【デザイナーらしい一冊】奥山清行さん「人生を決めた15分 創造の1/10000」は一読すべし
フェラーリはほとんどの人が知ってる、世界的なスーパーカーブランド。2002年、そのフェラーリから発売されたプレミアムカーがあります。
“Enzo Ferrari”
世界でたった399台しか生産されなかった。この車をデザインしたのが、今回紹介する本の著者である、奥山清行さんです。
この本はデザイナーである奥山さんらしく、文章と共にスケッチや写真が散りばめられています。すべて奥山さんが今までに描いてきた、製品などのスケッチ。これを見るだけでも、心躍るものがあります。フェラーリのような車のスケッチから、テーマパークやイスのスケッチまであります。
しかしこの本について語るのに、スケッチはあくまで補助的役割でしかありません。見開き1ページごとに現れるメッセージ。これがまっすぐ、心に突き刺さる。お気に入りのメッセージを2つ紹介。
常識は切り捨てろ。良識をもて
この本の中で最も好きな言葉がこれ。常識に捕らわれているとつまらない。良識、つまり自分にとって正しい考えを持て、ということ。
「負けるはずがない」と心に刻め
好きな事、将来やりたい事が見つかったとき、僕らは死ぬほど努力すべき。そして心の底から「負けたくない」と思うべき。つまり、他の人に「負けるはずがない」と思えるほど、努力しろというメッセージです。
この本には、「行動力」「決断力」「討論力」「リーダーシップ」「コミュニケーション力」について、これでもかというほどストレートなメッセージが書かれています。それはすべて、今の日本人に足りないと言われていることでもあります。決して奥山さんの真似をしろ、というわけではありませんが、彼の生き方は見習うべきポイントがたくさんあるでしょう。特に何かを変えたいと思う人、世界を舞台に活躍したいと思う人には、参考にすべきポイントが山ほどあります。
奥山さんのおもしろい点は、「努力すべき」「必死でやれ」というメッセージと共に、「30歳くらいまではやりたいこと探しに費やしてもいい」「ミスを許せる社会にしたい」と、許容してる部分も多いということです。これはつまり、どうでもいいことに時間を割くな、ということを言ってるのではないでしょうか。あくまで自分のやりたいこと、夢に向かって努力しよう、と。
まとめ
「人生を決めた15分 創造の1/10000」を読んで、僕の中で複雑に絡み合っていた思惑が、まっすぐ、一方向を向くようになりました。誰かにアドバイスするときなども、よりストレートに、簡潔に言えるようになりました。この本でのストレートなメッセージが、シンプルな考え方につながってきています。本来は
この本は若い人、特に学生のうちに読んでほしい。自分の中で変化が起こるはずです。悩んでるとき、特に夢を追っているとき、この本が役にたつでしょう。
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以上、わたぽんでした。ほなね!
わたぽんの簡単な自己紹介
わたぽん(@wataponf1_uk)
高校生の時に「F1マシンをデザインしたい!」という夢を抱き、F1の中心地:イギリスへ。サウサンプトン大学で宇宙航空工学を専攻中。未熟で失敗ばかりするも、その度に這い上がってきた。そして渡英4年目には、念願であったF1チームでのインターンも獲得。自分と未来を信じて、夢は叶えられると証明したい。詳しいプロフィールはこちら
ブログ「わたぽんWorld」について
僕、わたぽんの「F1のエンジニアになる」という夢を叶える道を綴るブログ。2014年に運営開始。夢に近づけば近づくほど、更新頻度が減っていきます。
テーマは夢とイギリス留学。僕の生き方が励みになると言っていただくことが増えてきて、とても嬉しいです!
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