、険しい道のりかをきちんと把握せずに出発すれば、途中で「まだなん?」と嫌気がさしてきます。
30分間走り続けろと言われたのに、20分のところで「もういいぞ」と言われると楽に感じますが、15分間走の予定が20分まで延ばされたら「うへー疲れたべ…」となるのと同じです。同じ20分なのに。
ちょっとひねって言えば、最も厳しい状況を想定した上で、「それでもまだその夢を叶えたいか?ん?」と自分に尋ね、きちんとうなずいてからスタートするぐらいがいいのかもしれませんね。細かいところは人それぞれの好みですが。(最近は動き出してから考えろというのが、そこかしこで言われてますし、他のやり方が合う人もいます。)
実際に行動して、進歩する自分を感じられたから
いまだに諦めずにいられる理由の一つに、僕は実際に行動して、結果を出した…とまでは言えなくても、前進しているという事実があります。
高校生のときにまずは徹底的に調べた後、成績がとりあえず大事だからと勉強して上げたり、英語が大事だからと英語の上達に力を入れたり、そしてイギリスの大学に実際に行ったり…。僕は実際に行動し、前に進めるよう頑張りました。
そこに結果がついてこれば、手応えがつかめてこれば、もっと頑張ろう!というモチベーションに繋がります。結果を出せた点については、周りのサポートも大きかったですね。
実際に行動すること、そして小さいことでも結果・手応えを得ることはとても大事です。夢見ながらも何もしなかったり、中途半端にダラダラしていたのでは、モチベーションの維持が難しいかなと思います。
僕のおすすめは、あまり遠くない未来のことに、一度本気になってみることです。例えば学校のテストで平均90点以上目指すだとか。なるべく具体的な数字で、目指すものに少しでも関係ある事柄ならなおさらよし。
そういう小さな行動、小さな成功の繰り返しで、人は成長するものじゃないでしょうか。成功したら、自分にご褒美も忘れずに!(コレ重要)
僕のご褒美、ケバブ。
同じ仲間・ライバルがいるから、いないから
何かを頑張るときに、周りの人があーだこーだという人がいます。
例えば、筋トレをする時は、一緒に筋トレする仲間を作るといいよ。的な。これは正しくもあり、間違った見方でもあると思います。
一緒に頑張る仲間がいれば、それはそれはとても良いモチベーションに繋がります。特に実力差が拮抗していたり、相手が手が届きそうだけど上だというときは、より頑張ろうと思えます。
一方、一緒に頑張る人がいないとき、ライバルがいない場合は頑張れなくなるの?と聞かれれば、それは違います。
今の自分の周りにいないだけで、同じ目標、似た目標を持つライバルは必ず世界中のどこかにいます。その相手をイメージすることが、一人で頑張るときはとても重要です。
また、一緒に頑張る人がいなくても、
「自分は周りと違う方向に進んでるんや、(自分にとって)もっと面白い方向に進んでるんや」
とニヤリ( ̄▽ ̄)とできるかどうかも、大切ですね。僕は人と違うことが好きだったので、周りにF1好きがいなくても、一人で悦に入ってました。
他のことにも手を出していたから
冒頭で、僕が興味を失ってる時期もあったと書きましたが、よく考えると、ほとんどの時期で色々手を突っ込んでいました。
僕はF1を目指しているようで、高校でのとあるイベントの実行委員長みたいなのを務めたり、数学の研究(F1や専攻とは特に関係があるわけでもない)を本気でやったり、ブログをやったり、バックパック背負ってどこかの国へ行ったり、自転車にハマったり、料理にハマったりしてました。
とても個人的なことなんですが、色々なことに手を出しているおかげで、ある意味自然にリフレッシュしていたんじゃないかなと、今となっては思います。
飽き性にとって、同じことをずっと続けることは至難の業です。だからこそ、色々なことに手を出しながら、気が向いた時、モチベーションが高いときに前進すればいいんじゃないかなーと思います。もちろん、時よりやる気がでなくても、必死に前に進まなきゃいけないときもありますが。
本当に自分が目指したいものがあるなら、それに対するモチベーションが高い時間は多いはずです。また、色々なことに手をだしていても、いずれ自分の本当にやりたいことに収束していく気がします。僕もF1への興味が薄れていたときは、ブログ書いて海外バックパックして、ケバブ食べてという全く関係ない生活をしてましたが、時間が経つにつれ、やっぱF1に戻りたいなとなっていきました。結構危ない綱渡りかも。
でも、興味があることには手を出しまくって全然大丈夫だと思います。いずれ本当にやりたいことに収束していきますから。
正直、F1やめるなんて今更言えないから
良いのか悪いのか分かりませんが、今更諦めた!なんて言えない状況を、僕は自然に作ってしまってました。
高い金払ってF1のためにイギリスの大学に来て、ブログやツイッターではF1のエンジニアになりたいと散々ほざいてきて、周りの人たちにも助けられて…。さすがに他のこと目指したくなっても言いづらいです。笑
