F1を目指しイギリスの大学で勉強する日本人
こんにちは、イギリスで大学生してるわたぽんです。
今日はたまたま同じくF1のエンジニアを目指してイギリスに来てる人達と会い、話したので、その時感じたことを書きます。
ビザの壁と増す情熱
イギリス留学の目的は、行く人それぞれ。中には、「F1のエンジニア」に憧れ、イギリスの大学へ進学することにした人もいます。
僕だけじゃありません。
本気を出して探せば、わりかし見つかるもんです。イギリスのいくつかの大学にいる、レースへの夢・情熱を持った日本人学生達。F1のためだけに、海を渡った若者達。過去にもそこそこいたでしょう。
その内いくらの人が、F1チームへ就職でき、活躍できているのか?
その内いくらの人が、夢を叶えられたのか?
簡単な世界ではありません。
イギリス人でない僕達は、ビザという高い壁があります。こんなcheesyな平べったい食べ物と間違えそうな名前の奴に、僕達は苦しむのです。
例えば、イギリス人と日本人が最終候補に残ったとする。
選ばれるのは一人。
二人とも実力に大差なし。
イギリスに本拠地を置くほとんどのF1チームは、そこで日本人を取ることはありません。ビザがややこしいからです。EU外からのエンジニア候補を取る場合は、他に比べ格段に優れ、違い、圧倒していなければなりません。つまりチーム側からすれば、他とは代替がきかない優秀な人材でないといけない。
簡単なことではありません。
今まで何人もの人が挑戦してきたはずなのに、実際にF1チームで今働いている日本人は、数少ない。狭く、時には暗く、孤独な、ホープレスな道のりです。
それでも、僕達は夢を持って語ります。
たった0.1%でも可能性があれば、そこに希望を見出すのです。
今まで達成した人が少なくとも、自分ならできると信じて進む。
言い訳なんて、通用しない世界。
そして何より、楽しんでいます。少なくとも僕は。この状況が、過去に例を見ないほど楽しい。他の人も頑張っている。楽しんでいる。僕だって、負けてられない。
他人を見てるだけじゃ、本質的な成長はできません。
過去の自分と比べ、どれだけ優秀か、成長したか、強くなったか。
僕は今、F1チームに求められるような人か?でないなら、何が足りないか?イギリスという場所は間違っていません。何かうまくいかないならば、それは自分の実力と運の問題。
将来、僕達の内どれくらいがイギリスに残り、夢を叶えられるのだろう。
…いや、考えても無駄。
やらなければできない、やればできる”かも”しれない。そんなけ。
そしてやれることは、無限にあります。風穴、開けてみたいね。
以上、わたぽんでした。ほなね!
わたぽんの簡単な自己紹介
わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら
ブログ「わたぽんWorld」について
僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!
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