一人でこっそり頑張ることが苦手な人にとっては、この諦めたと言いづらい環境を作ることは大切かもしれません。そしてこの言いづらさは、前に進めば進むほど増します。笑
なるべく諦めたと伝えにくい人達に、頑張ります!と伝えるのは、諦めないために良いことなのかもしれません。
外的要因:世間的にも悪くない道筋に見えるから
僕がF1のエンジニアを目指すに当たって、最も助かったことは確実にこれです。「正直、一般的に見ても悪くない。」
F1のエンジニアになるには、頭の良さ、工学等の知識、新卒でチームに加わるなら英語力等、高度な知識・実力が求められます。そのためもあり、イギリスの大学に来ました。
そして日本ではちょうど、「グローバル化」や「ゆとり」という言葉が流行っていました。僕の場合、「宇宙」というキーワードもこっそり入ってきます。
日本ではなくイギリスの大学に行き、航空工学・宇宙工学系の専門的なことを学び、英語もできるようになる。しかも進学先は世界大学ランキングでも100位以内に入ることもある実力校。隣の家のおばさんも、いくらか感心できるでしょう。(自意識過剰なんじゃなくて、客観的に見た事実ですよ…汗)
周りから見て悪くないと思い、ひどいバッシングに合わないことは、精神的にかなり落ち着けます。親の説得も、比較的楽です。外的要因は自分の考え方次第でわりとどうにでもなりますが、自分の進む道と時代の流れがマッチすれば、案外手助け・応援してくれる人も多くなって良いですよ。
否定的要因:夢のなかった過去の自分に戻るのが嫌だから
様々な要因の内、否定的な感情が入ることもあります。僕の場合、将来何するかなんて何も分からず、何が好きなのかもよく分からない時期に戻るのが嫌で、それなら実験レポートを書いてその直後にイギリス人の前で絶望的なプレゼンを披露する方が全然マシだとさえ思います。
そして否定的な要因は、夢を諦めないための最後の砦にもなりえます。
ポジティブなモチベーションよりも、ネガティブなことからくるモチベーションの方が強いことも多々あります。この否定的な見方にあえて正面から向き合い、頭の中に深く刻み込み、忘れないようにすることはとても大切なことではないでしょうか。
なんとかいけると本気で信じてるから
僕はナルシストではないと信じてますが、自分ならF1のエンジニアになって、活躍することぐらい、なんとかできるやろうと本気で信じています。どんなに大きな困難があっても、なんとかなるだろうと信じています。まるで何かの宗教にとりつかれたように。
これは後で知ったのですが、自己啓発系の書籍では「根拠のない自信」と呼び、重要な要素として紹介されています。
僕はなぜだか、この「根拠のない自信」がかなりあります。
自分ならできるやろう、難しくてもなんとかなるやろうと信じているからこそ、冷静に構えて、前に進んでいけます。今でも頑張れます。
というのも、今まで何回も「終わった…」と思ってきたにも関わらず、いつも誰かに助けられたり、たまたま運よく、最終的には希望通りに進めたりしてきました。今では逆に、希望通りにいかなかったことは、自分にとってどうでもよかったことなんだろうと思うほどです。
このことに関して、僕はいつも思い出す瞬間があります。
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部活でソフトテニスをしていたとき、夏の合宿での練習試合などで結果を残せず、秋の大会でレギュラー落ちしてしまったことがありました。ペアで戦うのですが、先輩の代を見ても、ペアが変わることはそうあるものではありません。途中入部の人にも負け、文字通り「終わった…」と思いました。
しかし大会の数日前、学校の廊下を走っていたら顧問の先生に呼び止められ、「後で俺のとこちょっと来い」と言われました。
てっきり廊下を走っていたから怒られると思って教員室へ行って、今回はどんな言い訳でいくか、それとも素直に謝って早く脱出すべきかを考えていました。
しかし言われたのは意外な一言。
「今度の大会、川本をレギュラーで行こうと思ってる。」
意外すぎて、本当にしばらく言葉を失いました。僕の知る限り、前例のないことだったので。レギュラー入りしていたペアの内の一人と変わり、大会に出るというものでした。
そしてその大会(予選)で、僕のペアは全勝、学校としても団体予選を1位通過でぬけれました。
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これはある意味、絶望だったはずが周りの人の鶴の一声で助かり、前に進めた例です。そしてこの僕の記憶で最も重要なポイント:頑張っていたら、それを見ている誰かが必ずいる、ということを一生忘れないようにしています。同時に、運や鶴の一声、根拠のない自信も、頑張っていると自然についてくるものだと。
いくら根拠のない自信があっても、何もしなけりゃ何もないですからね。笑
そして…F1が面白いし、かっこいいし、好きだから
最後に、最も大切で、絶対忘れてはいけないこと:自分がなぜその物事を好きになったのか?なぜ夢見るようになったのか?
僕は単純に、F1が好きだし、かっこいいし、今でもレースを見ていて興奮します。だから、こうやってイギリスに来てまで、F1の世界を追っています。そこに不純なものはありません。
純粋な気持ちを忘れるのは、とても危ないことだと思います。
自分の動機に不純なものがどんどん混じっていくと、だんだんと面白くなくなっていき、最後には飽きてしまいます。そして意外にも、不純なものが混じっているなというのは分かるもので、自分で取り除くのが簡単ではないものでもあります。取り除けないで終わってしまう場合もあるし、ふとしたきっかけでスッキリすることもあります。
たまたま手に取った本、たまたま通りがかった道、たまたま聴いた曲、何が解決してくれるかは、運だよねと思っています。
言葉にするのが難しいことですが、自分がなぜその物事を好きになり、夢見るようになったのかを振り返ってみて、言葉にできないあの感動を思い出せれば、それはとても幸せなことですよね。
わたぽんのまとめ的なにか
考えだしたら、色々な要因が浮かび上がりました。きっと、すべてのことが複雑に絡み合いながらも、まだ繋がっているから頑張っていられるのだなと思います。
何かを夢見て必死に頑張れるというは、最高にハッピーなことで、誰もがすぐにできることではありません。自分はラッキーだから、こうやって夢を見つけて頑張れているんだ…純粋に、気楽に、感謝しながら、自分を信じて目の前の壁に立ち向かっていきましょう。僕も頑張ります!
以上、わたぽんでした。ほなね!
わたぽんの簡単な自己紹介
わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら
ブログ「わたぽんWorld」について
僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!
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こんばんは、大阪からコメントします。(^^)最近人生が変わるようなことがあり、英語の勉強が必要になり、検索するとこちらに当たり、ツイッターのフォローもさせていただいてます。
わたぽんさんは私より年下なのに本当に尊敬します。自分の人生に積極的で、孤独な所に身を置いてレッスン受けたり、生活したり夢を追いかける姿は孤独ではなく、孤高やなぁと思います☆
私も夢があります。それは飛行機で働くこと。でも諦めてました。自分のダメさ加減と向き合えなかったし、ある出来事で親友を失ってしまったことが強く後悔して、本当に諦めてました。
縁はやってくるもんだなぁ…夢は叶うんだなぁと思います。まだ少し先ですが、海外で働くことにほぼ決まりました。
ずっと諦めたつもりでも諦められない私がいたお陰やなぁと思います。何かしら夢に関するニュースが偶然私の元に届いたり、上を向くと飛行機飛んでいたり、頭から常に離れなかったです。本当に夢は叶います。
わたぽんさんもF-1のマシンの関係者になり、情熱大陸出てる所をイメージしますね!笑
引き続き楽しい人生をお過ごしくださいませ(^^)
ブログを読んでいただき、ありがとうございます。
MISAKIさんの言葉使い・文章、素敵ですね^^
僕も縁や運というものは、本当にあるし、大切なタイミングでいつも助けられたと信じています。MISAKIさんも縁がやってきたのは、ある意味必然なのかもしれないですね。夢が頭から離れなかったんですから!
今日ちょうど先がぼやっとしてた時にコメントをいただいたので、なんだかとても励まされました。
ありがとうございます。
お互い夢を描いて突き進みましょう!
こんにちは。ブログ楽しく読ませていただいてます。(^^)
東京に住む高校3年の者で、今年の夏から1年間のカナダ留学を予定しています。また、帰国後は日本の大学に進学するつもりではいますが、海外大も視野に入れてるところです。
けれど、海外大はどうしても経済的負担がかなり大きくて、悩んでいます。
わたぽんさんはイギリス留学するのに年間いくらくらいかかったのでしょうか…?また、奨学金などの申請もしてましたか?もし良かったら教えていただきたいです。♀️
Yuminさん、はじめまして。こんにちは^^
イギリスの大学ももれなく高いです。僕の場合は£18000~19000ぐらいかかってます。日本円では為替によって大きく変わります。一年目は1ポンド=190円とかだったのが、二年目は140円とかだったので…。笑
奨学金は大学から1000ポンドもらったことがあります。また、インターンの給料で休学中の学費は賄ってます。が、合計では学部までの学費だけで、£18000×4(年)ぐらいかかってることになりますね…。恐ろしい計算でした。。
素直に凄いです。他の記事も読ませてもらいました。尊敬します。俺も今アメリカの大学で航空力学を学んでます。F1ももちろん好きなんですが飛行機設計がしたくてここに来ました。アメリカではまあまあの大学です。
しかしここ最近その自分の目標がブレにブレています。勉強は付いていけない。好きなはずのDesign Build Fly(Formula SAEのラジコン飛行機版)もやる気が出ない。そもそも行動出来ない。自分でもかなり危険な状態だと自覚してるんですが危機感が持てない。甘えてるだけかもしれないんですけど。
つまり自分の掲げた目標へ「頑張り続けること」が出来なくなりました。自分には頑張り始め、続ける能力が決定的に欠けているのだと思います。わたぽんさんのように行動することも、自分を信じることも、純粋な気持ちを持ち続けることも出来ていません。全てにおいて自分が間違っているように感じます。「飛行機がカッコいい、自分も作ってみたい」という自分の根本にある(今までの)原動力でさえ間違っていたと思うようになりました。現在俺はやらなければいけないこと、目標などから逃げ続けて、かなりヤバい状況にいます。
わたぽんさんは、“万が一”このような状態に陥った場合、どう対処しますか?メンタルの弱い人間が逃げずに頑張る方法はあるんでしょうか?
もし、俺の飛行機への愛情が本当に間違っていて、別の本当にやりたいことが見つかれば、それがいくら世間的に低俗でギャンブルのような夢だとしても、そのやりたいことを追うべきでしょうか?果たしてそのやりたいことは俺にとって本当にやりたいことなんでしょうか?気の迷いじゃないと言い切れるでしょうか?そしてもしそのやりたいことが本物だとして、今まで逃げ続けている俺が、頑張って夢を追うことなど出来るんでしょうか?俺は間違っていない、俺はやれる、という「根拠のない自信」を、頑張れない俺はどうしても持つことが出来ません。
「~するにはどうすればいいか?」という形式はあまりいい質問ではありませんが、わたぽんさんのメンタリティを参考に出来ればと思ってます。
ybraidersさん
はじめまして、コメントありがとうございます!
ブログに書こう書こうとは思っているのですが、実は相当やる気がなく、鬱のようになり、何もかも手がつかなかったり、極端に効率が悪くなった時がありました。
その当時、僕はなぜわざわざこんなに辛い道を自分から選んでいるのか見いだせなかったし、楽にそれなりにやってける生き方は他にもあるんじゃ?とばかり考えていました。でもその時は、逃げないという選択をしました。色々あるのですが、一番大きな理由は多分、僕がまだF1を好きだと思えたからだったと思います。
それからはもっと、楽しむように意識しました。
F1と出会った頃の感動を胸に、ワクワク感を大事に。それに区切りも悪かったですし、とりあえず夏休みが来るまで続けてみようと。そうやって毎日自分を言い聞かせながら過ごしていました。たまに表世界に出ては、すぐ引っ込んでお酒を飲んでた日々です。前進は意識しつつも、あくまで自分の状態を第一に。そうして過ごしているといつの間にか夏が来て明るくなって、Formula Studentのチームでの昇格が決まったり、インターンが決まったりもし、いつしか強制感はなくなってしまいました。
全てが全て、逃げなきゃいいとは思いませんが、何か心にひっかかるものがある間は、逃げるというのは良い選択肢じゃないと思います。
例えば、最初はやりたい!から始めたことが、いつの間にか強制されている様に感じ、嫌になっているだけかもしれません。僕はよく自分に正直になって、静かなところで自分と対話してみました。
最後に、人は追い込まれると、楽でギャンブル性の高いものに陥りやすくなるようだ…ということも付け加えておきますね。果たしてそれが間違ったことかどうか、今の僕には深く分かりませんが…。
このコメントが、少しでも手助けになっていることを祈ります。